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笹岡 拓也さん

文章で笹岡 拓也の世界を伝えられたらいいなと考えてます。 キャラクターたちがイキイキとした物語を書いて、読んだあと何か残れるような作品にしていきます。

出没地 埼玉県
趣味
職業 デザイナー・ライター
性別 男性
将来の夢 自分の作品を多くの人に読んでもらうこと
座右の銘 生きているだけで幸せ

投稿済みの記事一覧

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続きが気になる。

18/07/16 コメント:0件 笹岡 拓也 閲覧数:72

新鋭漫画家として注目を集めていた桜田ラクサ先生が、42歳という若さで突然この世を去った。訃報は瞬く間に知れ渡り、多くのファンが悲しみに暮れていた。

「それにしても『悪魔コレクション』の続き見たかったよねー!」
桜田ラクサ先生の遺作となった『悪魔コレクション』の最終巻が発売された。亡くなる直前に完結した作品で、きっと先生は作品の完結まで力を振り絞って描いたんだと思う。そう考えると・・・

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走馬灯システム

18/07/11 コメント:0件 笹岡 拓也 閲覧数:140

「これにて炭田奏多様の走馬灯を終了させていただきます。また炭田様は享年32歳とお若く亡くなられているため、生前親しくされた方1名様と数分程ご歓談できますがご利用なりますか?」

目を覚ますと私は真っ白な部屋で大きなプロジェクターに映し出される私の走馬灯を観せられていた。走馬灯を観ながら喪服を着た男に様々な状況を説明させられる。どうやら私は不慮の事故で亡くなったようだ。
私は突然死・・・

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笑えないコメディアン

18/06/18 コメント:0件 笹岡 拓也 閲覧数:226

世界で最も有名なコメディアンが言っていた。「コメディアンは決して笑ってはいけない」と。人を笑かすのに自分が笑っていたら卑怯だという意味だろう。ただ今の時代、誘い笑いができないコメディアンはなかなか芽が出ない。 「ユージくんってさ、どうして笑わないの?」 僕の夢は世界中の人々が笑ってくれるコメディアンになることだ。ただ僕自身が笑うことができない悩みを抱えている。僕以外のすべての人が笑ってくれたら…な・・・

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記録が伸びない私

18/05/26 コメント:0件 笹岡 拓也 閲覧数:169

記録が伸びなくなった。今まで練習を重ねれば、自然と記録が付いてきたのに。やっぱり6メートルの壁は相当大きい。こんな記憶じゃ全国で活躍できるわけない。
「裕子は幅跳びをするために生まれきたのかもね!」
私は中学で陸上を始めたのにも関わらず、グングンと成績を伸ばしていった。顧問からも驚かれるほどの成績と言われるほどだった。その期待は私の活力へと変わり更なる成績向上へと変わっていく。友人も親・・・

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ゴミは色になる

18/04/29 コメント:0件 笹岡 拓也 閲覧数:223

いつもくだらない会話を繰り広げる高校生の僕たち。そんな中、ものすごく真剣な表情を浮かべて島田が
「ゴミって色になるんだぜ?」
と言った。僕たちは馬鹿らしい話だと聞き流したら、再度島田が
「ゴミって色なんだよ」
と必死に言ってきた。僕たちは二度も同じことを言ってくる島田を無視することはできないので、鈴木が代表して問い掛ける。
「どんな話だ?」
すると島田はとても嬉・・・

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キミを救うために〜ゴミになったボク〜

18/04/20 コメント:0件 笹岡 拓也 閲覧数:210

きっとボクは今、キミに振り向いてもらわなかったら、幸せにすることはできない。だからボクはキミの腕にしがみ付いた。
「頼む!ボクを見てほしい!」
ただキミはボクの声が届かない。いや存在すら気付いていない。ボクはキミにとって空気でしかないんだ。
「ボクのことを知ってほしい!空気じゃなきゃゴミでもカスでもなんでもいい!」
「あれ?こんなところにゴミがある」
ボクが強く願った・・・

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どんな復讐がしたい?

18/04/01 コメント:2件 笹岡 拓也 閲覧数:466

「復讐したいんだって?願いを叶えてやろう」 僕は人間の姿をした悪魔と名乗る者に出会った。どうして僕の目の前に現れたのかはよく分からない。ただ復讐したいというのは事実。 「そうなんです。ただ復讐の仕方が分からなかったので…」 僕は中学生の頃いじめられていた。いじめを受けたことで学校にも行けなくなった。だからいじめてきた奴らに復讐したいと考えていた。 「じゃあ早速いじめてた奴らの命を奪おう」 僕は悪魔・・・

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契約カップル

18/03/01 コメント:0件 笹岡 拓也 閲覧数:454

卒業式を終えた私たちは誰もいない教室で契約完了の手続きをしている。
「杉咲、今日までありがとう」
彼は満面の笑みで私に感謝を告げる。教室の窓から入ってくる風で貼ってあった掲示物がめくれ上がり音を立てる。私は彼に掛ける言葉を必死で探していた。


ちょうど一年前のある日、彼は私に告白をした。それは突然のことで驚きが隠せず、恥ずかしさのあまりほとんど考えずに断った。しかし・・・

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下克上

18/01/26 コメント:0件 笹岡 拓也 閲覧数:371

「お前はいつもいつもダメなんだ!そんなだから契約もロクに取ってこれないんだぞ!」
俺は部長にいつも怒られている。もう慣れてはいるものの、四六時中怒られていると気が滅入ることがある。
「まぁ気にするなよ」
同期は俺の哀れな姿に同情し、優しい声を掛けてくれる。しかしその優しい声がまたダメな奴だと言われている気がしてならなかった。

ただ今日の仕事が終われば、俺の人生に光が・・・

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じぃじの葬式

18/01/19 コメント:1件 笹岡 拓也 閲覧数:426

みんなじぃじの葬式を早く終わらせたくて仕方ない顔をしている。パパもママもおじさんもおばさんも、遠い親戚の人もみんな葬式が終わることを今かと待ちわびている。
「キヨヒコさんと過ごした日々を思い出してあげることが大事です」
お坊さんがお経を唱えたあと、私たちに有難い話をしてくれる。昔はお坊さんの話なんて聞いてられないと思ってたけど、今聞いてみると素晴らしいことを言っていたんだと感じる。

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阿婆擦れ山

18/01/14 コメント:0件 笹岡 拓也 閲覧数:536

「阿婆擦れ山って知ってる?」
「いやそれ姥捨山じゃねぇの?」
「いやそれもあるけど、阿婆擦れ山ってのもあるらしいんだ」
友人の勘八が教えてくれた山は、おいらの家からそう遠くないところに位置する山とのこと。その山の名前は通称で、本当の名前があるようだが、多くの人がその山のことを阿婆擦れ山と呼ぶらしい。
「その山がどうしたんだよ?」
「そうそう!阿婆擦れ山って名前だけあっ・・・

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近づいちゃだめ

18/01/14 コメント:0件 笹岡 拓也 閲覧数:399

僕の住む町は都心から離れた田舎町で、近所付き合いが良いところだ。しかしあるおばあさんの家にだけは近づいてはいけないと言われている。
「あそこのおばあさんには近づいちゃだめよ」
お母さんやお父さんがそこまで言う理由が分からなかったけど、幼かった僕はおばあさんに近付こうとはしなかった。

この町に住むみんなはとっても良い人だ。お肉屋さんのおばさんはいつもコロッケをサービスしてく・・・

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私には彼氏が5人いる

18/01/13 コメント:0件 笹岡 拓也 閲覧数:425

「勇次?今日はどこに行く?」
私には彼氏が5人いる。世間では私のような人間をあばずれと呼ぶのだろう。でも私のことをあばずれと思っている人はいない。私は5人の彼氏にばれないようにするだけでなく、私の知っている人すべてにばれないように努力をしているのだ。
「んーじゃあ今日は雨だし映画でも見に行こうか」
「いいね!何見る?」
「俺気になってたのがあってさ!」
勇次が見たいと・・・

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悲劇のアルファベット【W】

17/12/29 コメント:0件 笹岡 拓也 閲覧数:386

俺は世界でも1.2を争うほど認知されている。にもかかわらず俺の扱いは知らぬ間に雑に扱われいる。これはもう悲劇と呼んでも良いのではないだろうか?

世の中には26種類ものアルファベットがある。その中でも認知が高く敬われているものと、認知が低く雑に扱われているものがある。例えば【L】や【Q】に比べて、【S】や【Z】の方が高く敬われているだろう。名前や国名に使われることが多いものや、アルファ・・・

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私の人生は悲劇でしかない

17/12/25 コメント:0件 笹岡 拓也 閲覧数:417

「人生は悲劇だからこそ幸せに気づく事ができるんだよ」
死んだじいちゃんが教えてくれた言葉。当時5歳だった私には意味が分からなかった。ただ大人になっても覚えてるほど、頭の中に残る言葉だった。
それでも未だじいちゃんが言ってた言葉の意味は分かっていない。だって私の人生は悲劇の連続で幸せなんか感じたことがないんだから。

「悪いけど...もう別れよう」
半年前、私は突然彼氏・・・

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ベントーベンと呼ばれて

17/12/14 コメント:0件 笹岡 拓也 閲覧数:430

学年トップを誇る僕はクラスのみんなから神童と呼ばれていた。誰もが僕の成績を羨ましがり慕われている。
「期末テスト返すぞー」
中学三年の期末テスト。僕が通う学校は周りの学校と比べて難易度が高いと評判。その中でも歴史の授業は特に難しかった。
「今回もトップは白川だ。みんなも白川を見習って頑張ってほしい」
先生はテストを返す前に僕がトップだったことを明かす。もちろん僕は満点なのだ・・・

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美味しくない弁当屋

17/12/08 コメント:2件 笹岡 拓也 閲覧数:485

私が働く弁当屋には毎日のように通い詰める若者がいる。彼はとても細く、顔も色白で覇気がない。
「あんたもたまにはしっかりした物食べなさいな」
私が彼に声をかけることもしばしばある。私が働く弁当屋には正直栄養バランスが整った弁当はない。どれも栄養が偏っていたり、油をたくさん使っていたりと健康志向ではないのだ。この弁当屋は健康志向よりも工場などで働くガテン系の方々に好まれる弁当を提供している・・・

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弁当取締委員会

17/12/06 コメント:0件 笹岡 拓也 閲覧数:456

「なぁ康太!今日も学食行かね?」
「あぁいいよ」
俺は高校二年になった時できた友人と毎日学食で定食を食べることになっている。学食の定食はどれも250円と良心的な値段になっているが、高校生の財布から毎日はかなりキツい。それでも友人が毎日学食に誘ってくれるから、小遣いと貯金を切り崩して学食に通っている。
高校一年の頃は毎日教室で母ちゃんが作った手作り弁当を食べていた。レパートリーが少・・・

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ホラー映画で女子を見せる!

17/11/24 コメント:1件 笹岡 拓也 閲覧数:805

私はある日、冬馬くんに映画に行こうと誘われた。冬馬くんはクラスの中でも1.2を争うイケメンで人気のある男子。冬馬くんを彼氏にしたら、あらゆる女子が嫉妬することだろう。そんな女子たちを私は見下すことができる。だからこのチャンスはしっかり物にしておきたかった。 「この映画なんだけどさ、怖いのとか大丈夫?」 冬馬くんが一緒に見たいと言った映画はホラー映画だった。私は正直、ホラー映画が好きじゃない。理由は・・・

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迷いたいのに君は

17/11/10 コメント:1件 笹岡 拓也 閲覧数:819

あぁ、迷いたい。必死に迷ったフリをしてるのに、どうして君は正しい道を見つけてしまうのだろうか? 「こっちの道の方が近いかもしれないよ」 「そうね、そっちで行きましょうか」 僕の迷いたい願望をまんまと受け入れてくれた君。僕はとっても嬉しかった。君と一緒にいられる時間が少しでも多くなるから。 しかし君はすぐに僕が提案した道から外れようとする。 「こちらの道の方が早く着きそうね」 君は僕が提案した道が遠・・・

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伊達は君のもの

17/10/17 コメント:1件 笹岡 拓也 閲覧数:959

伊達くんに恋する私はある日、本屋さんで凄い本を見つけた。
その本のタイトルは【伊達は君のもの〜過ごし方次第で彼との距離がググッと近づく!】という本だった。こんな伊達くんを落とすための本が売られていることに私は驚いた。そしてこの本を買わなければ、違う誰かがこの本を買って伊達くんと付き合ってしまう恐れがあると考え、私はこの本をすぐに買った。
早速家に帰ってこの本を読み始める。そこにはいくつ・・・

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財布の中には玉ちゃん

17/10/04 コメント:2件 笹岡 拓也 閲覧数:934

俺の財布の中には玉ちゃんがいる。玉ちゃんと出会ったのは半年ほど前だった。コンビニでお釣りを受け取った時にたまたま出会ったのが玉ちゃんだ。
玉ちゃんは見た目はそこらの十円玉と変わらない。しかし玉ちゃんには俺にしか聴こえない言葉を持っている。
はじめのうちは玉ちゃんが財布の中から話しかけてくることに嫌悪感を抱いていた。いちいち話しかけてくる玉ちゃんを手放そうとした時もあった。しかし財布の中・・・

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彼の告白

17/09/26 コメント:0件 笹岡 拓也 閲覧数:529

「俺に近づかない方がいいよ。俺は原沢団地殺人事件の犯人の息子だから」
彼は私に告白した。今まで多くのことを語ってこなかった彼の言葉は想像以上に重かった。
原沢団地殺人事件は私が産まれてすぐに起きた事件。事件発生から十六年が経った今もなおニュースで時々特集が組まれるほどの大きな事件だった。
「え。でもまだ犯人って捕まって...」
この事件はまだ犯人が捕まっていない。ここまで大・・・

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ママとの約束

17/09/07 コメント:1件 笹岡 拓也 閲覧数:828

「一緒に頑張って東国大学に行こうね!約束しましょ」
私が小学5年生だった頃、ママは私に言った。その日から私とママは約束を果たすために頑張った。
私はとにかく塾や家で勉強を、ママは私に合った勉強方法を探していた。私とママを見てパパは
「もう少し気楽にやればいいんじゃないか?」
と言ってくれていた。それでも私とママは約束を守るために努力した。
塾の友達はみんな休み時間にな・・・

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年功序列を覆した制度

17/08/25 コメント:0件 笹岡 拓也 閲覧数:519

私が勤めている会社では年功序列を覆した制度を設けている。
「あの部長、これやっておいてもらえます?」
最低限の敬語は使わせているものの、この会社では新人が一番偉い立ち位置になる。そして勤めている年数が増えるに連れ、地位が低くなっていく。
「わ、分かった」
この年功序列を覆した制度のおかげで入社1年目の退職率は驚異の1%以下を叩き出している。毎年この会社は10人ほどしか入社し・・・

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この雰囲気を壊さないために

17/08/08 コメント:1件 笹岡 拓也 閲覧数:724

私は旭ヶ丘中学校の問題児ばかり集まる3年2組の担任をしている。どうして私はこのクラスの担任を任せられたのか?きっと私を好まない先生の嫌がらせと考えている。
しかし問題児と言っても所詮は中学生。受験を控えて精神バランスが整わないことから、不安になり悪さをしてしまうような子たちだ。そんな不安定な感情を抱く年頃だから仕方がない。そう私は解釈する。
私は3年2組の担任になってから二ヶ月、意外に・・・

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子どもが夜中に泣いたら

17/08/04 コメント:1件 笹岡 拓也 閲覧数:1697

「俺も一緒に見るよ?」
私はこの言葉にどれほど助けてもらっただろう。子どもが産まれてから、私だけが見なきゃいけないと思っていた。夫に助けを求めないように子育てに励んでいた。産まれてからしばらくは、3時間ごとに授乳をしなきゃいけないものの子育てをしているという実感に浸っていた。しかし子どもの首が座り、寝返りをするようになり、ハイハイをするようになり、いたずらをするようになり、つかまり立ちをする・・・

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日記という名のタイムマシーン

17/07/14 コメント:1件 笹岡 拓也 閲覧数:570

母さんの葬式が終わり、四十九日の集まりもひと段落ついた頃、姉ちゃんが実家の片付けを一緒にやろうと声を掛けてきた。しばらく有給を取っていなかった俺は、これを機に5日ほど実家に帰って姉ちゃんと片付けることにした。
「結局さ、この家管理できないから売ろうと思ってるんだよね。悠太はそれでもいい?」
姉ちゃんは結婚してからサッパリした性格になった。元々何も捨てることができなかった人間が、愛着溢れ・・・

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たまちゃんと老女

17/06/21 コメント:2件 笹岡 拓也 閲覧数:1227

人間はいつも偉そうなのに、実は大したことない生き物だ。私たちは豊かな知能を活かして個々の存在を認め合って生きていると抜かしたことを言っている。そして俺たちみたいな猫や犬をペットとして飼って優越感に浸っているんだ。
「たまちゃん、ごはんの時間よ」
俺は今、老女の家で暮らしている。朝昼晩と毎日決まった時間に同じ飯が用意される生活を送っているが、元々野良猫だった俺は今の生活が嫌いだ。
・・・

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俺は海が嫌いだ

17/06/12 コメント:1件 笹岡 拓也 閲覧数:574

俺は海が嫌いだ。
小学生の頃、じいちゃんが俺に
「明日海行くか!」
とにこかに言ってきた。その言葉を鵜呑みにした俺は、夜寝付けないほど興奮していた。明日は海で何しようかな?泳いだり、砂で城でも作ろうかな?楽しみで仕方なかった。
次の日、俺は海の用意をカバンに詰め、じいちゃんに言った。
「じいちゃん!海行こう!」
俺の言葉を聞いたじいちゃんは昨日とは違う反応をした・・・

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音楽の魔法にかかった友人

17/05/22 コメント:4件 笹岡 拓也 閲覧数:1279

大学生の俺は昼休みに友人とラーメン屋に向かった。この友人はかなりのくせ者で少々付き合いにくい。それでも友達が少ない俺にとっては大事な友人だ。
「ドレ?」
「あそこの店だよ。ほらあの行列の」
先日たまたまバイト帰りに立ち寄ったラーメン屋がとても美味しかったので、俺は友人をそのラーメン屋に招待したのだ。やはり俺が美味しいと思った店なだけあって、かなりの行列になっていた。
「ここ・・・

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娘の誕生日

17/05/16 コメント:3件 笹岡 拓也 閲覧数:1132

金曜日の夕方、私は部長に話しかけられる。
「明日急だけどこの仕事やってもらえないかね?」
私は明日大事な用があったが、断ることができず休日出勤することになった。
家に帰るといつも通り妻が出迎えてくれるが、少しソワソワしている様子が伺える。
「あなた?明日ちゃんと空けてるわよね?」
私はしぶしぶ首を横に振り
「申し訳ない。急に仕事が入ったんだ」
と伝える。す・・・

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正義のヒーロー

17/05/11 コメント:4件 笹岡 拓也 閲覧数:1036

世界にはあらゆる敵が存在する。その敵のほとんどが私たちが住んでいる地球とは別の星の住人。そしてとても大きいのが特徴だ。
そんな敵から守るために作られたプロジェクトに私は参加している。世界各国が協力して作り上げたロボットに私はパイロットとして乗り、その敵と戦う。敵は相当強く毎度苦戦しながらも何とかこの世界を守ることができている。
「今日もお疲れ様でした」
敵を倒すのが私の仕事であり・・・

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スイーツ男子

17/04/19 コメント:1件 笹岡 拓也 閲覧数:1043

ある日私は会社で可愛いと言われている後輩の源川に話しかけられる。
「あれ課長ってスイーツ男子なんですね!いがーい!」
私はスイーツ男子という言葉が嫌いだ。私はもちろん甘い物が好きでスイーツを食べているワケだが、辛い物や塩っぱい物も好んで食べる。それなのに私が昼休みにお弁当のデザートとして、プリンを食べただけで源川にスイーツ男子と呼ばれるのは非常に心外だ。
次の日、私は昼休みにコン・・・

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46島太郎

17/04/16 コメント:3件 笹岡 拓也 閲覧数:783

「浦島太郎って知ってる?」
「そりゃ知ってるよ!亀を助けて竜宮城に行って玉手箱貰っておじいさんになった〜って昔話の」
「そうそう!でもね!浦島太郎以外にも島太郎はいっぱいいるんだよ!」
「えっ!いっぱいいるの!ってか浦島太郎って浦が苗字で島太郎って名前なの!」
「そうだよ?そんな島太郎を確認してみようよ!全部で46島太郎いるんだから!」

あらしまたろう
・・・

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ガタンゴトン

17/04/09 コメント:3件 笹岡 拓也 閲覧数:703

僕はこの街を旅立つ。子供の頃から憧れていた仕事に就くことができた僕は、生まれ育ったこの街から離れることになる。想い出もいっぱい詰まっているこの街を離れるのは少し寂しいけど、この街にいたからこの仕事に憧れることができたんだ。
「じゃあ行ってきます」
父さんは僕のことを見送ってはくれなかった。きっと父さんも寂しいんだろう。母は僕が幼い頃に亡くなった。それ以来、男手ひとつで僕のことを育ててく・・・

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失敗メガネ

17/03/26 コメント:3件 笹岡 拓也 閲覧数:1898

僕はある日、友人から不思議なメガネを貰った。
「このメガネ、お前にやるよ。このメガネは不思議なメガネでさ、かけるとこの先の未来が見える代物なんだ」
友人がくれたメガネは未来が見えるメガネ。未来といっても失敗する未来だけが見える不思議なメガネだった。
失敗する未来を事前に確認することで、失敗しない未来に向かうことができる。まさに夢のような道具を僕は手に入れた。
ただこんな夢の・・・

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都市伝説ブーム

17/02/18 コメント:1件 笹岡 拓也 閲覧数:1244

クラスでは数多くの都市伝説が蔓延していた。そのほとんどが俺の作った都市伝説だ。都市伝説と言っても学校で起きてそうな小さな噂話だ。
俺の作った都市伝説をみんなは鵜呑みにする。そもそもどうして俺が作った都市伝説がみんなをここまで信じ込ませることができたのか?それは俺が田山に話した冗談がキッカケだった。
「化学の武田先生は英語の山下先生とできてるらしいよ」
化学の授業中にふと思いついた・・・

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二輪車の発明から数十年

17/02/04 コメント:0件 笹岡 拓也 閲覧数:878

「こんなことできるってすごいね!」
小さな子どもは目を輝かせてその姿を見つめている。

立ち乗り自動二輪車が発明されてから数十年が経ち、街中でも乗っていない人がいないほどの乗り物となった。ついに人間は歩かなくても行動できる生物となった。
朝起きると同時に二輪車に乗る。昔で言うならスリッパの役目を二輪車が果たしている。そして会社に向かう時は外出用の二輪車に乗り換える。最近の二・・・

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新宿で私は恋をした

17/01/26 コメント:0件 笹岡 拓也 閲覧数:692

私は恋をした。新宿にある会社に向かって歩いていると、ある男性が私に
「落としましたよ」
とハンカチを拾ってくれた。その男性は目元がキリリとしていて鼻はスッと通っている。極め付けは品の良い口もと。私はその男性に一目惚れした。
「ありがとうございます」
私がその言葉を伝えると男性はニコリと笑顔で
「どういたしまして」
と優しいトーンで言って去っていく。名前すら聞き出・・・

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304号室の噂

17/01/14 コメント:0件 笹岡 拓也 閲覧数:629

「ねぇ知ってる?あのマンションの304号室ってね....」
噂は常に拡がっていく。もうかれこれこのマンションの304号室に住んでから丸8年が過ぎようとしているのにも関わらず、私はこのマンションの誰とも顔を合わせたことがない。
表札も出していないし、基本インターホンも出ようとしない。宅急便などの配達物も家では受け取らないようにしている。
「304号室ってね。誰も住んでないのに微かに・・・

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雨の日

17/01/13 コメント:0件 笹岡 拓也 閲覧数:561

こんな雨が降る中で私は傘もささずにただただ歩いた。
道行く人々は私のことを可笑しな目で眺めるだけ。きっと私だって雨の中、傘もささずただただ歩く女がいたら、可笑しな人だなと見てしまうだろう。だから私は怒りさえ覚えない。
雨の中傘をささずに歩き続けようやく街に辿り着いた。あともう少し。
街を歩く人々は皆傘をさしている。傘と傘が重なり、私はその間をすり抜けるように歩く。
やっと辿・・・

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5分間タイムリープ

16/12/31 コメント:0件 笹岡 拓也 閲覧数:573

目の前で見ず知らずの女性が亡くなった。縁も所縁もないが、目の前で人が亡くなるのは辛い。
女性の死因は交通事故だ。こんな車通りの多いところに飛び出した女性が悪い。しかし女性は飛び出した理由があった。それは女性の子供が急に道路に駆け出し、車に跳ねられそうになるのを防ぐために、女性は車の前へ飛び出した。
私の目の前で女性は無残な姿をしている。その女性に駆け寄る子供。ひたすら泣きじゃくり「ごめ・・・

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