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第105回 【 自由投稿スペース 】

恋愛・ちょっといい話・伝説・不思議な話など、
小説・エッセイ等の散文であれば
スタイルは問いません。
体験や事実に基づく必要もありません。

ステータス 終了
コンテストカテゴリ
投稿期日 2017/05/01〜2017/05/29
投稿数 9 件
賞金
投稿上限文字数 10000
最大投稿数
総評

投稿済みの記事一覧

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イレブン・ナイトツアー 第1話「翔太の秘密」

17/05/28 コメント:0件 藤巻 月平太

このツアーは、真実を浮かび上がらせる闇夜の異次元世界へ案内する旅行社の企画。
深夜午後11:00に四谷4丁目から出発する。
今回の行き先は、夫婦からの要望で、先日亡くなった子供の死の真相を探る旅

深夜の四谷4丁は、目静かな住宅街。
街灯が照らす歩道は、1組の夫婦以外だれも歩いていない。
夫は、立脇智史45歳とその妻京子38歳。
道路脇に止められた霊柩車の・・・

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わたしが宇宙現場作業員をリクルートしたいきさつ

17/05/24 コメント:0件 本宮晃樹

 軌道エレベータ〈バビロン〉発着ラウンジは毎度のごとく混み合っていた。例によって「次便(アースポート→低軌道中継ステーションいき)一時間遅れ」を待つあいだに、どうにかして暇をつぶさねばならなくなった。
「いつのころからか、夜空なんか見るのもいやになってたことに気づいたんですよ」幸いにもとなりに腰かけた老人が話し相手になってくれるようだ。「あなたはどう思いますか、お若い人」
 老人はハン・・・

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ふさわしい動物名

17/05/23 コメント:0件 戸松有葉

 ある時ナマケモノのもとに、一羽の鳥がやってきて尋ねた。
「浮かない顔をして、どうしたんだい」
「実は俺、人間に不名誉な名前を付けられて」

 ナマケモノ。

「酷い! それならこっちも、人間に名前を付けてやろうじゃないか」
 案は色々と出た。
 うじ虫、寄生虫、ゴキブリ、猿、ゴリラ、ハイエナ……。
 しかしどれも、すでにいる動物たちに失礼だ。・・・

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お茶も飲み過ぎれば死ぬ

17/05/23 コメント:0件 戸松有葉

「健康的とされるお茶だって、大量に飲めばカフェインの致死量に達して死ぬ!」
 彼は力説していた。
 僕はその知識を持っていたので、何の驚きもない。
 でも彼が続けた言葉には、多少驚きを覚えた。
「だから俺が、お茶を飲み過ぎたら死ぬことを証明してみせる!」
「君のバカさ加減には同情を禁じ得ないけど、それで、そんな話を僕にして、どうしてほしいんだい」
「証人になって・・・

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鏡が頑なな理由

17/05/23 コメント:0件 戸松有葉

 妃は鏡に問う。
「鏡よ鏡、この世で最も美しいのは誰?」
『それはお妃様です』
 その答えに妃は満足……したりはせず、静かに席を立つと、ある物を持って戻ってきた。
「違うでしょ!」
 言いながら、紙製のハリセンで軽く叩いた。鏡なので割るわけにはいかない。
「ねえ鏡、そろそろ回答変わらないといけないでしょ。白雪姫。わかる? し・ら・ゆ・き・ひ・め! そうじゃないと・・・

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世界の放課後

17/05/13 コメント:0件 モジャ

わたしはゆっくりと目を開けた。台の上に寝ていた。上体を起こしてあたりを見回すと工具やら資料が散らかっていて広い部屋を埋め尽くしていた。少し離れたところにある椅子に座った男はピクリとも動かず眠っているようにも見えたが、わたしを見ると笑みを浮かべた。
「おはよう。よく眠れたかな」
彼は椅子に座ったままいった。上下ともに白色の服を着ていた。
「あなたは誰ですか?」
彼は立ち上がり・・・

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最終回! 「グリーンゲートの少年たち」★文化祭での小冊子 『文化祭当日 午後から』冬華

17/05/09 コメント:1件 ちほ

 午後二時に冬華は学校へ向かう。二回目の登校だった。今頃、みんなは何をしているだろうか。もう一般客も受け入れているから、本がたくさん売れているかもしれない。その本には冬華の作品も含まれている。小冊子のことも数に入れると、彼の作品が一番多く載せられている。それを思うだけでも愉快になってくる。それだけのチャンスを与えてくれた朝香先生に感謝したい。
 冬華は、ふと足を止めた。病気を治すことを優先で・・・

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拾った手紙

17/05/09 コメント:0件 吉岡 幸一

 公園入り口の郵便ポストの下に手紙が落ちていた。宛先を見ると「斉藤裕太様」住所はここから歩いて五分のところだ。白い長3封筒に筆ペンを使って達筆な字で書かれてある。差出人の名前はなかった。
 きちんと投函していなくて落ちたのだろうか。拾ってポストに入れてあげればそれで充分なのだろうが、僕は直接届けることにした。別に下心があったわけではない。行きつけの定食屋の近くだから昼飯を食べに行くついでに届・・・

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こぼれ桜

17/05/09 コメント:2件 吉岡 幸一

 息を飲むような満開の桜の木の下で妻と大家さんが話している。話し声は風に運ばれてアパートの二階の夫のもとまで届いてくる。夫は窓辺に腰かけ桜と妻と大家さんをぼんやりと眺めている。桜の奥にある川はコンクリートの壁に囲まれていて川底が浅い。とても生き物が住んでいそうには思えない。
「こんなにりっぱな花が咲くんですね」
 妻は花びらの先に手を伸ばし、そっと触れている。
「毎年この木は花を・・・

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