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左足の小指さん

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趣味
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性別 女性
将来の夢
座右の銘

投稿済みの記事一覧

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アナログテレビの反乱軍

12/10/29 コメント:0件 左足の小指 閲覧数:1190

誰かが肩を揺らす。
もう、着いたのだとうさぎが、寝ていた僕を親切に起こしてくれた。
うさぎの赤い目を見ていると僕はどうなっているだろうと気になった。
胸のあたりを目をやるとネクタイが見える、次に両手で顔をさわる、どうやら背広を着ている人間の男性らしい・・が、のんびり自分の容姿の確認をしている暇は無い。
後のひまわりに急げと怒鳴られた・・
乗っていた渡し舟から降りると船・・・

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牙を研く犬

12/10/21 コメント:0件 左足の小指 閲覧数:1248

「おい、ぼうやポケットの中身を全部出しな」
又、その呼び方かよ・・
確かにここじゃ新人だよ、だけど警察学校じゃ成績優秀だったんだぜ。
「やっぱり、持っていやがった」
先輩の杉田さんが、俺の警察手帳を取り上げる。
「こんな近くで張り込みしてるんだ。向こうに気づかれちゃ今までの苦労が水の泡だ。預かっとくぞ」
俺達は、麻薬組織壊滅の足掛りとして、次に行われる大きな取引・・・

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リラの花は咲いていますか

12/10/12 コメント:0件 左足の小指 閲覧数:1206

夫の実家からの帰り、真梨子はバスの中で、なぜ『行かない』という選択肢があるのに選べないのか・・自分に問い掛けていた。
夫の両親が妹夫婦と暮らし始めてからは、余計義姉妹の風当たりが強い・・
『長男の嫁』田舎だから仕方ないことなのだろうか・・
歓迎されない事は分かっているが、行かなければ行かないで『顔も見せない』と言われる・・深い溜息が真梨子の全身を鉛の様に重くする。
(あっ、・・・

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月夜の都市伝説

12/10/07 コメント:0件 左足の小指 閲覧数:1080

棚にパンを並べながら田尻君が僕に話掛けてきた。
「来ませんね」
「誰が?」
「可愛い娘で俺に『好きです』って告白する女の子」
「アテでもあるの?」
「無いですけど、よく聞くじゃないですか」
(よくは聞かないけど・・)
「そんなの都市伝説だよ。僕が聞いたのは、お釣りを渡す時に『好きです』って告白したら成功したとか」
「本当ですか!」
(聞いたのは・・・

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月の駅まで

12/09/30 コメント:0件 左足の小指 閲覧数:1269

母が過労で入院したと父から連絡があった。
僕は、急いで母の入院する病院に向かったが、おかしい・・母は、専業主婦で3ヶ月前には父が定年になり、これからは二人でのんびり旅行でもと言っていた・・そんな母が過労だなんて・・
病室には痩せ細った母がベットにいた。
母は、心配させまいと僕には言わなかったのだと言った。
それは、父の事であった。父は、大きな駅で駅長をしていた。定年後、1ヵ・・・

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鏡と時の流れのアルバム

12/09/21 コメント:0件 左足の小指 閲覧数:1306

腰の曲がった老婆が、シルバーカーを押しながらそろりそろり・・と歩いていると、向かいから勢いよく走ってきた若い外国人が、老婆のシルバーカーに付いている蓋を開け、何かを入れてこう言った。
「預かってね、追われている、欲張りね、サヨウナラ」
その外国人がいなくなると、老婆よりいくらか若いであろう婦人が、髪を振り乱し、何度か転んだのではないかといういでたちで現れ、老婆にこう怒鳴った。
「・・・

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空とぶパンドラの箱

12/09/15 コメント:0件 左足の小指 閲覧数:1148

青年は、旅客機のエコノミーの客の前に立ち、なぜこんな羽目になってしまったのか考えていた。それは自分が犯してしまった行動に対してではなく、乗客の反応に対してだった。先程、青年は「この機は、我々が乗っ取った!」と大声を張り上げ、銃を構えたのだが・・
客は、いびきをかくばかりで誰一人起きない。映画や自分のシュミレーションでは、叫ぶ若い女性、パニックになる人々、「静かにしろ!」と怒鳴る自分・・の予定・・・

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猫の手を借りました

12/09/08 コメント:1件 左足の小指 閲覧数:1375

結婚してから笑ってない様な気がする・・
幸せでない気がする・・
安定ってそんなもんだと思ってみたり、生活だからと理由付けをしてみたりする・・でも・・相手の事は嫌いじゃないよ。一応、結婚する位好きだった相手だし、だけど・・一緒に暮らすのには、無理があるとこの頃思う。

いつもの様に小さな事、向こうにとっては大きな事で意見の相違があったので、別居を切り出してみた。
妻は、・・・

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モンスター達のカーニバル

12/09/02 コメント:0件 左足の小指 閲覧数:1289

苦しい・・助けて・・くれ、息が出来ない!!
あまりの苦しさに目が覚めた・・また、あの夢だ。
ロンドンオリンピックから、もう4年も経つというのに・・
この時期、体調をベストに持っていかないといけないのだが、ポジティブにと思えば思う程、地球が止まってくれればいいなどと後向きの考えに自分が包み込まれる。

スタジアムを走り始めると10秒というでかい壁が現れ、僕は派手にぶち当・・・

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ニーチェの茶会

12/08/19 コメント:2件 左足の小指 閲覧数:1472

「本日は、亜麻宮様のご婚礼の前夜祭が無事に終わりました。明日も今日の様に針の穴程の失敗も無く終わらせなければなりません。バブル期以来の我が帝都ホテルの命運が掛かった一大プロジェクトですから、各自気を引き締めてお願いします」
総支配人の話が終わり、スタッフ会議は解散になった。
僕は、明日の本番に向け、準備に追われた。
何と言っても総額10億円の結婚式だ。
ヘリポートにVIPゲ・・・

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未来はどこで作られているのか?

12/08/10 コメント:0件 左足の小指 閲覧数:1240

小学生の頃、野球が好きでたまらなかった。
6年間野球漬けだったが、苦とも思わなかった。
楽しくって、楽しくって、みんなで甲子園に行こう!と誓い合い、大事な仲間と白球を目標に向かって追いかけるのだと思っていた・・中学2年までは・・
仲間だと思っていた・・なのに・・突然「体力が劣る」と山田から言われた・・
「私の方が、足も速いし握力だってある!点数だって、私の方が取ってる!あん・・・

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運のいい女

12/08/07 コメント:1件 左足の小指 閲覧数:1621

遠くの空に花火が小さく咲いている。

私は、手まり柄の浴衣を着て、石のメガネ橋からそれを見ている・・・独りで・・・
あの花火が大きく見える場所に行ってるハズだった・・・

私は、花火を見ながら綺麗だとも思わずに携帯にメール機能を付けた人間を恨んでいた。

せめて携帯デンワなのだから、デンワすれば?大人でしょ?

別れ話・・・
私が鈍感だっ・・・

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自転車泥棒

12/07/25 コメント:0件 左足の小指 閲覧数:1523

夕日が美しい・・久しぶりに時計屋は思った。
修理専門の店をしているのだが、1900年代の大仕掛けのからくり時計の依頼がフランスから来てから中々落ち着かなかった。

ねじは無いわ、錆びてるわ、無くなっている部品が当然、現在存在してないわ、仕掛けで出てくる女性の服は手には負えないわで、あっちこっちの職人や企業の知恵を借りて、なんとか仕上げの段階に来て、散歩をするという心の余裕が出てき・・・

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ゼリーフィッシュと竜宮の使いの相談事

12/07/15 コメント:1件 左足の小指 閲覧数:1470

「紀田(きだ)、この水族館に営業に行って来こい」
社長の息子は、製造も営業も区別がつかない。

「嫌ですよ。僕は、製造なんですから、自分の仕事でしょ」
「俺はさぁ、取材があるんだよ。世界記録をドバイから日本に取り戻したからさ」
(作ったのは、僕らじゃないか)

「俺は、優しさで言ってやってんの。お前、彼女に振られただろう。だから、気分転換した方がいいんじゃ・・・

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スカイラインR32GT-Rに乗る女

12/07/04 コメント:3件 左足の小指 閲覧数:1784

客の自宅らしき目的地にタクシーは到着した。
ドライバーの奈菜は、後部座席の男性客が、上着やズボンのポケットにやたら手を突っ込む仕草から、次に言う台詞が予想出来た。
「財布が無い」
(やっぱり・・)
「待っててくれ」

この台詞で料金が貰える確率は、近所のラーメン屋でハリウッドスターと出会って、入籍するよりも低い。

しばらくすると、馬鹿でかい箱をかか・・・

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16.76400 メートル

12/06/18 コメント:2件 左足の小指 閲覧数:1610

「俺の死亡保険はいくらだ?」
「3000万・・全然、足らないわ・・家を売って、私も・・」
「それは、駄目だ」

「何、ぶっそうな話してるんです」
病院の廊下で話す若い夫婦の間に車椅子を押していたヘルパーの首藤が口をはさんだ。

夫婦は、車椅子に乗っていた老人に誘われ、老人の個室へやって来た。
老人は、湯飲みを二つ出し、一升瓶から、焼酎を注ぐと二人に差・・・

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シューズクロークの住人たち

12/05/31 コメント:2件 左足の小指 閲覧数:1841

-王様へ-
あれは貴方が王子と呼ばれていた頃・・

舞踏会ですもの・・美しい靴をはき、着飾って行ったのに、貴方は、私くしを一度もご覧にならなかった・・
貴方は、他の女性と語らい、その女性に微笑み、その女性と踊った・・その方だけをご覧になっていた・・
時計が12時の鐘を鳴らし始めた時、その方のお顔が青カエルの様になったのを私くし、見逃しませんでしたの。
その方が、・・・

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光るビルと笑う塩きゃべつ

12/05/14 コメント:1件 左足の小指 閲覧数:1843

新宿NSビルで銀行強盗をする・・途中までは、うまくいったが、男は、エレベターでミスをした。
下に降り、人ごみにまぎれて逃げる計画だったのに29階までの直通エレベターに乗ってしまっい、引き返そうにも、45秒で着いてしまった。
下には、今頃、パトカーが向かってる、もう、立てこもりしかない!
どうせ、立てこもるなら、ここがいい。男はとんかつ伊勢ののれんをくぐった。

「静か・・・

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ロシアンブルーの子猫とシャム猫の絵葉書

12/05/11 コメント:0件 左足の小指 閲覧数:1867

「教育って何なんだ〜!」

<また、君の飼い主、犬みたいに吠えてる>
<職場の小学校で生徒と意見が合わなかったんだって>

「おっ隣の猫じゃないか。もう、うちの真(まこと)と友達になったのか?真、日本の首都はどこだか知ってるか?」
知る訳ないから、公庄(くじょう)さんに聞く。

<京都に決まってる>
<京都>
「そうなんだよ、東京だ、それ・・・

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活字のラビリンス

12/04/20 コメント:1件 左足の小指 閲覧数:2126

雨も降ってないのに、大きな白い傘をさしてる奴が目の前を歩いている。
傘には「怪獣VS改造人間」とか「来月発売DVD」とか「宣伝に使用中の着ぐるみをさわらないで下さい」
とか書かれている。
(さわるもんか!暑いな・・)
ペットボトルを取り出し、蓋をはずすと、僕の手からペットボトルが消えた!
正確に言うと、前を歩いている奴の手・・だと思う物が伸びてきて盗った!
「お・・・

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カープストリーマーと星のともだち

12/04/09 コメント:0件 左足の小指 閲覧数:2040

「淳(あつし)庭のこいのぼり誰が立てたか知らない?」
「町内の誰かじゃない。行ってきます」

都会にいた頃なら、母は、迷わず警察に通報しただろう。
僕の喘息の治療の為に田舎に引越ししてから、3ヶ月、母も随分、おおらかになった。

「淳、でかいこいのぼり立てたな。じいちゃん、悔しがってたぞ。ここいらで一番大きいって、昨日まで自慢してたのに。いつ弟、出来たんだ?」<・・・

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砂漠の砂をかぞえなさい

12/04/06 コメント:0件 左足の小指 閲覧数:2107

「あゆみ、聞いてよ!どうして、新入社員の私が先輩の発注ミスを謝りに行かなきゃいけないの!」
「まあまあ、香奈、落ち着いて、第一希望の大手出版社に入れたんだから、辛抱、辛抱よ」

「いいち○、お持ちしました」

「佐和子も仕事、大変?な訳無いか・・あのK&7ミュージックの受付だもんね。美人は羨ましいわ」
「大変よ、今日だって、秘書課の田中さんがやって来て、中島さん・・・

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月とうさぎと地球たち

12/04/02 コメント:1件 左足の小指 閲覧数:2094

「先生、やっと出来ましたね」
助手の東(ひがし)くんが言う。

ふふふ何をかくそうタイムマシーンが出来たのだ。
私は、未来に行くのだ。
未来では、今のこのビル郡よりもっと高いビルが建ち並んでいるんだろうか?
そして、その間をすり抜ける未来の乗り物、どの位のスピードだろうか?
いや、隕石の落下で再び氷河期が来ているかもしれない。
火山の噴火で・・・

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