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忍者猫さん

オタクほど突き詰めてませんが、特撮とSFが好きです。

出没地 コンビニ
趣味 読書とゲームと手芸。
職業 介護施設勤務
性別 女性
将来の夢 悠々自適
座右の銘 他人に思想をひけらかすのは止めよう。

投稿済みの記事一覧

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黒板に

17/08/07 コメント:0件 忍者猫 閲覧数:195

 黒板に向かって、芽衣子はかつかつと書き込む。
「教室でボヤが起きたのは、午後三時。学年末試験が始まっているから、教室にいた人間は居ない筈」
 『ボヤ発生』、『午後3時』、『無人』と書かれた横に、来人が癖のある右肩上がりの字で『採点中の教師』と足した。
「そうでもないよ、他人が居ると集中出来ないとか、字が汚ないのを気にして担任教室で採点やってる先生居るぞ」
 芽衣子は肩を竦・・・

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着いたところは……

17/07/30 コメント:1件 忍者猫 閲覧数:133

 物心付けば、粛々とレールの上を流れている状態だった。いや、動く歩道の方が正しいか。
 進路に自分の意思は無く、ただ流れるに任せるだけだ。
 気付けば何もかも誂えられ、与えられ、でもそこに何一つ自分の思想は無く、与えられるまま身に付けるしかなかった。
 もうすぐここを出て行くが、それすら自分の意志ではない。
 さてはて、この先自分には、何かを自分で選ぶ事は出来るのか、いや自・・・

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砂漠の夜話

17/07/12 コメント:0件 忍者猫 閲覧数:202

 砂漠のど真ん中、野営の火を焚きつつ数人の人間が座っている。
 東から、交易品を運んでいる途中の隊商の面々は、何やら疲れたような怯えたような雰囲気で、黙って炎を見ている。
 今朝までは、砂嵐に閉じ込められ破棄された村で二十人ほどの集団で野営していたが、先を急ぐ彼らは砂漠へ出て行ったのだ。
 ある程度距離を稼いだ後、野営跡を見つけた彼らはそこで休みを取った。食料はやや心もとないが、・・・

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旅の醍醐味とは

17/07/10 コメント:0件 忍者猫 閲覧数:218

 地球から千六百年光年先にある、ダリア星系まで行くにあたって、当然恒星間旅客船に乗るのだが、それにあたって、連れが疑問を呈してきた。
 曰く、
「パーッと、一気に向こうの星系まで行くんじゃないの? 途中で待ち時間があるって、なんか航空旅客機黎明期みたいだ」
 どうやら連れは、辺境星域探査船や一部星系の軍船みたいに、ワープとかジャンプ航法で一気に飛ぶものばかりと思っていたらしい。<・・・

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袋の……

17/07/10 コメント:0件 忍者猫 閲覧数:240

 そいつ等は、何の前置きもなく現れる。
 鍋を取り出そうとすれば、流しの台の奥から。
 洗濯した衣服をタンスに片付けようとすると、開いた引き出しで安眠しており。
 終いには買い物に行く為に財布を確認しようと開けたバッグの中でみっちりと丸まっていた。

 何時も、ではない。
 雨の日の時もあれば、カンカン照りの真夏日も、小雪がぱらつく日もある。
 さらに言う・・・

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赤猫

17/07/09 コメント:0件 忍者猫 閲覧数:176

 おや、見ない顔だねえ。
 ああ、時間合わせかえ?
 お上の決め事だから、従わない訳にはいかないものねえ。
 うちは、まあ昼は飯処、夜は酒場、今は休憩中さ、良いんだよ、私の暇潰しに付き合っておくれ。

 私は昔、一応は良いとこの娘だったんだよ?
 今はこの通り、小さな店をやっと取り廻してるのがやっとだけどねえ。
 でもねえ、男にとち狂っちまってねえ。

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