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RNさん

頭の中の小さな世界を、表現し、残したい。 色んな人に読んでもらえたら嬉しいです。

出没地 群馬県に移動しました。
趣味
職業
性別 男性
将来の夢
座右の銘 塵も積もれば山となる。コツコツと。前向きに。

投稿済みの記事一覧

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眠り

17/12/21 コメント:0件 RN 閲覧数:272

いつまでも一緒だよ。と誓ったのに、
あの日から君はずっとひとりで眠り続けている。

君の身体は何一つ傷ついていないのに。
脳死と判断されて、20年はたつのか。

病室に鳴り響く、心電図の波打つ音。
それだけが、君の生きている証であった。




僕は君の耳元に近づいてそっと呟く

そろそろ僕も限界なんだ…。ごめんね・・・

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present for you

16/12/18 コメント:0件 RN 閲覧数:482

 3年前の冬だった。僕が君と付き合い始めたのは。君と過ごす初めてのクリスマスには、ペアの腕時計をプレゼントした。次の年にはネックレスを。去年は君の左手薬指に指輪をはめた。横浜のみなとみらい。観覧車の中で。我ながらベタベタのプロポーズで今思い出すと笑ってしまう。でもあの時は緊張で胸が張り裂けそうだった。指輪をポケットから取り出して、「結婚して」って出した時、多分僕の手は震えてて、すごくかっこ悪かった・・・

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年に一度の優しい音色

16/12/12 コメント:0件 RN 閲覧数:476

 ここはどこだろう。気が付くと見知らぬ場所で僕は仰向けに寝ていた。むくっと起き上がり、辺りを見渡しても真っ暗闇で何も見えない。底知れぬ恐怖が襲い、体が震える。「おーい」と叫んでも誰も答えてくれない。怖い。僕は当てもなく我武者羅に走り出した。
 しばらく走っていると、天井から降り注ぐスポットライトの様な一筋の光が遠くに見えた。僕はその光に安心し、とにかくそこを目指した。光の近くまで行くとそこに・・・

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星に願いを

16/10/20 コメント:0件 RN 閲覧数:564

「純君なに見てるの?」
洋子がそう言いながらベランダに出て来たので、僕は急いで煙草の火を消した。
「ほら、空を見てごらん。ニュースでやってただろう?」
「ん?なになに」
彼女は僕の横にきて空を見上げる。雲一つない快晴の夜空。僕らの住んでいる町は都心からかなり離れた片田舎であるため、星が綺麗に見える。
「東の方の星空。よーく見てて。」
僕がそう言うと、彼女は真剣な・・・

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微笑みの意味

16/10/20 コメント:0件 RN 閲覧数:489

21時過ぎ。
風邪で寝込んでいる私の家に彼は仕事を終えて来てくれた。

ヨロヨロのスーツ。ユルユルのネクタイ。
急いで来てくれたのだろうか、額にはうっすら汗を浮かべている。

「いや、仕事が長引いて。」
微笑みながら彼は言う。彼の笑顔で私は少しだけ、元気になる。

「ごめん。寝てた?起こしちゃったね。」
私は首を横にふる。
「大丈夫・・・

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カップ焼きそば

16/10/20 コメント:0件 RN 閲覧数:455

僕はカップ焼きそばを買った。言われなくても不健康だとわかっている。いくらでも怠け者と嘲り笑うがいい。でも昼食を作るのが面倒くさかったから、買ったのではない。あの、美味しさをもう一度味わいたかった。ただ、それだけなのだ。

半年ぶりのカップ焼きそば。久しぶりのカップ焼きそば。高揚感が抑えきれず、僕は家に帰るとすぐにお湯を沸かす。
沸騰するのを待つ間、僕はぺりぺりとカップ焼きそばの蓋・・・

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微笑みの意味

16/10/20 コメント:0件 RN 閲覧数:505

21時過ぎ。
風邪で寝込んでいる私の家に彼は仕事を終えて来てくれた。

ヨロヨロのスーツ。ユルユルのネクタイ。
急いで来てくれたのだろうか、額にはうっすら汗を浮かべている。

「いや、仕事が長引いて。」
微笑みながら彼は言う。彼の笑顔で私は少しだけ、元気になる。

「ごめん。寝てた?起こしちゃったね。」
私は首を横にふる。
「大丈夫・・・

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笑いの種類

16/10/19 コメント:0件 RN 閲覧数:743

ツーっと涙が頬を伝い流れ落ちる。
涙の雫は僕の足もとにポタポタ落ちていき、ほんの小さな水たまりを作っていた。

眠らない街新宿。
その街で僕は一人ぽつんと立って泣いている。人々の喧騒と明るい街の光が僕の孤独感を一層つよくしている気がした。

「あのおっさんこんなところで泣いてるよ。」
「うわー。キモ。」

周りから見たら僕は明らかに浮いているし・・・

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