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第117回 【自由投稿スペース 】

恋愛・ちょっといい話・伝説・不思議な話など、
小説・エッセイ等の散文であれば
スタイルは問いません。
体験や事実に基づく必要もありません。

ステータス 終了
コンテストカテゴリ
投稿期日 2017/10/16〜2017/11/13
投稿数 8 件
賞金
投稿上限文字数 10000
最大投稿数 3
総評

投稿済みの記事一覧

1

風変わりな植民

17/11/12 コメント:0件 本宮晃樹

 人びとが降った日、火星開拓チームの朝はなんの変哲もなく始まった。
 与圧ドームの寝棚から各自が不承不承這い出し、機能一点張りの糖分の塊を朝食代わりにすすり、宇宙服を着込み、酸化鉄に支配された不毛の大地に踏み出す。気苦労は多いけれども充実した一日になると誰もが確信する、そんな平凡な朝。
 むろん、そうはならなかった。その日は中国人が考えられる限りもっともエキセントリックな方法で、火星に・・・

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進路

17/10/29 コメント:0件 眠々瀬未々



  問
 最近、私はポニーテールにしている彼女の姿を見ていない。それは何故
 A.私のせい
 B.あなたのせい


  答
 A.私のせい


  前髪を二〜三センチ短くして、
  あの子はただ美しく笑ってた。
  私もつられて笑うけどだから何。
  あなたのあなたの後ろ髪。
  重力引かれて落ちて・・・

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パンドラの匣 〜宝くじ編〜

17/10/28 コメント:0件 有屋春


む?なんだこの小さな箱は?
気になった私はそれを開けてみた。
すると、不思議なことに中から煙が噴き出した。それは浦島太郎が玉手箱を開けた時のようになんとも大きな煙であった。
この小さな箱にそぐわない大きな煙に驚いていると、さらに驚くことにそこから人が現れた。
いや、人ではないのかもしれない。何故なら、それは宙に浮いていたからである。

パンドラ初めまして・・・

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山谷ブルース

17/10/24 コメント:0件 田中ヒロポン

 腹が減った。
 そういえば朝から菓子パン一つしか胃に入れていないことに電車の中で気づく。どこかで関西に帰る前に腹でも満たそうかと思ったそのとき、電車は南千住の駅で停車していた。もうドアも閉まりかけている。ふと思い立ち、僕は転げるように車内から飛び出した。
 
南千住といえば、東京最大のドヤ街である山谷の最寄り駅である。今はもう山谷という地名こそ地図上からは消えてしまったが、ドヤ・・・

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Sunrise.

17/10/22 コメント:0件 白谷眞峰

『マラソンの石本哲広選手39歳、引退』
 ある日の出勤中、駅のホームのベンチにいた人が読んでいたスポーツ新聞の見出しだ。石本選手は世界でも実力はトップクラスであったが、ここ数年は怪我や不調が重なっていた。改めて俺はネットでその記事を読んだが、学生の頃から憧れの選手だっただけにショックは相当大きかった。
 
 俺、野上昌弘が陸上を始めた歳は、今から16年前の10歳。当時、会社の陸上・・・

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蝶々が羽ばたくとき

17/10/20 コメント:0件 文月めぐ

「南、こっちの仕事手伝ってよ」
「南さん、次はこっちって言ってたよね!」
 教室の中では男子によるお化け屋敷の設置、廊下では女子が小道具を用意している。しかし、廊下の女子組では、問題が起こりつつあった。
 学校祭は明日に迫っているのに、まだまだ小道具の仕事は終わりそうにないのである。
「あっち、大丈夫かな」
 僕たち男子組が廊下に出ると、剛が小声でささやきかけてきた。・・・

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究極の娯楽

17/10/17 コメント:0件 リードマン

そんな、夢を視た。

いつの頃からだろう。私は自らの夢を自由に操作出来るようになっていた。
夢の中で、私は、それが自らの夢であると認識し、全てを知り、何でも出来る。
学生時代に戻って、青春をやり直したり、異世界に渡って、冒険をしたり、かつて愛した相手と再び出会ったり、新たな恋をしてみたりと、好き放題である。
私は昔から物語を創作するのが好きだった。幼き頃は自らの人形達・・・

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穿つ僕の心に返り咲く君

17/10/17 コメント:0件 ちりょう なひろ

 寒空が広がる街並みにはたしかな喧噪があって一人歩く僕にはなによりの孤独が纏わりつく。
 僕は今日もひとりだった。
 横断歩道の向かいから来る君は楽しそうに僕の知らない男の腕に体を絡め歩いてくる。
 僕は必死に下を向くけれど一度瞳に張り付いたその光景はなかなか消えてはくれなかった。
 下を向いているつもりが彼女たちを見遣り追ってしまうのはどうしてなのかなんて、簡単な思考が残・・・

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