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伊崎さん

伊崎です。ファンタジーに恋愛を織りまぜた作品をよく執筆してます。姉弟、兄妹ものが好きです。よろしくお願いします。

出没地 職場……
趣味 レジンでアクセサリーとか作るのに最近ははまってますん。
職業
性別 女性
将来の夢
座右の銘

投稿済みの記事一覧

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さいごの言葉

17/10/27 コメント:0件 伊崎 閲覧数:216

「ね、デートしよ」
 彼女はそう言って、僕の手を引いた。

「デートって……デート?」
「そうよ。だって一度もしたことなかったじゃない?」
 当たり前のことをそんな不満そうに言われても困るのだが。
 そう思いながらも、僕は彼女の横に並んで歩いた。
「公園をうろつくのがデートって言える?」
「お散歩って言ってよ!」
「…………」
 彼女が何・・・

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今夜も夢を撒く

16/12/09 コメント:0件 伊崎 閲覧数:535

「師匠! 今年は僕も連れて行ってくれるんでしょう!?」
 いつもは宿で留守番ばかり。だが、今日は違う。
 荷造りをしている大きな背に向かって、僕は問いかけた。声には、期待が混じっている。そんな僕に振り向いて、皺くちゃの顔が柔らかく微笑んだ。
「そうだぞ。しっかり学ぶんだ、いいね?」
「はいっ!」
 僕の師匠は、毎年クリスマスになると、僕を連れて旅に出る。長い旅だ。ゴー・・・

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それは紅かった

16/08/21 コメント:0件 伊崎 閲覧数:909

 彼女の言葉は、いつも私を絡みとるように強く縛りつけた。けれど、嫌ではなかった。寧ろ心地がよかったのだ。けれど、私は____その、泥のような甘い水から抜け出さなくてはならない。

「夏子さん、今日はどこへ行くの?」

 凛とした声が耳元で囁いた。私の名を奏でた唇は仄かに赤く濡れている。風にさらわれた彼女の長い髪を私は視界の隅で一瞥した。
 繋がれた手は、生者とは思えな・・・

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雨は君の中

16/05/27 コメント:1件 伊崎 閲覧数:938




「どうして傘なんて差してるの?」
「雨が降っているから」

 彼女はそう答えて、くるくると傘を回した。その動きは無邪気な子供のようで、とても愛らしい。だが僕は彼女の肩を掴んで、首を横に振った。

「もう、やめよう」
「___何を」
「わかっているんでしょ、W雨なんて降ってないW」

 もう何度目かになる僕のその言葉に、彼・・・

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