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佳麓さん

名前は『かろく』って読んで下されば。 2000から始まるカウントダウンが恐ろしい。 硬いのとバッドエンドは苦手です。

出没地
趣味 読書と書かないとマズいのでしょうか? や、ゲームですね、はい。
職業
性別 男性
将来の夢
座右の銘 思ったが吉日。 今日やれる事は明日でもやれる!

投稿済みの記事一覧

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操り虫 〜止まらない斜陽〜

14/08/02 コメント:0件 佳麓 閲覧数:885

「実はな、俺は地球人なんだよ」
 唐突な告白にも助手席に座るキジマは淡々としていた。ダッシュボードの中でハンドガンの分解を始めた手を止めて、ハンドルを握るサガミに視線を向ける。
「知ってますよ?」
 一言返して、また手元に視線を落とす。
 ゴーストタウンと化したビル街を、一台のジープが走り抜けていった。

 宇宙から飛来した未知なる虫は、寄生能力を有していた。<・・・

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最近のみらいよちTVについて

14/07/18 コメント:2件 佳麓 閲覧数:907

 日曜日 PM五時

 田中彼方が友人宅を訪ねていた。円テーブルの上に紙くずを並べて、一人憤慨している。
「人間は、全ての未来を予測出来た方が幸せになれるんだ」
 知世雷三は、田中が頭から湯気を出している理由を推測できたので、口出しを控えていた。
 ちなみに、先の台詞は田中が知世のアパートで最初に発した言葉である。

 その日のレースは、涙無しには語れない・・・

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ほたる 

14/07/17 コメント:0件 佳麓 閲覧数:824

 昔、私は蛍と約束をした。
『毎夜歌って?そしたら皆で光るから』
 星の煌めきと木々の吐息、蛍達のリズムに中てられた幼い私は、何の迷いもなく頷いた。
 深い森を掻き分けて大きな空色の湖に立つと、大勢の蛍達が出迎えてくれる。私の歌に合せて光を放つ。まるで気分は蛍姫。

(天の星を水面に移す 瞬くさざ波 踊る月
  森の呼吸を薄羽で捉え ふわりふわりと弧を描く)

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「なぁ、あんたはこれ持ってるか?」

14/07/15 コメント:2件 佳麓 閲覧数:825

「ん?……あれ?」
 何かを落っことした気がして、俺は立ち止まった。
 手の中を見ても、ポケットをまさぐっても、見つからない。地面を見渡してもそれらしいものは見当たらない。
 それでも何かを落っことした事は確かなのだ。
 不思議に思いながら歩き出そうとして……ぶつかった。何も無い所にぶつかった。
 透明な壁、そんなイメージ。
 道半ば。この道はまだ先へと続いてい・・・

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よーし!夏だ!ドッキリだ!!

14/07/13 コメント:0件 佳麓 閲覧数:800

 [注意 ホラー要素があります。そして、かなり長いです(笑)]






 仰向けに寝転がると、夏にしては気持ちの良い風が裾から入り込んできた。目を閉じても、畳の匂いがいつもとは違う世界にいるんだと言う事を証明してくれている。
(ここ、どこだっけ?)
 あまりに心地よすぎて、そんな疑問符が頭に浮かぶ程。

 大学の夏休みで久しぶり・・・

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夢と涙と青い空

14/07/12 コメント:0件 佳麓 閲覧数:797

 物心ついた時からの夢。
 男は空へと舞い上がった。
 遥かなる空から見下ろした風景は、男が幾度も想像した景色とは比べものにならないほど美しかった。地上から解放された楽園に漂いながら、感情が窮まってしまった男は、人目のない空で大泣きした。生まれ落ちた瞬間でさえ、ここまで泣かなかっただろうと言う程泣いた。
 悲しい。
 男の心の中に充ち満ちている悲しみ。
 大声を上げて・・・

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てんつくてんつくてんてん天突く

14/07/11 コメント:3件 佳麓 閲覧数:843

 天井を両の手で突き破って、空へと頭を出した。
 隣でもぞもぞとやっていた奴も、程なく顔を覗かせる。
 どうやら間に合ったようだ。まだ天井を見つけられていない者達は、今頃必死に頭の上を掻き分けている事だろう。

 「これだけ早く空の匂いを嗅げたのは、日頃の行いが良いからだ」
 隣の奴に伝わったらしい。プルプルと笑う風がヒゲを通して伝わってきた。
 「あんただって・・・

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