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いちこさん

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投稿済みの記事一覧

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デート 起承転結

17/11/06 コメント:0件 いちこ 閲覧数:110


「ねえ、あれってデートだったのかな?」
訊きたくて、口には出せない言葉。
私はあなたにとって、お友だち?
それとも少しは異性として意識してくれているの?
恐ろしいことに、お友だちですらない、ただの知り合いと思われているかもしれない。
だからいつまでも訊けずに、うじうじと悩んでは気を惹こうと空回りして、きっとうんざりさせている。

『おはよう』

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夢か現実か

17/10/23 コメント:0件 いちこ 閲覧数:113

もう時効かなと思うので、僕が犯罪に手を貸してしまった時の話をしようと思う。
言っておくが、僕は善良な市民であり、犯罪行為に関わったのはこの時だけだ。
だから野蛮な不良の犯罪自慢だと思わず、どうか、ほんの思い出話として聞いてほしい。

当時の僕は大学生で、アルバイトに精を出していた。
どうしても留学したくて、費用を貯めなければならなかったのだ。
だから深夜の割り増・・・

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事件をください

17/10/09 コメント:0件 いちこ 閲覧数:117

とある週明け、困ったことが発覚した。
「事件がない」。
俺たち週刊誌編集部員にとって、これは大事件であった。
事件や事故について、新聞やニュースでは流さないような情報を集めているのだが、その事件や事故が起きていないのだからネタがないのだ。

編集長を含む俺たち五人は、ひとまずミーティングをすることにした。
「記事ができそうにないってことだが、本当にそうなのか?」・・・

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愛するあなたとずっと一緒に

17/09/25 コメント:0件 いちこ 閲覧数:125

 ああ、かっこいい。どうしてあんなに魅力的なのかしら。目の保養ね。
 あ、今目があった気がする。
 いけないわ、彼に気付かれちゃダメなの。だってそういう約束だから。
 あの日彼とあたしは約束したの。よく分からない知らない男が同席して、そのスーツ男はあたし達の立会人だったのだろうけど、きっちり約束したもの。あたしは彼に近づいてはいけない、彼の交際相手に嫌がらせをしてもいけない、って・・・

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十一日日記

17/09/11 コメント:0件 いちこ 閲覧数:119

文月七日
今、職場では日記を書くのが流行っている。
皆が揃ってするくらいなのだから、面白いに違いない。私も同じく書くことにした。
さて、けれども何を書くべきか。
明日上司に聞いてみよう。

文月八日
今日は雨だった。
昨日書いたように、今日は上司に日記には何を書くべきなのか聞いてみた。
すると彼女は、
「何を書いても良いのよ。お天気でも、・・・

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図書室の『彼女』

17/08/28 コメント:0件 いちこ 閲覧数:146

僕の思い出話をしよう。
高校生だった頃の話だ。
あの頃を思い返すだけで、古びた本の匂いが漂い出すような気がする。

僕は不真面目な高校生だった。
スポーツに精を出すわけでもなく、勉学に励むこともなく、かといって不良行為に走るなどもせず、毎日ふらふらとしていた。
クラスの人たちはみんな何かに一生懸命だった。
部活、勉強、友達付き合い。
みんなの中にいる・・・

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子への期待

17/08/13 コメント:0件 いちこ 閲覧数:176

連れて来られた女は、ひどく怯えていた。
もともと小柄なのだろうが、より一層小さく見えた。
それは、とても良い眺めだった。
「なぜ連れて来られたか分かるか?」
女は小刻みに首を振った。顔を上げようともしない。
「では教えてやろう。これまでのことも、これからのことも、全部」

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俺は、悪の組織を統べる一族の第18代目として生を受け・・・

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11のたび

17/07/29 コメント:1件 いちこ 閲覧数:190

あるところに、足袋を履いた猫がいた。
彼はマタタビが大好物だった。
あまりに好きすぎて、あるとき、彼は旅に出ようと考えた。
隣町の猫に、片開きの戸から出てきたおじいさんがとても上質なマタタビをくれたと聞いたことがあったからだ。
彼は、自分もそんなマタタビを得て、度々自慢してくる隣町の猫をを見返してやろうと思った。
いや、何やかんやと理由をつけても、結局はマタタビがほし・・・

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恩返し

17/07/17 コメント:0件 いちこ 閲覧数:202

 午後11時。
 今にもぐったりと崩れてしまいそうな体を気力で動かす。まだ家には着かない、頑張らねば。
 仕事でくたびれ果てて、やっとのことで家まで帰るのはいつものことだ。むしろ今日は早く帰れた方で、日付が変わる日も多かった。遅く帰るからといって遅く出勤できるわけではなく、当然疲労は蓄積していく。このまま目覚めなければ良いのにと思いながら眠りにつく日々が続いていた。

 赤・・・

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