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ばあばとはるくんのやくそく

17/09/01 コメント:4件 こぐまじゅんこ 閲覧数:190

 はるくんは、ばあばといっしょにくらしています。
 ねるときも、いつも、ばあばといっしょです。
 ばあばが、
「はるくん、きょうは、よるの九時にねようよ。やくそくしよう。」
と、小指をだしてきました。
 はるくんが、きょとんとしていると、ばあばは、はるくんの小指をそっとからめて、
「ゆびきりげんまん うそついたら はりせんぼんのーます ゆびきった」
と、う・・・

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特定保健指導

17/09/01 コメント:2件 田中あらら 閲覧数:137

百合子の今日の訪問先は、親しい先輩のいる中堅医薬品会社の本社だった。先輩とはウマが合い、卒業後も気楽な付き合いをしている。
 彼女は特定保健指導の相談員だ。特定保健指導は、健康診断でメタボリックシンドロームと判断された人が対象となり、任意で行われる。相談員は、特定保健指導を請け負う会社に所属する保健師、看護師、管理栄養士などである。
 百合子は管理栄養士だ。肥満を解消することで、検査・・・

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戻らない

17/09/01 コメント:0件 ファリス 閲覧数:119

目を覚ますと、そこは僕の部屋ではなかった。
白くて冷たい、そんな感じだ。
ここは……?
「マサ……?」
誰かが呼んだ気がした。
「マサ、気がついたのね!」
母、さん……?
「よかった!先生に伝えないと」
……母さんは電話のようなもので誰かと、たぶんその「先生」と、少しだけ話をした。その後すぐに白い人が部屋に入ってきて、ここが病院だとわかった。
・・・

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化け物

17/08/30 コメント:0件 セレビシエ 閲覧数:208

近所にある古い森の中、 その奥には化け物が棲んでいる。そんな噂話がひそひそとクラスの間で語られていた。噂はだんだん膨らんでいき学校中に広まった。そうなればもちろん、誰かが森の中に入ることになる。そしてそれはもちろん、立場の弱い奴から、つまりイジメられている、僕からだった。
「お前だったら化け物とも友達になれるだろ」
渡辺が言った。そのあとに蹴りが1発。涙で目が熱くなった。

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わたしのお母さん

17/08/30 コメント:0件 ちほ 閲覧数:138

アリアは、母のアーニャが村で特別な存在として扱われていることが不思議だった。母の営んでいる雑貨屋がないと村人の生活は成り立たないが、そんな理由ではないようだ。
ある冬の夕方、店の暖炉に2人で当たっている時、母はアリアの疑問に答えてくれた。
「お母さんは、あなたと同じ10歳だった。そして、彼は6歳だったの──」
    ◇
「あなた、だれ?」
アメリーが胡散・・・

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和子と傘の人

17/08/30 コメント:0件 吉岡 幸一 閲覧数:154

 竹の骨組みに赤い油紙を貼った番傘を男はさしていた。男は「傘の人」と呼ばれ、雨の日だけでなく、晴れている日も、雪の日も、嵐の日も関係なく朝から日没までの時間傘をさし続けていた。
 傘の人がバス停の横に立つようになったのは一年前だっただろうか。派手な傘をずっとさしているわりには大人しい男で、バスに乗るわけでもなく、ただ一日中バス停の横に立っているだけだった。スーツを着ていたので遠目には会社員の・・・

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縦社会と潤滑酒

17/08/30 コメント:1件 ファリス 閲覧数:160

上の空で酒を飲む。
司会は営業部の田中。彼は僕の同期で、公私問わず誰に対してもにこやかに接する、生粋の営業マンだ。
不思議とウマが合い、彼とは入社以来の仲だが、彼がいつも自信満々そうなのに対し、僕には自信というものがない。だから司会を彼に任せるのは良い判断だと思う。
抱負を叫ぶ者、吐くまで飲む者、芸を披露する者など、宴会は良くも悪くも盛り上がっている。
のんびりと一人で飲み・・・

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本部長!チャックが全開です!

17/08/30 コメント:1件 ぴっぴ 閲覧数:146

仮想通貨が揺れている原因を熱く語る田中一夫本部長のチャックが全開だ。社内でもスタイリッシュで、仕事の流儀も一流、愛情を持った指導で部下らの信頼も厚い田中本部長の三色旗にマヌケという傷が付こうとしている。しかも見えている赤いパンツが、裏の人格をイメージさせてしまう。このままでは本当にまずい!

「おい、ヤス!本部長のチャックが全開だ。気が付いてたか?」同期入社の原田が耳打ちしてきた。

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臭い対策

17/08/29 コメント:1件 林一 閲覧数:94

 うちの会社の部長は、本当に良い人だ。仕事はできるし、部下にも優しい。
 しかし、部長は臭かった。その臭いは、一般的な加齢臭のそれとは比較にならないほど強烈だった。
 けれども、会社でそれを指摘できる社員は誰もいなかった。みんな気を使って、部長を傷つけないようにしていたのだ。
 ある日、部長が突然、社員達を集めて話し始めた。
「実は昔から、自分は臭いのではないかと思って気に・・・

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執念

17/08/29 コメント:1件 井川林檎 閲覧数:297

 「その約束を白紙に戻さなくてはなりませんよ」
 友人の知り合いの霊能力者の女性から、そう言われた。

 このところ、何もかもがうまくいかない。仕事も人間関係も、果ては朝起きてから家を出るまでの些細な日常に至るまで、歯車がうまくかみ合っていないような、ぎこちない流れが続いているのだった。

 (なんだか変だ)

 必ずと言っていいほど、通勤の運転時、職場ま・・・

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AI上司(エッセイ)

17/08/29 コメント:0件 ワタナベ 閲覧数:117

 お前は、今日から配置換えだ――そう告げる上司がヒトでなくAIだったら?。私は、複雑です。管理職がAIに代替される未来が昨今、ニュースで取り上げられてますが、管理職たる上司がAIでいいなら、上司の上司もAIでいい。つまり、社長もAIでいいことになります。
 そうなると資本主義社会においては、人間は株主と社員しか残らず、両者がダイレクトに繋がり、株価のように個人も数値化され、フラットでフェアに・・・

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茉莉の愛の約束の契り

17/08/29 コメント:0件 葵 ひとみ 閲覧数:343

 ――指切りげんまん、嘘、ついたら「針千本、飲〜ます」――



遠くの古い民家の睨みあいの松と呼ばれる憎しみ合った花魁と武士が祀られた二本の松の敷地から幼き子供達の優美な遊び声が聞こえる……



時は江戸時代、京都の先斗町の百花繚乱の花魁、茉莉には恋焦がれる客がいた、

青龍藩の幻夢城の跡取り息子の永田平 潤之介(ながだいら じゅんの・・・

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ブラックバード・ブラックボード

17/08/28 コメント:0件 むねすけ 閲覧数:219

 理由はひとつ。
 黒と黒に挟まれて、黒に返る。黒に、帰る。
 黒のジャージに黒い無地のTシャツを着て、僕は高校のプールに入水する。今日は八月の三十一日。明日からの二学期は、天国か地獄のどっちかで転入生かな。
 深夜のプールは、ヌメヌメと死後の境界を暗く反射させていた。素足で履いたスニーカーは軽く、月に手を伸ばして掴めそうな気がしたよ、ジョー・ストラマー。
 ズブスブ。体に・・・

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そのドアの向こうは、希望か、呪縛か。

17/08/28 コメント:0件 かわ珠 閲覧数:110

 約束は、希望だ。
 たった一つの約束を心の拠り所にして、困難を乗り越え、前へと進む原動力になるのは珍しい事ではない。
 約束は、呪縛だ。
 たった一つの約束が行動を縛り、そこから動けなくなり、雁字搦めになってしまうのは珍しい事ではない。
「必ず、帰ります」
 と、彼は十中八九叶うはずのない約束を交わした。彼の配属先は最前線。激戦は必至。生き残ることができたのならば、・・・

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夏の隙間

17/08/28 コメント:0件 葉山恵一 閲覧数:252

小学校にあがってすぐの頃、僕とクラスのある女の子は画家の卵だった。授業が終わると教室に二人残り、黒板をキャンバスにして過ごしていた。性格も嗜好も正反対だったが、ともに母子家庭で放課後を持て余しているということが僕たちを結びつけていた。誰もいない教室での落書きはそんな僕たちのささやかな暇つぶしだった。担任教師も家庭の事情を知っていて特に文句も言わなかった。
その日も放課後の教室には僕と女の子の・・・

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ブラックボード・ジョーク

17/08/28 コメント:0件 冬垣ひなた 閲覧数:153

「俺たちって、結構刹那的な生き方じゃないか?無限に書いては消され、その場だけで喜んで……たまに、この生き方でいいか考えるよなぁ」
「あるある」
 ……居酒屋『一家言』に集まったホワイトボード(以後『白板』)と、駅勤務の伝言板。そして黒板は、ひときわ大きな顔で愚痴をこぼす。
 恒例の飲み会のネタはハバネロ並みに世知辛い世の中の話だ。
「『13たす2は18』なんて間違えて答える・・・

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解けなかった数式

17/08/28 コメント:0件 沓屋南実 閲覧数:110

 品の井駅に続く家々が並ぶ道を智之は友だちとのんびり歩いていた。叔母から頼まれて、畑に花を摘みに行くところだった。
 飛行機が向かってくる、低い音が耳に届いた。ふたりは、足を止め空を見上げた。何機か旋回しているのは、味方ではないことに気が付いた。
 なぜこんな田舎に? 智之がそう思ったとき、駅の方向に爆弾が落ち、火と煙が上がっていた。
 友だちは、駆け出していた。智之も駆け出そう・・・

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図書室の『彼女』

17/08/28 コメント:0件 いちこ 閲覧数:94

僕の思い出話をしよう。
高校生だった頃の話だ。
あの頃を思い返すだけで、古びた本の匂いが漂い出すような気がする。

僕は不真面目な高校生だった。
スポーツに精を出すわけでもなく、勉学に励むこともなく、かといって不良行為に走るなどもせず、毎日ふらふらとしていた。
クラスの人たちはみんな何かに一生懸命だった。
部活、勉強、友達付き合い。
みんなの中にいる・・・

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PTA役員選挙

17/08/28 コメント:0件 沓屋南実 閲覧数:110

 教室にいる母親たちの視線は、黒板に向かうPTA選出委員の手にあるチョークに注れていた。
 4年3組の教室は、見晴らしの良い南側校舎の3階。良く晴れているのに、どよんとした重い空気が充満しているのは、PTA役員選挙の結果がもうすぐわかるからだ。
 すでに、それぞれが2名を選び、担任に提出を終えている。ここ一週間というものの、親たちはこの話題一色だった。
 
上田 8票

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黒板パンデミック

17/08/28 コメント:1件 宮下 倖 閲覧数:258

 ぼくの学校の黒板はみんな宇宙人です。
 黒板が魔法のような方法で話をするのをぼくは見てしまいました。
 あれは夏休み中のことです。ぼくはプールで泳いだあと、こっそり学校の中に入りました。本当は、先生にことわらずに勝手に入ってはいけないと言われています。
 でも、みんながいない学校はひっそりしていて、ぜんぜん知らない場所みたいで、ぼくは探検してみたくなったのです。
 昇降口・・・

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北野さんがいたころ

17/08/28 コメント:1件 雪見文鳥 閲覧数:114

 先生になる上で一番大切な事を、私はあの頃教わった。

 個人面談当日、真向かいに座った男の子は、既に相当ふてくされていた。足を机の下で無造作に投げだし、左手でボールペンを器用にくるくると回している。
「先生は、俺が落ちこぼれだって思ってんだろ」
 模試の結果を睨みつけながら、ため息交じりに吐き出された言葉。彼の姿が、あの頃の自分と重なった。


 社会人・・・

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黒板の哀しみ

17/08/28 コメント:0件 霜月秋介 閲覧数:155

 こうして長年、教室の黒板って仕事をやっていると、いろんな先生がいるんだよなぁ。

 とにかく文字を美しく書くことにこだわり、書くのが異常に遅くて、授業の進行が異常に遅い奴。重要なのはそっちじゃねぇだろ。

 常に何かを溜め込んでて、授業のときにそれをぶつけるかのように、物凄い筆圧で俺に攻撃してくる奴。痛いっての!ガンガン突いてきやがって。

 と、今度は筆圧が・・・

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あの日の紅葉のたえまの光は唯々、眩し過ぎて

17/08/28 コメント:1件 葵 ひとみ 閲覧数:179

 キリトは今年岡山から大阪へ進学した19歳の専門学校生、生まれてこの方女性とは御縁のない人生をおくっている。
彼女ほしさに学校の授業にはほとんど出席せずに、合コンや相席居酒屋にでかけたり兎に角、女性の集う場所に繰り出す毎日を送っていた。
そのお金は授業を休んで高額のバイト代が頂けるデリヘルのドライバーからのバイト代から捻出していた訳だ……

ここでも、お店の待合室の女性達か・・・

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あなたと食べたいチェリーパイ

17/08/28 コメント:0件 ちりぬるを 閲覧数:160

 玄関から話し声がする。彼が家に人を連れてくるなんて珍しいどころか、おそらく初めてのことだった。
「大丈夫ですか? 白石さん」
 白石さん、と呼ばれた彼より十くらい歳上のスーツ姿の男は酒に酔っているらしく、おぼつかない足取りでトイレに向かった。乱暴にドアを閉める。残された彼はいつも通りリビングの電気をつけて「ただいま」と呟き、まるで見えているかのように私の正面に座った。
 おかえ・・・

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出会い

17/08/28 コメント:0件 風宮 雅俊 閲覧数:111

「ミヨちゃん、大きくなったら結婚しようね」
 レンゲソウで作った花輪を首に掛けてあげた。
「うん、トヨくんのお嫁さんになる。約束だよ」

 子供の時の記憶なのか? 夢の記憶なのか? 正直なところ良く分からない。子供の頃から、ふと思い出す記憶だったからだ。でも、心のどこかでホントの記憶だと思っていた。だから、ミヨちゃんと将来結婚する事になると思っていた。

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グラデーション

17/08/28 コメント:0件 セレビシエ 閲覧数:157

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白い光は辺りを包みこんでいて、全ての物が表面を滑らかにコーティングされ、なんだか、優しい風になっていた。ああきっと、この光を感じられるのも今日が最後で、けれど最後だからこそ今、こんなにもこれが暖かく感じるのだろう。私は少し涙が出てきた。
柔らかい、全てが柔らかくて、暖かい。幸せだ。
私は今幸せだ。
これからの生活は幸せではないかもしれない。でも今は幸せだ。ならいっそ、今・・・

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消えない落書き

17/08/28 コメント:2件 plum 閲覧数:120

 黒板に字が書けなくなったのは、算数の授業中だった。
 学級委員の小林理沙が、分数の割り算問題の答えを書こうとしたのだけれども、黒板にチョークを何度押しつけても、白い線が引けないのである。理沙は窓辺に立って外を見ている細谷先生に言った。
「答えが書けません」
「珍しいな。小林が答えられないなんて。そんなに難しい問題じゃないぞ」
「答えは分かってます。でも字が書けないんです」・・・

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テレポーテーションシンドローム

17/08/28 コメント:0件 浅月庵 閲覧数:288

 ◇
 河西優璃奈は高校卒業後に上京するので「呼ばれれば、いつでも駆けつけるから」と、俺は彼氏らしいことを言ってみる。電車のドアが閉まって、優璃奈の顔が今まで見たことのない表情に歪むけど、ガラス越しでは不鮮明で涙に色はないので、俺は彼女が泣いていることに気づけない。そして、俺は心底馬鹿なので、自分の無責任な発言がどれほど重要な意味をもつ言葉だったかに、その時は気づけずにいる。

・・・

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果たされぬ約束の詰まったソーセージ

17/08/28 コメント:0件 葵 ひとみ 閲覧数:176

 私の名前は琉生 犀葉(るい さいは)、寒村の谷間で「Aquavit(アクアビット)」というレストランのオーナーシェフをしている。
店名は、大好きな「命の水」という名のジャガイモの蒸留酒から名前をつけた。

世界中からこんな辺鄙な土地までグルメ達が押し寄せる。






スペシャリテは、

温かいサワークリームのスープの中に・・・

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あなたに一番近い場所

17/08/28 コメント:0件 そらの珊瑚 閲覧数:144

 眼を開くと、私は白い霧の中に浮かんでいた。
「お目覚めですか」声の方を見ると、だぶっとしたサッカーのユニフォームを着た男の子が立っていた。
「ここはどこですか。あなたは誰?」そう尋ねると、男の子は云った。
「ここは通称『通路』です。そしてボクは、たまころがしです。ですが、ころがすのは球ではなく、魂です。死んだ人の魂をころがすのが僕の仕事です」
「死んだ人の、魂?」
・・・

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僕が経済学もキライになった訳

17/08/28 コメント:0件 葵 ひとみ 閲覧数:204

 現代国語と英語の2科目の数千倍の高倍率の受験戦争を突破して、

晴れて僕は難関校の私立単科大学の経済学部の生徒となった……

まだ、日本が未曾有の危機に曝された地下鉄サリン事件も阪神淡路大震災もおこる以前の
御話である――


僕にとってはウキウキしながらの大学の経済学の初講義、
経済学の世界的権威である講師が教鞭に立つ……

そ・・・

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憂国の授業

17/08/27 コメント:5件 冬垣ひなた 閲覧数:288

 環境調整区から出て、旧時代型の車で一時間あまり走ると、古い街並みが残るエリアに差し掛かる。
「人の居住が許されなくなって何十年も経つ場所だが、文化保護の目的で国の管理は行き届いているから、比較的状態はいいと思うよ」
 車の運転をする老人の隣で、結城は闇市で買った違法所持のビデオカメラを起動した。かつて「教師」という職に就いていた老人の人生を後世に残す事は、ジャーナリストの使命であると・・・

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黒板消しよりも

17/08/27 コメント:5件 光石七 閲覧数:191

 私は鹿児島県民である。進学や就職で県外に出ていた時期はあるが、生まれも育ちも今暮らしているのも薩摩半島の片田舎だ。仕事中にも「しもた、ラベルがよんごひんごなった」などと鹿児島弁の独り言が出てしまうような、生粋の薩摩乙女(「乙女」と書いて「オゴジョ」と読む)である。ちなみに「よんごひんご」とは、まっすぐでないこと、歪んでいたり曲がっていたりする状態を指す鹿児島弁である。
 さて、今回のテーマ・・・

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黒板に書き殴る愛

17/08/27 コメント:2件 みや 閲覧数:141

今夜はクリスマスイブだから店のメニューの黒板にクリスマスイブに相応しい洒落たメニューをチョークで適当に書き殴った。そんな洒落た料理を小さな洋食屋の店主の私が作れるはずもないのだが、大丈夫。こんなショボい洋食屋にクリスマスイブの今夜、客などきっと一人も来ないはずなのだから。私がメニューの黒板を店の外に出すと、妻が死ぬ十日前に主治医に無理を言って一時帰宅させてもらった時に飾り付けたクリスマスツリーのラ・・・

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黒板が好きだ。

17/08/27 コメント:0件 ワタナベ 閲覧数:138

 黒板が好きだ。チョーク一つでテーマを整理したりアイデアを自由に広げたり。ホワイトボードもいいが味気がない。やっぱり黒板だ。落ち着く。
 壁に張り付いているのもいい。座って机の上に広げて書くノートのプライベートな世界とは違って、教壇に立ち周囲に向かって壁面で披露していくオープンな世界は、一度味わうと快感ですらある。
 例えるなら漆黒ならぬ深緑の宇宙――自分の脳内にある世界を外へさらけ出・・・

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職業について

17/08/27 コメント:0件 yoshiki 閲覧数:117

 人は生まれながらにすべての職業に向いている。
 そして人がどんな職業につくかは偶然によって決定される。

 パンセの中でパスカルはこう語っています。なんだか励まされたような、励まされないような微妙なニュアンスです。人生において職業はとても大事な意味を持ち、人生を左右すると言っていいと思います。

 人は自分の意志によって職業を決定していると思いがちですが実はそうでも・・・

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妖怪児童の黒板

17/08/27 コメント:0件 鮎風 遊 閲覧数:133

 猛暑続きの夏がやっと終わり、秋風を感じる季節となりました。そんな折に、浩二から誘いがありました、「直樹、お前に預かって欲しいものがあるんだ、だから今晩会わないか」と。
 あいつはいつも唐突。ムカッときましたが、何か特別な理由があるのではと思い、予約済みの居酒屋へと向かいました。

「再会に乾杯!」
 浩二がビールの泡を零しながら生中ジョッキをガチンと合わせてきました。その・・・

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黒板(ブラックボード)の真価

17/08/27 コメント:1件 浅月庵 閲覧数:206

「勇者よ。よくやった! 世界を混沌の渦へ陥れた大魔王を、ようやくその手で倒してくれたのだな」
「マジ疲れたんですけど。こいつ、重すぎ」
 勇者は背中に縛りつけていた武器を、レッドカーペットの上へと投げるようにして下ろした。
「ハハハ! まぁ、そう言うでない。ワシが託した伝説の武器、その威力はいかがだったかな?」
「見てくださいよ、コレ」
 勇者は防具を外し、服の袖を捲・・・

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朱夏の償い

17/08/27 コメント:3件 野々小花 閲覧数:183

 第三次世界大戦が始まったのは、あの昭和の戦争が終ってから、ちょうど九十年目のことだった。
 当時、僕は大学生になったばかりで、将来は教職に就きたいと考えていた。自分が得た知識を伝えたい。子供たちに学ぶことの素晴らしさを知ってもらいたい。そういう、夢を持っていた。

 三年が経っても、戦争は終結する気配を見せなかった。男たちが兵隊として次々と駆り出されていく。僕は最高学府にいたお・・・

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砂時計の浜辺で

17/08/26 コメント:0件 lucky 閲覧数:186

 突然の豪雨だった。
 予報されていなかった雨はひたひたと勢いを増し、傘を持たなかった僕はある店の屋根の下に駆け込んだ。
 一目では店だと分からないような古ぼけた作りで、ガラス窓に小さく、
【砂時計】
とだけ書かれていた。
 雨は一層強くなり、しばらくやむ気配はない。吸い寄せられるようにドアを開ける。
 木製のドアは取っ手の金属が錆び付いていて、開けるとギ・・・

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先生失格

17/08/26 コメント:0件 つつい つつ 閲覧数:145

 今日の体育の授業はドッチボールだった。赤チームと白チームに分かれて白熱した戦いになり、赤は裕哉が中心となってよくまとまっていた。相手チームにボールが渡ると、「右からきてるよ」「後ろ、後ろ」「左に逃げろ」と、裕哉がみんなに指示を出し、うまく逃げていた。一方、白チームは龍雅のワンマンチームだった。龍雅は指示や声を出すわけでもなく、それでも小学四年生にしては大きな体格を利用して、強く鋭い球を投げて赤チ・・・

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滑稽な殺人

17/08/26 コメント:0件 セレビシエ 閲覧数:185

**警察に対して

社員A 安藤さんが殺されたことについて何か知らないか?そうですねえ……知ってるという程ではないんですが、実は、安藤さん、社内恋愛をしていたらしいんです。しかも会社中のマドンナの美浦さんと。いや、聞いた話だから確証はないんですけどね。それと、安藤さんと美浦さん、最近別れたってのも、聞いたことがあります。まあ、関係があるかは知りませんがね。

美浦 はい、・・・

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メタモルフォーゼ

17/08/26 コメント:5件 待井小雨 閲覧数:206

 僕の卒業式を一か月後に控えた冬の日、先生は黒板になってしまった。
 生徒は僕一人、男の先生が一人だけの小学校。僕の卒業後に廃校になる。

 僕は教室に一つだけの席につき、黒板となった先生を見つめる。
「どうして黒板になんてなったんですか、先生」
 問うと『だって』と黒板にチョークの文字が浮かび上がった。
『寂しいのだもの』
 先生はもう五十歳過ぎ。六年間・・・

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とある物理学科にて-黒板の神秘-

17/08/26 コメント:0件 藤原光 閲覧数:161

タブレットやプロジェクタなど、テクノロジーの進歩により、電子化が進む昨今。小学校や中学校でさえ、黒板が廃止され、徐々にほかのテクノロジーが大頭してきてきている。

そんな中、未だに黒板を愛用し続けている業界がある。それは、世界の名だたる大学の物理学科である。彼らの建物の中には、黒板とチョークが常設されている。

私光は、アメリカのとある世界屈指の名門大学を訪れた。友人の秀樹・・・

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おまじない

17/08/25 コメント:2件 ファリス 閲覧数:171

最近、ある「おまじない」が流行っている。
「誰にも見られず黒板に好きな人の名前を赤チョークで書き、その上から自分の名前を白チョークで書くと、恋が叶う」
どこからともなく広まりだしたこのおまじないは支持を得たようで、放課後の教室ではいつも、どこかたどたどしいチョークの音が響いている。
今日もまた一人、想いを胸に秘めた少女が、周りを気にしながらこそこそと教室に入ってきた。
廊下・・・

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獣ボタン

17/08/25 コメント:0件 浅月庵 閲覧数:285

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 ついに僕は、憎き蒲田課長を屈服させる“ネタ”を手に入れた。
 こいつを使えば、奴も観念するに違いない。そう確信していた。

 ーー課長は僕の呼び出しに応じ、神妙な面持ちで会社の屋上へと上がってくる。
「なにか用か?」
 僕はポケットから携帯を取り出すと、一枚の写真を画面に表示させた。
「課長、聞きたいことがあるんですけど。ここに写ってるの、課長と…・・・

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年功序列を覆した制度

17/08/25 コメント:0件 笹岡 拓也 閲覧数:226

私が勤めている会社では年功序列を覆した制度を設けている。
「あの部長、これやっておいてもらえます?」
最低限の敬語は使わせているものの、この会社では新人が一番偉い立ち位置になる。そして勤めている年数が増えるに連れ、地位が低くなっていく。
「わ、分かった」
この年功序列を覆した制度のおかげで入社1年目の退職率は驚異の1%以下を叩き出している。毎年この会社は10人ほどしか入社し・・・

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伝わらないはずのメッセージ

17/08/25 コメント:0件 あずみの白馬 閲覧数:213

 どこにでもありそうな田舎町に、元は高校だった校舎がある。
 廃校から五年近く、たまに映画やドラマなどの撮影に使われていたのだが、市議会で道の駅として整備することが決まった。

「次の教室で最後か……」
 僕は市の職員。今日は損傷状況を調査するために校舎に来ている。
 朝方から作業をスタートさせたのだが、事細かに記録していくと、気づけば既に夕方になっていた。
 ・・・

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赤色レーザーと緑色レーザーでは正確に求められ

17/08/25 コメント:0件 zjiayou0811 閲覧数:135

高い温度のものはその激しい運動で光を出します。実際には我々人間の体温でも赤外線を出しています。
このような熱運動による発光は様々な波長が混じっています。連続スペクトルという
見える色が違うのは、温度が上がるほど強度のピークの波長がずれていくからです。6000Kで緑に見えても、それは緑の光が強いだけで他の色も混じってるわけです。

グリーンレーザーポインターの原理は全く別です・・・

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障害者社会

17/08/25 コメント:1件 Sage.N 閲覧数:174

 あるところにある、ある会社のある課の課長が、ある太った平社員をみとめていった。
「君、近ごろ運動不足なんじゃないのかい?」
 すると相手は、キッと課長をにらみつけ、こういい返す。
「僕は、運動意欲低下障害という障害の認定を受けています。いまの発言は撤回してください。さもなければ、障害者差別で訴えますよ」
「す、すまん。そうとは知らなかった……」
 平社員がたるんだ腹・・・

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