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のあみっと二等兵さん

慎重になり過ぎて、石橋を叩きすぎてカチ割るタイプ。 そんなわたくしですが、気軽に感想などいただけますと嬉しく思います。 コメントはちょっと……と思われましたら、評価ボタンだけ押し逃げしていただいても構いません。宜しく御願い致します。

出没地 斜め後ろ辺り。
趣味 想像の世界にオンライン
職業
性別 女性
将来の夢
座右の銘 時にアグレッシブにフルスイング!

投稿済みの記事一覧

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アプリ起動。

17/09/14 コメント:5件 のあみっと二等兵 閲覧数:160

『何を検索しますか?』
最近面白いアプリを見つけた。スマホの操作に疎い俺は、自分のスマホに入っていたこれに最近気付いた。
タップするだけでなんでも答えてくれる。その声も自分好みに設定できる。失業し、実家暮らしだが、母親は数年間連絡をしなかった息子が帰ってきた事の方が嬉しいのか、暫くゆっくりしろと言ってくれた。が、出歩くのも面倒だし、暇潰しにもなるから、暇さえあればタップしているのだ。<・・・

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僕達が消える街の空は、泣いてくれるだろうか。

17/07/04 コメント:3件 のあみっと二等兵 閲覧数:334

二階の出窓から外を見ている僕達に、少し離れて宙に伸びた電線にとまった一羽のカラスが言った。
『お二人さん、恋人同士かい?』
その言葉に一瞬間を置いてから、僕達は複雑な思いで語ったんだ。
■■■
僕と妹は、捨てられそうになっているところを拾われた。まだまだ母親の温もりが恋しい時期だった。
妹は小春。僕は小夏と名付けられた。安心して眠れ、食事が出てきて、更に清潔なトイレが・・・

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Mother ー還りたいと願ってー

17/06/14 コメント:4件 のあみっと二等兵 閲覧数:309

何時からか。私は何かと、決して近いとは言えない海を眺めに来ている。
全ての生物は海から生まれたって、見聞きした事があった。 母なる海。ほぼ地球を包み込む程の、広くて深い海水は、全ての生き物にとっての羊水だろうか。私の実母も、貴女のようにこんなに優しかったら。貴女みたいにもっともっと広くて深くて、けれど時には厳しくて。そんな女性だったら、憧れさえ抱けただろう。

まだまだ初夏では・・・

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女の鎖は永遠に。

17/03/07 コメント:5件 のあみっと二等兵 閲覧数:482

ファミレスの前まで来てから、深い溜め息を吐く。給料が出る訳でも無いのに。何でこんな無駄にしか思えない時間を過ごさなければならないのか。憂鬱感丸出しのオーラを纏いながらドアに手を掛けると、店員よりも早く私を呼ぶ声が一番奥のテーブルから届く。
「愛ー!!! こっちこっち!!!」
あーはいはい。あんた達の会話とか声のデカさで、もう何処に居るのか解るって。
「ラブちゃん、遅かったね。何飲・・・

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カルマ

17/03/04 コメント:2件 のあみっと二等兵 閲覧数:391

古く不気味に聳え建つその教会は、木造の外壁が剥がれながらもわりとしっかりしていて。その頃には既に敷地内で深く生い茂った木々の周りで、群れをなしたカラスが、天を突き刺す様に尖って伸びる、色褪せた青い屋根の先端で鈍く光る十字架の上を、耳障りな鳴き声を発しながら旋回していた。
その鳴き声と、外れ落ちて存在しない筈の鐘の音が重なって聴こえる時がある。
それを耳にしてしまった者に、もし赦されざる・・・

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虚妄という枷を外す術は。

17/02/27 コメント:3件 のあみっと二等兵 閲覧数:392

外は酷い嵐。窓を激しく叩く雨音。どれだけ叫んでも届かない。誰にも。例えそれが恐怖におののく悲鳴でも、抵抗する為の懇願でも、私に対する愛の言葉だったとしても。
「何か思い出しましたか?」
カウンセラーの問いに、瞼をゆっくり開いた。そのまま黙り込む私を認めて、彼女は短く息を吐く。それが溜め息なのかどうか。別にどうでもいい。興味が無い。
「雨は嫌いですか?」
嫌いじゃない。言葉に・・・

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キヅイタラ、マケ!!!

17/02/25 コメント:3件 のあみっと二等兵 閲覧数:377

下校時。自転車の前で、動きが止まる。勿論、思考も。目の前で起きてる事態と、状況を理解出来ない。
サドルが無くなり、代わりに刺さっているのは、ブロッコリー。
何故だ? そんな疑問や、自問自答を繰り広げた所で意味など無い。それで状況が変わるのならいくらでもそうする。
それよりも、これをどう打破するのか、という方が重要だ。
鞄をとりあえずカゴに入れて……周囲を恐る恐る見回した僕・・・

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The Heart of the PEDAL.

17/02/20 コメント:1件 のあみっと二等兵 閲覧数:372

僕はガレージに寄り添うように並んだ自転車を暫く見つめた。
シルバーと、赤い自転車。僕と、彼女の物。久しく乗っていなかったから、サドルを撫でると砂埃のジャリっとした感触が掌に伝わる。
僕は赤い自転車をガレージから出して、またがった。やっぱりサドルが低い。当たり前なのだが。
高さはそのままに、ペダルを踏み込みながら、僕の頭に浮かんだのは、彼女の言葉。
「木曜日は卵が安いんだよ?・・・

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Missionary of sound

17/02/17 コメント:4件 のあみっと二等兵 閲覧数:414

ライヴハウスの地下に続く階段を少し弾んだ足取りで降りて行く。
「あ〜。お久しぶりです〜」
私を認めて、受付の彼……Anji君が、相変わらずの間延びした声音を掛けてきた。彼は横浜近辺のライヴハウスを掛け持ちするスタッフだ。まだオープン前。私が一足先に入れたのは彼のお蔭だった。先週唐突に送られてきた、彼からのメッセ。
「あのバンド、デビュー決まったよー。チケット確保しますー?」

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