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七瀬さん

はじめまして、よろしくお願いします。

出没地 美術館
趣味 読書、美術鑑賞、サッカー
職業
性別 男性
将来の夢
座右の銘

投稿済みの記事一覧

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星空パティシエ

17/04/10 コメント:0件 七瀬 閲覧数:214

 ある町に仲の良い兄弟がいました。長男でしっかり者のビスキュイ、長女で控えめなガトー、そして元気が取り柄の末っ子フレジエの三人です。
 ある夜、甘いものが食べたいというフレジエのために、ビスキュイがお菓子を作ってあげることになりました。三人は風邪をひかないよう厚手の手袋とマフラーをし、怪我をしないよう動きやすい靴を履いて外に出ました。
「さあ、今から山に登るよ。ガトー、フレジエ、迷子に・・・

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夕焼けの道を走る

17/03/27 コメント:0件 七瀬 閲覧数:211

 大好きだった叔父さんが亡くなったと母から電話があった。つい先ほどの話らしく、電話越しに様々な人の声や音が聞こえてきた。あまりにも突然の事で頭の中を整理しきれない私は、明日の準備と新幹線の切符の手配をふわふわとした時間の中で済ませていった。もう最終の新幹線は行ってしまったから、明日の朝一番の便を選んで、それからベッドに潜りこむ。現実感が失われた中で私は眠りに落ちていく。
 その日の夜は、叔父・・・

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僅か目盛ひとつ分

17/03/24 コメント:0件 七瀬 閲覧数:268

 夏の暑さが始まりかけた頃、私はいつもの様に買い物を済ませ、裏路地の日陰をゆっくりと歩いていた。いつもなら気にもしない道端のゴミやうたた寝をしている猫に混ざって、一つのラムネ瓶が落ちていた。そのラムネ瓶を見て、中に座り込む老人と目が合わなければ、きっと私はそのまま帰路へと就いていたのだろう。その時老人と話すことになったのは、まったくの偶然だった。
「何か、用でしょうか」
 しばらく老人・・・

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夜光列車

17/03/13 コメント:0件 七瀬 閲覧数:326

「次の列車が、きっと今年最後の夜光列車になるだろうけど、君は乗るのかい」
 駅の待合室でぼーっとしていると、駅員さんからそう尋ねられた。もうすっかり夜も更けてしまって、部屋の中には私しかいなくなっていた。時計を見て、それから時刻表に目を移す。終電はすでに行ってしまっていた。
「今年最後の、ですか」
「ああ、天気予報によると、明日からずっと曇りか雨の日が続くらしい。さて、どうするん・・・

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