1. トップページ
  2. 久我 伊庭間さんのページ

久我 伊庭間さん

今後もマイペースでガンバっていこうと思います。

出没地
趣味
職業 冒険野郎
性別 男性
将来の夢 宇宙旅行
座右の銘

投稿済みの記事一覧

1

夢の男

15/11/02 コメント:2件 久我 伊庭間 閲覧数:785

 小平左と松は、奇妙な死体を前に腕組みしていた。
「……穴の周りが焦げてやがるな」
「そうなんですよ。これがさっぱりでしてね。穴を空けた後に焼いた……にしちゃ妙だし、もしくは真っ赤に熱した鉄槍でこうブスリと……」
「それでこんなに真っ黒焦げになるか?」
「……なりませんかね?」
「まったく、ハッキリしやがらねぇ」
 二人してすっかり頭を抱えてしまったところに、よ・・・

3

もう、ただ一人

15/11/02 コメント:4件 久我 伊庭間 閲覧数:1382

 私には特別なチカラがある。時間を巻き戻すことができるのだ。例えばコップに肘をぶつけて落として割ってしまった時、肘をぶつける前に戻してコップを片付けておく。カップ焼きそばの麺を流し台にこぼす前に戻すこともできれば、代わりに他のカップ麺を買うことだって出来てしまう。交通事故にあって大怪我を負ったとしても、死にさえしなければ、事故さえなかったことにしてしまうことが出来る。この世にはおそらく二人といない・・・

4

爬虫侍 孤独剣

15/06/15 コメント:6件 久我 伊庭間 閲覧数:1396

 桔梗屋の前で、十人ほどの男たちが一人の男を取り囲んでいた。
「サシで喧嘩も出来ねぇのか。全く情けねぇ」
「野郎ッ」
 次々と飛びかかる男を軽くいなして、重い手刀を叩き込んでいく。その姿、粋にはだけた着流しに、立派な銀杏髷……と言いたいところだが、頭はツルッと何もない。代わりにびっしり鱗に覆われ、口は真横まで裂けたトカゲ男。俗にいうカナヘビ者だ。そのカナヘビ者にのされ、ぐるりと囲・・・

2

猪口才卯之助

15/04/26 コメント:4件 久我 伊庭間 閲覧数:1055

 猪井卯之助は憂えていた。
「次は私だ」
もちろん、犬童頼母のことである。猪井家の嫡男、文蔵と学友であった頼母は、剣術、学問、意中の女、事あるごとに張り合っていた。そのどれもが文蔵が勝り、頼母は苦汁をなめた。しかし、代々家老職を務めてきた犬童家と猪井家の間で、家格は大きな隔たりがあった。家督を継いだ文蔵が郡奉行のもとで働き、田畑の検地を務めていた頃、頼母はすでに中老であった。八年前の凶・・・

3

御心のままに

15/02/22 コメント:4件 久我 伊庭間 閲覧数:1008

「ふざっ、けんな!このクソゲーが!」
あっ、と思った時にはもう携帯ゲーム機が宙を飛んでいた。
やばい。またやってしまった。
物にあたるなんて最低だ。
わかってはいるが、カッとなるともう手が動いていた。

 俺はゲームは感情移入して楽しむタイプだ。
だからこそ、キャラクターが取りそうもない行動は決して選択しないし、
よしんば選んでしまったとしたら、そこ・・・

  1. 1
ログイン