1. トップページ
  2. 小高まあなさんのページ

小高まあなさん

鳥と怪異と特撮ヒーローが好き。 ひねくれつつも清々しい物語がモットー。

出没地
趣味
職業
性別 女性
将来の夢
座右の銘

投稿済みの記事一覧

0

俺が正義だ

17/05/22 コメント:0件 小高まあな 閲覧数:90

 愛は昔から正義の味方が大好きだった。
「じゃあ、まーくん、だーくすねーくやってね」
「えー、またぁー? いつもボクがわるものじゃん!」
「だってアイ、れっどぴーこっくやりたいもん」
 幼稚園の時、一事が万事この調子だった。他の女の子がおままごとしているのに目もくれず、男の子に混じって戦隊ヒーローごっこをしていた。その時やっていた鳥類戦隊バードマンを。
 しかもバード・・・

0

神坂英輔の頭の中には、生クリームが詰まってる

17/05/08 コメント:0件 小高まあな 閲覧数:124

 神坂英輔の頭の中には、脳みその代わりに餡子とかチョコとか生クリームが詰まってるのだと思う。
「あー、おいしい……」
 生クリームがアホみたいに高くとぐろを巻いている甘ったるそうなパンケーキ。それを一口食べると彼はうっとりと呟いた。一口毎にこの調子だ。見ているこっちの口の中が甘ったるくなって、気持ち悪くなってきた。
 オレンジジュースじゃなくて、コーヒーとかにしておくべきだったな・・・

1

帰ってきたよ、修羅の国

17/04/24 コメント:0件 小高まあな 閲覧数:171

 一年ぶりに戻った職場は、私の知っている場所ではなかった。
「え、席ここなんだ?」
「あ、そうなんですよー! めっちゃ窓際ですよ」
 同僚が笑う。
 産休明けの職場は席替えが行われていた。個人が移動しただけじゃない。チームの島ごと移動していた。壁際から窓際へ。こんな大移動、めんどくさかったろうに。
「まあ、席替え一回じゃないですけどね」
「え?」
「飯田さ・・・

0

正義感

17/04/10 コメント:0件 小高まあな 閲覧数:123

 私は正義感が強い。しかし、勇気が足りない。
 例えば私は電車にちゃんと乗らない人が許せない。足を組む人、化粧をする人、席を譲らぬ人。なにもかもが許せない。
 しかし、私には勇気が足りない。
 いくら憤懣やるかたない思いを抱いていても、直接注意することなどできない。怖い。
 とはいえ、見逃すことは出来ない。
 ではどうするか?
 態度で訴えかけるのだ。
 ・・・

0

私は空気が読めない。

17/03/27 コメント:0件 小高まあな 閲覧数:320

「そんなのと結婚する意味あるの? それじゃあただのヒモじゃん?」
 私の発言に、恋人の愚痴を言っていた子が咄嗟に顔を顰めた。
 自虐風自慢だったのか、と気づいた時にはもう遅い。
「でもまあ好きだからね!」
 刺々しい声で彼女が言う。
 一気に冷えた声に、場の空気も一緒に凍った。
 ああ、また失敗した。
 後悔しても口から出た言葉が戻ることはなく、空中を漂う・・・

0

フラグ潰しの女

17/03/13 コメント:0件 小高まあな 閲覧数:311

 工藤菊は、買ったばかりの「最新・都市伝説全集 完全版」という鈍器のような分厚い本を読み終えると、うっとりとため息をついた。
「はー、どっかで会えないかなぁ……、怪異っぽいもの」
 この今時「菊」なんていう名前をもっている十五歳の少女は大のオカルト好きである。彼女曰く、「累の怪談」で憑依される少女とか、「四谷怪談」の伊右衛門の末娘とか、「番町皿屋敷」の下女とかに共通して見られる「お菊」・・・

0

ヘルメット

17/02/22 コメント:0件 小高まあな 閲覧数:189

 転校して一番驚いたのがヘルメットだった。
 中学一年の夏、転校した先の学校では自転車に乗る時、学校指定のヘルメットをかぶるのが義務だった。今でこそ、ヘルメット着用の中学生を多く見かけるようになったが、その時はあまり主流ではなかった。失礼な話、さすが田舎と思った。
 真っ白いヘルメットは大きくて、頭でっかちに見えて、正直クソダサいと思った。
 しかも、
「小学生かよ、だせぇ・・・

1

とらわれる。

17/02/13 コメント:0件 小高まあな 閲覧数:199

「地縛霊になるなら、どこでがいい?」
 そんな問いかけに、
「前提が嫌なんだけど」
 冷たい言葉が返ってきた。
「気持ちはわかるんだけど、心理テストだから! お遊びだから!」
 空気読んで。
 昼休みの教室、四人でお弁当を食べながらの会話。なんか面白い話ないの? とか言うから、なんとなくネットで見つけた心理テストを提示したらこの扱いよ。
「あたしねー、三浦・・・

2

出るんですよ。

17/01/30 コメント:0件 小高まあな 閲覧数:204

「家賃、安いっすね」
 グリーンハイツ304号室を内見していた俺は、隣の不動産屋にそう尋ねた。
 最初店で値段を聞いた時はすっごいボロいのかと思ってたけどそんなことないし、駅からも近いし、周りに飲食店も多いし。夢を追って上京してきた、俺みたいな貧乏人の若者には破格の条件だ。
「やっぱ、あれっすか?」
 軽い調子で問いかけると、
「ええ、まあ」
 不動産屋は曖昧な・・・

  1. 1
ログイン
アドセンス