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糸井翼さん

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将来の夢
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投稿済みの記事一覧

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海の思い出

17/06/29 コメント:0件 糸井翼 閲覧数:110

「お母さんとの思い出は何かある?」
おばさんが尋ねた。なにかの取材みたいだった。私は大切な思い出を話すのはもったいない気がした。でも、誰かに話してしまいたい気もした。
「海に行ったの」

「ねえ、今から海におでかけしよっか」
突然のお母さんの提案に私は驚いた。
私の家はお金がなくて、旅行なんて行ったことがない。行けないものとわかっていたから、行きたいなんて一度も・・・

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鬼の話

17/05/12 コメント:0件 糸井翼 閲覧数:177

ひっそりとした森の奥に、鬼たちの小さな学校があった。彼らの歴史の授業が行われている。
「鬼は正しい生き物でした。」
先生は悲しげな顔で言った。たった二人しかいない生徒のほうをじっと見た。
「鬼はその強靭な体と偉大な知識で自然と共存共栄し、この世界の形を作り上げた。山も海も、我々の偉大な先祖が作り上げたのです。」
「知ってます。先生」
生徒の一人は声を上げた。
「・・・

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結果

17/03/24 コメント:0件 糸井翼 閲覧数:195

失敗してもいいって人は言いますね。
うちの親もそうでした。
失敗してもいいんだよ、トライするまでの過程が一番大事だ、なんて言ってね。
まあそういう部分もあるのかなと思いますよ。ズルして成功したって、何も得るものはないし、後ろめたいでしょう。
でも。
現実はどうなんでしょうね。
成功した者だけが大きな顔をして、活躍していますね。成功体験談を好きなように語れますね。・・・

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人混みの中に

17/02/24 コメント:0件 糸井翼 閲覧数:241

気になる記事を見つけた。
「渋谷の人混みの中で、三つ目の男の子が無表情でこっちを見ていました。風が吹いて、おでこの目が見えたんです。見間違いじゃない。その目が、忘れられず、今も夢に出てくるんです。」
まあ、普通に考えて、そんな化け物はいない。
だいたい、あの人混みの中で一人の男を、ましてその化け物を見つけられるわけがない。でも、あの人混みだからこそ、そんなやつが一人くらいいてもお・・・

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テーマについて、いろいろ考えた。

17/01/20 コメント:0件 糸井翼 閲覧数:208

つまらない教授の話がまだ続いている。プリントに書いてある内容を棒読みしているだけでしょ。プリント配って授業終了でいいから。
スマホのゲームにも飽き飽きしてノートパソコンを開く。小説でも考えようかな。
インターネットがなかなか開かない。今日は機嫌悪いみたいね。パソコンよ、ごめんね。

小説投稿、今回の小説のテーマは「304号室」。「304号室」、うーん、どうしようかなあ。

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優しい出来事

17/01/08 コメント:0件 糸井翼 閲覧数:249

電車の中で起こった、優しい事件について書こうと思います。事件、と言うか、私にとっては事件でした。だって、電車の中って、みんな寝ているか、スマホをいじるか。他人との繋がりなんてあまり感じないでしょう。そんな電車の中で、思わぬ優しさに出会ったのでした。

私は始発駅から電車に乗っていることもあって、いつも同じ電車、同じ場所に乗って通勤しているのですが、そうしていると、仲良くなるわけではない・・・

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AKAZUKIN

17/01/08 コメント:0件 糸井翼 閲覧数:229

森の中にその組織の施設はあった。
以前から内偵している馬場の力も借りて、なんとか組織に入り込むことができた。
「お前、名は」
「ウルフだ」
この組織では本名では呼び合わない。俺の名前は大神だったからウルフとなった。俺の立場からしたら随分露骨な名前だが仕方ない。
施設の中で馬場が待っていた。
「名前、ウルフなんていいじゃないですか。私、グランマですよ。馬場だから、・・・

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儚い命

16/12/25 コメント:0件 糸井翼 閲覧数:276

老婆は死が近づいていた。

若いころから不死の法や長寿の薬を試してきた。その甲斐あってか長生きはした。歳の割に美しい肌で周囲にも驚かれるほどだった。しかし、死は近づいていたのだ。じきに死ぬことを薄々感じていた。彼女の親も言っていた。長く生きると、自分の死ぬときを自然に悟る。
老婆は死を恐れていた。そのせいで、彼女は一気に老け込んでしまった。この老け込みようのほうが恐ろしいものだ。・・・

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戦場でもクリスマスを

16/12/07 コメント:0件 糸井翼 閲覧数:335

今、俺は生きているのか、死んでいるのか。
蒸し暑い森の中をただひたすら歩いていた。隊からはぐれて一週間。このまま死ぬのかもしれない。いや、日本に帰るまでは死ぬわけにはいかないのだ。日本は今頃寒いんだろうか。この暑い森の中では信じられないことだが。
中国との戦争は混迷を極めていた。日本と中国がつまらない意地を張っているうちにこんなことになってしまった。国同士、政治家同士のいがみ合いで苦し・・・

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美術館の楽しみ方

16/11/25 コメント:0件 糸井翼 閲覧数:314

美術館に来て、こんなに気分が悪いのは初めてじゃないかしら。

私は美術館が好きだ。とは言っても、美術とか芸術とかはよくわからない。有名な絵を見ても、何が良くて何が良くないのか、全く理解できない。じゃあなんで美術館が好きなんだ、って言われそうだけど、それは、静かだから。すごく静かな中で作品をぼんやりして見ていると、自分を見つめなおすことができるの。友達にはあまり理解してもらえない・・・

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カブ

16/11/19 コメント:0件 糸井翼 閲覧数:273

「カブね」
彼女のつぶやいた捨て台詞が忘れられない。だって、あまりに不可解じゃないか。
彼女とは、少しずつ仲良くなって、一年くらい経った。彼女の誕生日は十二月。ちょっと格好いいプレゼントをあげるぞ、と思って、詩を贈ることにした。前に自作の詩を彼女に褒められたことがあったからだ。文学研究部の僕は、その褒め言葉だけで、恋のスイッチが入ってしまったわけだ。笑うなよ。
彼女はフランスに留・・・

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