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希咲 海さん

希咲 海(きさき うみ)です。 文学ってなんぞや? を勉強しに参上しました。 皆様の胸お借りいたします! 普段はJファンタジーを中心に執筆しておりますが、こちらでは現代ドラマを中心に色々と楽しませていただきたいと思いますd∀

出没地
趣味
職業
性別 男性
将来の夢
座右の銘

投稿済みの記事一覧

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六月の雨

16/05/24 コメント:2件 希咲 海 閲覧数:889


 今日も風が揺らめいて、木々が泣き叫んでいた。
 六月の雨など特別珍しくもないのだけれど……
「だからってこんな日にまで降ることないじゃない……」
 私は雨女だった。
そう打ち明けたとき、たいていの人は「そういう奴いるよねー迷信だよ」なんて反応をするけれど、小・中・高の遠足と修学旅行、初めてのデート、エトセトラ。すべて雨だったというエピソードを話すとドン引きされてし・・・

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マイウェイ

16/05/09 コメント:0件 希咲 海 閲覧数:826

 娘がまだ小学五年生のとき、初めて連れて行った博物館でティラノサウルスの模型を見た事がきっかけだと思っている。あの時のひまわりのように明るい笑顔はあれから六年経った今でも脳裏に焼き付いていた。いつかそれを言い出すのではないか……と心の準備をしていたにも関わらず、いざそれを言われてしまうと僅かながら動揺してしまう。
「私、栃木にいきたい」
 語気を強めて言い切ったその言葉。詳しく話をきく・・・

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エリートスター

16/05/06 コメント:2件 希咲 海 閲覧数:1071

 ぼくが目覚めた時、同じ青い帽子を被り、同じ顔をした彼らは口を閉ざしたまま無表情で一点を見つめていた。その中の一人であるぼくもきっと同じ顔をしているのだろう。ぼくも彼らを真似するように同じ方向を向く。しかし口を閉ざすことはできても、これから何が行われるのか? を想像すると不安の表情は隠せなかった。そしてぼくが眠る前のことを少し思い出し、そっと瞳を閉じる。

 『――俺は必ずS級に入って・・・

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一夏の揺らめき

16/05/06 コメント:0件 希咲 海 閲覧数:762

 あれから何十年経ったのかははっきりとしない。
焦がれる暑さで視界が揺れる。それが蜃気楼なのか、はたまた熱射病によるものなのかはわからない。わかりたくもない。そんな暑い日だったのは覚えている。


「ケン兄ぃ待ってよー」
 そういって従兄のケンジを追って緩やかな坂道を登っていた。ようやく坂道を登りきるが、その先にケンジの姿は見当たらない。田舎の田んぼや畑しかないような・・・

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ビデオテープ

15/01/07 コメント:2件 希咲 海 閲覧数:951

 あれは私が20歳になったばかりの事でした――。

 社会人になり古いアパートでしたが、一人暮らしを始め、毎晩のように友人達と部屋呑みをして騒いでいたんです。

 今思えば、若さ故なのかもしれませんが、度が過ぎていたのは明白でこれほど後悔したことはありません。

 あの日もいつものように酔っ払ってバカ騒ぎしていました。

「あれ?酒がもうねぇな。買い・・・

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