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戸松有葉さん

ショートショート:小説投稿サイト「小説家になろう」で1001作以上、本サイト「時空モノガタリ」で入賞複数。 他、長編ライトノベルやエッセイなども。コメディ得意。 Amazon Kindle(電子書籍)http://amzn.to/1Xau7kMで活動中。(←URLは、Kindleストアを著者名「戸松有葉」で検索した結果。)代表作は『ショートショート集厳選集』とラノベの『二次元最高美少女』。 ツイッターは@tomatuariha3lb

出没地
趣味
職業
性別
将来の夢 積極的安楽死法案
座右の銘 常識を疑え

投稿済みの記事一覧

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この時を待っていたぞ! サンタクロース!

18/06/18 コメント:0件 戸松有葉 閲覧数:58

 年長組のまーくんは、いい子でした。
 いいえ、いい子を自覚的に演じている子でした。
 その理由は、一年以上前という、まーくんにとっては大昔にあります。
 まーくんは、サンタクロースの存在に、興味と疑問を抱くようになっていたのです。
 サンタクロースとは何者なのか、犯罪者と紙一重か同一なのではないか、と。
 そこでまーくんは、サンタクロースを直接追及し、場合によっては・・・

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不謹慎

18/05/28 コメント:0件 戸松有葉 閲覧数:71

 古今東西、大衆はコメディが大好きだ。否定的なのは、大衆にウケるものを否定したがる捻くれ者か、自分の価値観が絶対だと思い込んでいる心の狭い者か。
 そうした者がいる分には、多少気分を害する人が出てくるに過ぎないのだが、問題は、権力を持っている場合だ。そして、えてしてそうした者ほど、権力を持っている。
 規制、規制、規制……本人は良かれと思って愚民を導いているつもりが、見事に社会に不満と・・・

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対象を笑わせる能力ッ!

18/05/28 コメント:0件 戸松有葉 閲覧数:71

 日常が壊れたあの日から、少年は高校からの帰宅さえすんなりさせてもらえない。
 今も人気のない路上で、敵の刺客が道を塞いでいた。
 少年も刺客も、共通しているのは、異能力を持っていることだ。つまりこの場面は、いわゆる異能力バトルが始まるところ、ということになる。
 ……のだが。
 少年は醒めた表情で、
「お前らの組織って人手不足だよな。今まで強敵らしい強敵に出会ったこ・・・

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米の日

18/05/28 コメント:0件 戸松有葉 閲覧数:70

 ノリやイントネーションとしては、江戸っ子口調の「てやんでぇ」に近い。

「「「米ディ! 米ディ!」」」

 今この言葉が日本を席巻している。
 米のディ、米の日という意味だ。

「「「米ディ! 米ディ!」」」

 日本と言えば米だ、米を食べよう、という主旨らしい。らしい、としたのは、はっきりした由来が広まっていないからだ。
 兎も角、日・・・

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尻取りなので悪意なんて

17/12/18 コメント:2件 戸松有葉 閲覧数:722

「ねぇ美亜、中途半端に時間余ってるから、尻取りでもしない?」 「え? まあ、いいけど。(スマホでもいじっていればいいのに、尻取りするの? っていうか私、尻取りなんて小さな頃以来したことないかも)」 「じゃああたしから。あいうえおの『あ』で始めるね」 「うん。(尻取りの『り』からじゃないんだ。別に決まってないから不自然でもないか)」 「『あばずれ』」 「…………」 「ほら、続けて」 「(他意はないよ・・・

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ふさわしい動物名

17/05/23 コメント:0件 戸松有葉 閲覧数:426

 ある時ナマケモノのもとに、一羽の鳥がやってきて尋ねた。
「浮かない顔をして、どうしたんだい」
「実は俺、人間に不名誉な名前を付けられて」

 ナマケモノ。

「酷い! それならこっちも、人間に名前を付けてやろうじゃないか」
 案は色々と出た。
 うじ虫、寄生虫、ゴキブリ、猿、ゴリラ、ハイエナ……。
 しかしどれも、すでにいる動物たちに失礼だ。・・・

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お茶も飲み過ぎれば死ぬ

17/05/23 コメント:0件 戸松有葉 閲覧数:478

「健康的とされるお茶だって、大量に飲めばカフェインの致死量に達して死ぬ!」
 彼は力説していた。
 僕はその知識を持っていたので、何の驚きもない。
 でも彼が続けた言葉には、多少驚きを覚えた。
「だから俺が、お茶を飲み過ぎたら死ぬことを証明してみせる!」
「君のバカさ加減には同情を禁じ得ないけど、それで、そんな話を僕にして、どうしてほしいんだい」
「証人になって・・・

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鏡が頑なな理由

17/05/23 コメント:0件 戸松有葉 閲覧数:463

 妃は鏡に問う。
「鏡よ鏡、この世で最も美しいのは誰?」
『それはお妃様です』
 その答えに妃は満足……したりはせず、静かに席を立つと、ある物を持って戻ってきた。
「違うでしょ!」
 言いながら、紙製のハリセンで軽く叩いた。鏡なので割るわけにはいかない。
「ねえ鏡、そろそろ回答変わらないといけないでしょ。白雪姫。わかる? し・ら・ゆ・き・ひ・め! そうじゃないと・・・

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必死な桃太郎

17/05/23 コメント:0件 戸松有葉 閲覧数:444

 その昔、必死で生きるお爺さんとお婆さんがいました。
 お爺さんは毎日必死に山へ柴刈りに、お婆さんは毎日必死に川へ洗濯に行っていました。
 お婆さんがいつものように必死で洗濯をしていると、川上から大きな桃が流れてきました。
 お婆さんは老体に鞭打ちながら、必死の想いで桃をすくい上げ、必死にかついで持ち帰りました。
 二人が必死で桃を切ると、中から赤ん坊の必死な泣き声が聞こえ・・・

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異性なんて星の数ほど(140文字小説)

17/05/23 コメント:0件 戸松有葉 閲覧数:414

 友人が失恋した。面倒だが慰めるために言う。
「女なんて星の数ほどいるんだから」
「星は多くても、全部遠いだろ! 彼女は俺の太陽だったんだ!」
 酒をあおる友人。面倒ではあったが、ここは友のためだ、本腰を入れて悟らせてやろう。
 肩を強く掴むように叩き、
「太陽もめっちゃ遠いぞ」

(了)・・・

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雷がこわい妹(200文字小説)

17/05/23 コメント:0件 戸松有葉 閲覧数:435

 うちの妹は昔から雷が怖い。
 以前はよく、泣きながら俺のベッドに潜り込んできていた。
 そんな妹も小学五年生ともなると成長するらしい。
 今日は雷の音も一段と大きかった。頻度も高い。
「お兄ちゃん」
 夜、俺の部屋に来た妹。だが以前とは違う。
「か、雷のやつ、倒してきてやったぜ……!」
 そう告げると、パタリと倒れるようにベッドに入った。
 激戦を・・・

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妹とリモコン

16/07/04 コメント:2件 戸松有葉 閲覧数:675

 小学五年生の妹が、リモコンを片手に、首を傾げて言った。
「これって何のリモコンだっけ?」
 俺もよくある。どれがどのリモコンかわからなくなるんだよなー。
「使ってみればわかるだろ」
 ボタンをしばらく押して試していると、DVDのリモコンだと判明した。一件落着。
「こっちは何だっけ」と妹。
 まだわからないリモコンがあるのか。
 今度は俺が操作してみる。<・・・

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見捨てるのはよくないです

16/05/09 コメント:0件 戸松有葉 閲覧数:777

 仲間が全員死んでしまったので、勇者は一人旅を続けている。
 そんな道中、倒れて苦しんでいる――ように見える少女がいた。
「うう、あたしがあんな魔物にやられるなんて」
 親切にも現状を説明してくれた。
 無視して旅を続ける。
「なっ! ちょっと待ちなさいよ!」
「……なんだ、元気じゃないか」
 少女は抗議と共に、起き上がってもいる。元気そうだ。
「あ・・・

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お客様のなかに

16/05/09 コメント:2件 戸松有葉 閲覧数:1162

「お客様のなかに、お医者様はいらっしゃいませんか」

 快適な空の旅は、その一言で空気が一変した。
 機内がざわつくなか、一人の男性が応じる。
 客室乗務員は頬が緩み、しかし真剣な目で言った。
「私と結婚してください」
「喜んで」
 婚約を済ませると早速、乗務員は次の人を探した。

「お客様のなかに、神父様はいらっしゃいませんか」

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