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ゆうか♪さん

埼玉在住で、気が向いたら小説や詩やエッセイなどを書いています。                                                                                          下手の横好きで未熟者ですが、読んで下さった方がほっとするようなものをメインに書いていきたいと思っています。                                                                                                 たまに気分が沈んでいる時は暗いものも書いたりして、読者の気分を落とす危険性も……汗                                                                                                        こちらでは短編しか投稿できないので、その他の長編などは、ノベリストに投稿しています。                                                http://novelist.jp/member.php?id29090

出没地
趣味 創作・ボウリング・読書
職業 フルタイムの会社員〔契約社員ですが・・汗〕
性別 女性
将来の夢 色んな想いを描きたい。そして、それを読んだ方が何かひとつでも心の糧になるものを得てもらえたら・・何よりの幸せです。ヽ∩_∩ノ
座右の銘

投稿済みの記事一覧

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見知らぬ駅

12/09/04 コメント:0件 ゆうか♪ 閲覧数:1498

 気がつくとそこは駅だった。駅なのは確かなのだけど、どこの駅だか分からない。自分がなぜその駅に立っているのかも分からない。どうしてこんな所に居るのだろう。そして何のために。どう考えても私にはそこへ来た理由も、どうやってそこまでやってきたのかも記憶が無い。もしかしたら私は、どこかで事故にでもあって記憶喪失になったのだろうか。慌てて自分の身体を見下ろしてみたが、どこにも怪我はしていないようだ。とりあえ・・・

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コチコチカッチン

12/09/01 コメント:4件 ゆうか♪ 閲覧数:1493

「コチコチカッチンおとけいさん コチコチカッチンうごいてる〜♪」
 可愛い歌声が聴こえてきた。
「あらぁ、アユちゃん。上手、上手! でもどうしてそんな歌知ってるの?」
「あのねぇママ、おじいちゃんがうたってくれたの」
「ふぅ〜ん、おじいちゃんが? ――えぇっ! おじいちゃんがって、アユちゃんはおじいちゃんに会った事ないでしょ?! アユちゃんが生まれる前に死んじゃったんだし」・・・

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デュエル

12/08/26 コメント:2件 ゆうか♪ 閲覧数:1564

 カーン! とゴングは鳴りませんが、たった今発せられたA氏の『いただきます』を合図に、本日も恒例のテーブル上の決闘が始まりました。左右の両者は目をギンギラギンに光らせて、今回こそは相手を叩きのめそうと闘志を燃やしている模様です。
 本日の戦士を紹介しましょう。右手はナイフのキレール君。左手に控えしはフォークのササール君です。二人はこれまで何度となく決闘を繰り返してきましたが、いつも引き分けで・・・

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マ・ミ・コ

12/08/18 コメント:10件 ゆうか♪ 閲覧数:1787

「ねえねぇ、ミーちゃん。お腹空かない? ボクもうお腹ペコペコだよ〜」
 情けない顔でそう言ったのはコーちゃん。三毛猫で、いつも少し半べそをかいたような顔をしている。
「もう! コーちゃんたら……。あんたはいつもそうなんだから。ママは朝から晩までお仕事頑張って、帰ってからだって休む間もなく夕飯の支度してくれてるのよ。少しぐらい我慢して待つってこと出来ないの? ねぇマーちゃん」
 そ・・・

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化け猫

12/08/13 コメント:0件 ゆうか♪ 閲覧数:1369

 そいつは私が今のアパートに引っ越すよりも、多分ずっと前からそこに居るんだろう。

 私が仕事を終えて電車で帰宅し、下車駅で降りると、自宅まで2人が並ぶのがやっとの狭い路地を延々ではないが5分歩く。

 すると何処からか、そいつは音も無く私のすぐ側までやって来て、いつも私をギョッとさせる。

 はっとして、何だこいつかぁ〜と安堵するのも束の間、そいつは私が歩くと・・・

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「底」

12/08/04 コメント:6件 ゆうか♪ 閲覧数:1725

 音のない世界が好きになった。底にひっそり沈み、音のない世界で何も考えず、ただゆらゆら漂うように揺れているのが好きになった。
 優しく閉じていた瞼を開くと、外から差し込む光が水面に反射してキラキラ輝いて見える。その光は、かつて水貴〔みずき〕が追い求めていた光にも似て、限りない希望を感じさせるのに、同時にとても儚げでもある。
 失ってしまった希望。それまでの必死の努力もすべて無駄になって・・・

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白球に賭けた命

12/07/30 コメント:2件 ゆうか♪ 閲覧数:1711

 まさかこんなに若くしてキミのそばを離れることになろうとは……。

 ワタシたちは、気付いたときには幼馴染として自他共に認める仲だった。だからキミのことは誰よりよく知っていた。
 運動会で走れば必ず転んでビリだったキミ。
 鉄棒の逆上がりだって、何度も練習しても出来なかったキミ。
 自転車に乗ろうと頑張っても、どうしてもバランスが巧く取れなくて左右にユラユラ揺れて、最・・・

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藍の夜空に

12/07/16 コメント:6件 ゆうか♪ 閲覧数:1726

 あの日、あなたと見上げる藍色の夜空に、打ち上げられる花火の赤や青や黄色や紫。その色とりどりの映像が、今も脳裏にくっきりと刻まれているのに……。

 大勢の観客に混ざって、砂地に敷いたシートに座り込んで眺めたよね。覚えてるかな?
「わあ! 綺麗だー」「素敵だね!」なんて歓声も上げながら。

 あの時約束したよね。
 来年も、そのまた来年も、ずっとずっと来年も、こ・・・

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空と風と少年と…

12/07/09 コメント:10件 ゆうか♪ 閲覧数:1949

 坂道を颯爽と一人の少年が滑降してくる。
 晴れた日の青空をバックに降りてくる真っ白な自転車。
 それに乗って、いかにも楽しそうな表情で降りてくる。
 彼の笑顔はまるで空と友達でもあるかのように明るく、風を仲間として飛ぶように降りてくる。

 毎日閉じこもった部屋の窓から眺める風景。
 その中に時々覗く彼の笑顔。
 わたしは唯一それを見るのが楽しみだった。・・・

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トライアングルミュージアムからの贈り物

12/07/03 コメント:10件 ゆうか♪ 閲覧数:1901

 小高い丘の中腹の、平べったい石の上に座って、二人は夜空の星を見上げていた。
 その瞳には、黄色く光る星々が悲しみの色を湛えて映っていた。
 二人はイトコ同士。そのせいで家族の反対を受け、今まで付き合ってきた年月に別れというケジメをつけたばかりだった。

   ***  ***  ***

 夏の夜空に輝く大三角。その三つの頂点は、ベガ、デネブ、アルタイルの三人・・・

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下仁田ネギとパスタの素敵な関係

12/06/25 コメント:3件 ゆうか♪ 閲覧数:2278

「殿、お味はいかがでございましょうか」
「うむ、これはなかなかの味じゃのう。で、どこで摂れたネギじゃ?」
「はい、こちらは地元の下仁田で摂れたものにござりまする」家老が自慢げに答えた。
「ほほう、これは下仁田のネギであったか」
「御意」
「この何とも言えぬ甘さは癖になるのう。今後も城内の料理にはこれを使うが良いぞ」
「ははぁ〜」
 これを機に、下仁田のネギ・・・

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ロザリオの秘密

12/06/13 コメント:4件 ゆうか♪ 閲覧数:1936

「わっ!」「きゃっ!」
志郎と蘭子は突然のことに驚く間もなく声を上げて地面に倒れた。
その拍子に志郎の首からロザリオが外れて、蘭子の目の前に飛んできた。
「イタタタ……あれっ、これは?」
蘭子はそのロザリオを手に取り、じっと眺めた。
「あっ、ごめん。それは俺の……」
志郎はぶつけた腰をさすりながら手を伸ばそうすると、蘭子がまじまじと志郎の顔をみつめた。<・・・

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シャッターを閉じて…

12/06/11 コメント:2件 ゆうか♪ 閲覧数:1743

また別れがやってくる
出逢いの後にはかならず
悲しい別れがやってくる

出逢って臆病な心を開き
ほんの少し夢をみる
無意識に未来に希望を馳せる

だけどそれはいつも突然で
ようやく開いたシャッターを
いたぶり震わせ打ちのめし

もうまともには開けないように
荒々しく閉じていく

ずっと探し続けた運命の人

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遠距離恋愛のその先は…

12/05/28 コメント:0件 ゆうか♪ 閲覧数:1936

「もう終わりにしようか」
雅也の口から出たその言葉を、優美は少し伏し目がちにして聞いていた。
遠からず聞かされるだろうと覚悟はしていたけれど、だけどやっぱり聞きたくはなかった。できれば雅也の気が変わる何かを言いたかったけれど、言葉が見つからないまま、一旦開きかけた口をそのまま閉じてしまった。
冗談だよと笑って欲しい――その思いで胸はいっぱいだった。
しかし雅也は、何も返事を・・・

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ぼくのゆめ

12/05/16 コメント:11件 ゆうか♪ 閲覧数:3278

 小学校3年生のぼくの今のゆめは、りょう理人になることです。
 ぼくのママはとってもりょう理が上手で、ぼくとパパのためにいつもおいしい食事を作ってくれます。
 ふだんは、パパはママがりょう理をしている時間には家にいないけど、たまの休みの日なんて、ダイニングのいすにすわって、ママがりょう理を作るうしろすがたをじぃーっとながめていたりします。そんな時のパパの目はおほしさまがキラキラしていて・・・

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京都にて、ひとり  〔『告白』の続編になります〕

12/05/10 コメント:4件 ゆうか♪ 閲覧数:1950

 記憶の糸を手繰り寄せると、私は30年以上も前にタイムスリップしていく。
 そして私の眼前には、映画のコマ送りのように当時の映像が浮かんでは消えていくのだった。
 京都府N郡M町は、丹後半島の付け根中央辺りに位置するド田舎の町だった。
 私がひとりで日本海側の国道9号線を走って辿り着いた伯母のうちは、食堂と錦鯉の釣堀を町外れでひっそりと営んでいた。
 家族は伯母とその夫、出・・・

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告 白 (ひとり京都へ)

12/05/03 コメント:4件 ゆうか♪ 閲覧数:2084

今を溯ること、既に30年以上も昔の事です。
私はまだ免許を取って2年位でしたが、軽自動車にルーフキャリアを着け、その上に自分の身の回りの物を詰めた衣装ケースを幾つも積んで、たったひとりで京都へ向かう日本海沿いの国道9号線を走っていました。
私にとっては初めての長距離の旅です。
朝早くに家を出て、京都の丹後半島にある伯母の家に着いたのは夕方でした。
その間、時々思い出したよう・・・

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いつか相合傘で…

12/04/29 コメント:7件 ゆうか♪ 閲覧数:5564

しとしと しとしと
今日は雨降り
心が濡れて
泣いています
寒くて風邪を引きそうで

     しとしと しとしと
     まだ梅雨には早いのに
     心のなかに
     降り続く雨
     誰か傘を差しかけて…


ふと見上げたら
いのまにか頭上に
誰かの傘が…
そんな夢をみました
明・・・

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雨のバス停で

12/04/26 コメント:4件 ゆうか♪ 閲覧数:2259

 それはありきたりの出会いだった。
 ある日の夕刻、私がバス停でバスを待っていると突然雨が降り出した。
 空を見上げ、少し暗い気持ちになった時、突然頭上に傘が差し掛けられた。
「おやっ?」
 私の視線は一旦上へ、それから傘を伝わって持っている本人へ。
 見知らぬ男性だった。
 一瞬どう言ったものかと考えたが、やはりこれしかないと思って言葉を発した。
「あ、・・・

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