1. トップページ
  2. ryonakayaさんのページ

ryonakayaさん

皆さん初めまして。ryonakayaこと中矢良一と申します。 学習塾の教師をしております。 今後ともよろしくお願いいたします。

出没地 ドトール・コーヒー
趣味 フルート、ピアノなどの演奏と作曲
職業 小学校英語指導員育成業務
性別 男性
将来の夢
座右の銘 明日があるさ。

投稿済みの記事一覧

3

メロンパン

12/10/11 コメント:4件 ryonakaya 閲覧数:1865

 白黒2つの生後1週間。おそらく捨て犬ではあろうが、白い方は逃げ足が速く捕まえる事はできなかった。黒は、白を追いかけようとして腰を抜かし、その場でうつ伏せになったまま、動けなくなった。
 抱き上げてみると、まだ乳臭いような甘い香りが残っており、私の発見する直前に捨てられたのではないかと思われた。夜の海岸を散歩している時に防波堤で出会ったこの(黒)を懐に入れて持ち帰ると、3人の娘たちは、

3

メグ・ワールド

12/09/27 コメント:4件 ryonakaya 閲覧数:2581

 娘が保育園から退園の通告を受けた。妻は青い顔をして、
「この子、集団生活ができないんだって。困ったわ」
 子供を嘆いているのか、私に訴えているのか、自分を責めているのか、とにかく、子供の行く末が危ういとでも言わんばかりの口吻で部屋の中を行ったり来たりしている。私は妻の右往左往するその姿こそ先が危ういと、腹の中で笑っていた。3歳になったばかりの女の子が、集団生活を円滑にこなしている方が・・・

2

午後に

12/09/19 コメント:2件 ryonakaya 閲覧数:1744

 あの時のまま。
 見上げるほど背が高くて、お勉強はそこそこ。優しくて、でも、何かちょっと怖いようで、足が速くて、いつも
男子に囲まれていたから、
『男好きなんじゃないの?』
 なんて私も女子たちのそんな陰口に便乗して笑ったりして。
 高校のいつだったか、放課後、私の腕時計を見て
「可愛い時計だね、うち時計屋」
 初めてでそれっきり彼と話したことなんてない・・・

4

23年目の秋空

12/08/07 コメント:3件 ryonakaya 閲覧数:1990

 昭和16年12月8日未明、快晴。
 浅田久吾22歳は、空母への帰還途中に、もう一度海面すれすれの低空飛行を試みていた。つい数分前に攻撃を終え、沈没寸前の米駆 
逐艦の真上を低空飛行で旋回した。あっけに取られて為す術を知らない米兵は額に手をかざして、眩しいほどに低空飛行を続ける自分
の戦闘機を半開きになった口のまま、ただただ見上げているだけだった。
終わったな
 リメ・・・

2

1973 国立競技場の水

12/07/29 コメント:4件 ryonakaya 閲覧数:2151

有村裕人は100メートル競技で10秒5の壁に長い間苦しんでいたが、ついにその年の県大会で10秒47の自己最高記録を出し優勝、全国大会出場への切符を手に入れた。
「土曜日、応援団の連中に囲まれたよ」
 陸上部のマネージャー吉沢玲子は裕人の言葉に大した同様も示さず
「あら、私もよ。あんな連中怖いもんですか」
「女にも、か? あの野郎ども消しちまうぞ」
「まあ、物騒なことい・・・

2

赤色 巡礼の旅で

12/07/21 コメント:6件 ryonakaya 閲覧数:2797

 母が心不全で亡くなり、一週間が経つ。前日までお気に入りの赤い折りたたみ自転車
に乗って元気に駅前の繁華街まで出かけていたのだが、行きつけの洋品店で倒れ、その
まま帰らぬ人となった。赤い折りたたみ自転車は2日ほど前に洋品店のご主人が届けて
くれた。遺品の整理もしなければ、と思いつつ、体も頭も動こうとはしない。
 小さく折りたたまれて届いた自転車は、玄関にそのまま置いては・・・

  1. 1
ログイン
アドセンス

新着作品