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浅縹ろゐかさん

本格的に創作活動を始めて、2年目になります。

出没地
趣味 小説を書いたり、朗読したり、ハンドメイドしたり、何かを作ることが趣味です。
職業
性別 女性
将来の夢 ゆっくりペースでも良いから、何かを作れる人になりたいです。
座右の銘

投稿済みの記事一覧

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迷い道は、狐の道。

17/11/14 コメント:0件  浅縹ろゐか 閲覧数:193

 「オヤァ、もしかしてお嬢さん道に迷ってる?」
 夕暮れの駅前。慌しく通り過ぎる人達は、家路を急いでいる。そんななか、駅前の寂れたロータリーで私は一人荷物を抱えて噴水の淵に腰掛けていた。ぼうっと人波を眺めていた私は、道に迷っているようには見えないと思うのだが……。声を掛けてきた男は、胡散臭く笑って隣へと座った。新手のナンパだろうか。面倒臭い。男の言葉を無視して、再び視線を人波へと戻す。冬の夕・・・

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車窓にて思うこと

17/10/18 コメント:0件  浅縹ろゐか 閲覧数:209

 昔、人間は車という乗り物で恋人とデートをするという風習があったらしい。

 「先生! そろそろ昼休みにした方が良いですよ!」
 元気な声が聞こえて、僕は現実世界へと意識を移行させる。小さい刷毛で丁寧に手元の物質を掃いていたところだった。この『鉄屑の墓場』と言われる遺跡群の、全容を明らかにしようとしている。これが僕の仕事だ。
「ああ、分かったよ。もう12時近いのかい?」

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痣を持つ子供達

17/10/07 コメント:0件  浅縹ろゐか 閲覧数:295

 或る日、世界中で痣を持った赤ん坊が生まれるようになった。原因は、不明。痣の位置は様々であるが、命に別状は無い。母体も赤ん坊も健康そのものである。ただ、生まれつきの痣があるということ以外は。痣を持った赤ん坊が生まれたのはたった1年だけで、その後は生まれることが無かった。

 「如何です? 進捗の程は」
 そう訊ねてきたのは、上司であるタニウラ女史である。女性と男性が平等に働く様に・・・

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飛行機雲

17/08/08 コメント:1件  浅縹ろゐか 閲覧数:426

 真っ直ぐに引かれた横線は、飛行機雲のようだった。

 *    *    *

 日直の仕事である学級日誌を書き終えて、ふと黒板を見ると誰がやったのか明らかな悪戯書きが残っていた。この教室には私と彼しかいないからだ。
「黒板、消しておいてよね」
「なあ、一寸見てろよ」
 私の言う事は聞こえていなかったのか、彼は黒板に白く横線を走らせる。これが一体何を意味・・・

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