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第二十一回 時空モノガタリ文学賞【 学校 】

今回のテーマは【学校】です。

恋愛・ちょっといい話・伝説・不思議な話など、
小説・エッセイ等の散文であれば
スタイルは問いません。
体験や事実に基づく必要もありません。

時空モノガタリ賞発表日:2013/1/28

※注意!R18的な暴力表現・性描写はお控えください。
※二次創作品の投稿はご遠慮ください。
※「極端に短く創作性のない作品」「サイト運営上不適切な内容の作品」は削除対象となりますのでご了承ください。

ステータス 終了
コンテストカテゴリ 空間
投稿期日 2012/12/10〜2013/01/07
投稿数 31 件
賞金 時空モノガタリ賞 5000円 ※複数受賞の場合あり
投稿上限文字数 2000
最大投稿数
総評

入賞した作品

7

レジェンド オブ ザ スクール

12/12/19 コメント:16件 そらの珊瑚

 月の光、それは偽りの光。太陽から盗んできたものだ。
    ◇
「月(つき)ちゃん、具合はどう?」
「月ちゃん、こんにちは。顔色、けっこうよさげだね」
「陽(はる)ちゃんと等くん、来てくれたんだぁ」
 私は不治の肺の病気で、入退院を繰り返している。
 陽と一緒に入学した高校も休みがちで、このままでいったらおそらく一緒に卒業はできないだろう。
 陽と私は一・・・

最終選考作品

1

宇宙金魚

12/12/30 コメント:2件 

「君はどうして生きているか知っているかね?」
僕は知らないと言った。この地球上で生きることに意味なんてあるんだろうか?もし意味があるとしたら苦しいことなんて起こらないし、戦争だって、貧困だって起こらない。
「先生は生きていることに意味があるなんて思ってるんですか?もしそうなら意味を教えて欲しいです」僕は少しやけくそな気分でいた。「だって生きている意味なんていろいろな人が主張しているし、・・・

8

そして誰もいない……

12/12/24 コメント:13件 泡沫恋歌

「いつ帰って来たんだろう?」
 亜理紗は自分の部屋のベッドで目を覚ました。窓から差し込む光りがやけに眩しくて、携帯の時計を見ると八時をまわっていた。
「やばい! 遅刻だわ」
 お母さん、何で起こしてくれなかったのよ。慌てて服を着替え、階段を駆け下りて一階のリビングに行くと家族が誰もいない。
「あれぇ? みんなどこに行っちゃったの?」
 この時間なら、いつもキッチンに居・・・

9

ドッペルゲンガー【もう一人の私】

12/12/18 コメント:8件 石蕗亮

 高校3年のある一時期、私には身に覚えの無いことで注意を受けたことが続いた。
その内容には奇妙な共通点があった。
それは、本来私が居るはずのない所に私が居る、というもので、事の始まりは生活指導の先生に呼び出されたことだった。
放課後、指導室に呼び出され訪れた私に先生は「お前みたいに今まで問題なんか起こしたことない奴が、珍しいことをしたもんだな。」と不思議そうに話し始めた。
・・・

1

音楽室の前

12/12/12 コメント:0件 綾瀬和也

「この学校の伝説って知ってる?」
学校の帰り道、三年四組、四人組の会話だ。口火を切ったのは前田有華。
「え?何それ、知らない」
そう言うのは大島飛鳥。
「飛鳥知らないの?結構有名だよ」
うまい棒を食べながら言うのは、柏木朋美。
「七つあるから七不思議とも言われているよ。不思議でもないのもあるけど…」
同じくうまい棒を食べながら、渡辺みなみが言う。
「・・・

8

遭遇

12/12/10 コメント:4件 石蕗亮

 どうしよぉ。
私が宿題の教科書を忘れたのに気が付いたのは夕飯の後だった。
家に帰ってすぐに宿題に取り掛かっていれば、早くに気が付いたのにと後悔しても遅かった。
時刻は午後7時を回り、師走の空はとうに蒼い闇に覆われていた。
私は急いで家を飛び出して学校に向かった。
もしかしたらまだ誰か先生が残っているかもしれない。
そう願いながら一目散に走った。
息を切ら・・・

1

勝者

12/12/10 コメント:4件 W・アーム・スープレックス

 おれはいまも、逃げていた。
 いまもといったのは、いつも、いつも逃げていたからだ。
 家庭から逃げ、友人知人から逃げ、嫁、子供から逃げ、そして社会から―――逃げつづけていた。
 しかしいまは、そんな抽象的なものから逃げているのではなかった。
 おれはいま、警官から逃げていた。
 深夜の一軒家に盗みにはいり、家人に騒がれ、逃げだしたところを、警ら中の警官にみつかり、遁・・・

投稿済みの記事一覧

4

魂の製図

13/01/07 コメント:0件 kou

 松原優斗の出自を語る上で、建築学科日誌五十三号を紐解かなければならないのは、いささかめんどくさい。東京都杉並区の閑静な住宅街に生を受け、今なお両親は公園を元気に散歩している。「どうも」と私が軽めの挨拶すれば、「君、誰?」と返答されたときは、私の存在意義とは?という疑念が脳内を駆け巡ったが、鏡に映った自分の姿を仔細に眺めた際に、存在意義を見いだした。鏡というのは不思議なもので、己と己が対峙し、魂が・・・

0

学校で学んだ事

13/01/07 コメント:0件 高橋螢参郎

今にして思えば、先生は神様だった。
いや、人間ではない、とするのが正しいか。外界から切り取られ、ともすれば軍隊にすら程近い謎の集団行動を強いられていたあの学校という歪な空間において、確かに統率者が人間であってはならなかったのかも知れない。そして元々子どもは動物であると考える。あそこは学習という名の調教、矯正施設だ。その証拠に社会に出てから最も役に立ったのは、初等であるところの小学校で学ん・・・

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自主休講

13/01/07 コメント:2件 池田K

 薄い壁を隔てた廊下の向こうで、複数の足音と囁き交わす声が聞こえた。
(――見回りだ)
 優雅な午後のひとときを思う様享受していた私は、その瞬間弾かれたように立ち上がった。物音を立てないよう細心の注意を払いながら、我が巣たる歴史研究会の部室ドアに張り付く。
 まさかこんな時間に、という思いが先に立った。最も危険な二限と三限の間に何事もなかったことで油断をしてしまっていたのだ。事前・・・

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漫才「先生の説教」

13/01/06 コメント:0件 きゅうり

A 怒ることは体に良くないらしいですね。
B 「こらー!」言うて頭に血昇った途端、熱出てインフルエンザになる人多いですからね。
A そんな奴おるか。感染する病気やから。
B 「めっ」だと微熱で済むらしいね。
A 聞いたことないわ。怒るといえば、中学の頃先生に悪いことしたなと思うんです。よく先生を怒らせてたんでね。
B 悪いことしてたんや。ドアに黒板消しクリーナーを挟ん・・・

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ゴミの仕事

13/01/06 コメント:0件 

 就職活動に悩んでいる弟が僕にはいて、将来何になるべきか毎日のように問題になっている。人生においての大きな分岐点になるからだ、とみんなは思っていると思うし僕も思っていた。しかし弟は僕の考えとは違って一見するととても非現実的な、でもとても賢い選択をしようとしていた。
 これは就職活動をはじめるもっと前の、高校生になる時ぐらいの話だ。母に将来何になりたいかを聞かれて弟は即座に答えた。
「僕・・・

3

小説大学

13/01/06 コメント:9件 鮎風 遊


 山々が重なり合った奥地に廃村がある。そしてそこには廃校が残った。しかし最近リフォームされ、再び開校されたようだ。
 宇田川聡(うたがわさとし)は山を超え、息を切らして学校の門をくぐった。ここで教鞭を執るつもりだ。

 不景気の煽りで、リストラに合った。次の就職先をウェブ上で探していたら、ふと見つけた。
「蘇った山の学校、ここで教え、共に学びませんか」
 こん・・・

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聖アンドロイド女学院

13/01/06 コメント:0件 荒木成生

 人類は滅亡した。
 しかしながら、人類が下した命令は今もなお息づいている。
 それは人類が遺したアンドロイドたちが、エネルギーが続く限り、交換部品が続く限り、人類への思慕が続く限り、失われることはないだろう。

 始業のベルが鳴り、教壇に立つ。
 私は女教師マチコ八十一年型……、人間ではなくアンドロイドである。
 人間の学生に勉強を教えるために造られたのだが、・・・

1

女子高

13/01/05 コメント:2件 リアルコバ

学校は教えてくれなかった
人を愛することを
学校は教えてくれなかった
優しさって何かを
学校は教えてくれなかった
生きていくのに何が必要なのかを

 独りきりの年の瀬は、お笑い番組の虚しい笑い声で紛らわすしかなかった。友人達のように帰る実家などはなく、かといって若い時のように何処かのイベントに出掛けるのも億劫に思えた。
 三十路、なんて嫌・・・

1

気持ちの相違

13/01/04 コメント:0件 汐月夜空

「……あれ? シゲが居ない」
 放課後。居残りをして宿題を仕上げてから後ろを振り向くと、いつもバスケの漫画を読みながら待ってくれているシゲの姿が消えていた。荷物もない。
 仰ぎ見た黒板の上の時計は5時を指していた。学校の目の前の牛丼屋でアルバイトをしているシゲだが、まだシフト開始の時刻ではない。となると、シゲの居る場所なんて一つしかなかった。
 シゲの居場所に当たりをつけた僕は荷・・・

2

母校と、恋の香り

12/12/31 コメント:3件 村咲アリミエ

 学校は閉鎖的な空間だということを、私は社会人になってから意識するようになった。
 学生のころは、学校に通う事が日常で、生活の多くを学校が占めていた。

(よくまぁ、こんな狭いところで)

 私は、母校の廊下を歩いていた。冬休みだからだろう、生徒はあまりいない。暖房はきいていないため、ひんやりと空気が冷たかった。
 私は、学校に来たり、学校を思い出したりするたび・・・

2

夜合鏡

12/12/24 コメント:0件 クナリ

私が中学生の時、合わせ鏡の怪談が流行った。
学校のどこかに呪いの鏡があり、夜12時にその鏡で合わせ鏡をすると、死の世界へ連れ去られるという。
昔校内で、手首を切って自殺した女子がおり、その血が鏡にたっぷりかかったせいで呪いが籠った、という話も聞いた。

級友のカナに誘われ、私はある夜学校に忍び込み、その鏡を探すことになった。
カナの事は正直苦手だったが、嫌だと言えな・・・

5

迦具夜学園モノガタリ

12/12/21 コメント:8件 草愛やし美

「比命理事長、来季の受験生は今季より更に減少する模様です。月世界学科、月宇宙技術学科どの学科も全てでございます。3年前から要請している月ツアーコンダクター養成学科の申請が、却下されたため、新学科を考え直さねばなりません」
「時代の流れじゃのぉ」
 ここ、迦具夜学園は月旅行のノウハウを学ぶための学校である。60年の歴史を持つが、一般世間の人々には知られていない、学園は募集も受験も全て秘・・・

0

末裔の赤い血

12/12/21 コメント:0件 ポテトチップス

通っている中学が冬休みに入り、僕は久方ぶりに平穏な生活を送っている。
このまま冬休みがずっと続いてくれればいいが、時の流れを止められる人間はどこにもいない。
だから悩んでいるのだ。
なぜなら冬休みが終われば、僕はどちらかを選ばなくてはいけない。
中学2年の僕にとっては、とても決めかねる選択だ。
武田君か上杉君かにだ……。

半年前、僕が通う台東区さくら中学・・・

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出来心と命

12/12/19 コメント:1件 時人

朝目が覚めると、最初に出てくる言葉は眠いか、めんどくさいぐらいだろう。夏は暑いし、冬は寒い。学校に行く途中なにか起きないかなという無駄な希望を考えてしまう。だが、学校に行ってみると楽しい。友達がいるからだ。とは言っても、めんどくさいものといったらテストだろう。そしてそのテストの真っ最中である。                         「やっぱり数学は苦手だ。なんだよ、何が図形だよ」と頭の中・・・

2

魔術

12/12/18 コメント:2件 yoshiki

 この試験に合格しないと父がどんな顔をするか平野秀雄には予想がついていた。しかし今となるとろくに勉強もしないで遊んでばかりいた自分が恨めしかった。父は優秀な教授で常にその眼は神経質な輝きを持って秀雄を睨んでいたし、代々傑出した人間ばかりを排出してきた家系は、陳腐で平凡な人間を蔑んでさえいたのだ。
 とにかくそんな訳でこの受験に失敗したらどうなるのか、痛いほど秀雄にはわかっていた。しかし答案用・・・

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わたしの学校生活

12/12/16 コメント:10件 笹峰霧子

 学校のことはそれぞれにかなり覚えているが、中でも小学校のことは低学年の時からずっと、鮮明な記憶の中にある。
 
 私の通っていた小学校へは、後に自分の娘二人も通学することになったが、その時にはもうすっかりイメージが変わっていた。
 
 自分が通っていた頃の校舎は木造で、本館とその両側に二つの別棟が、屋根付きの渡り廊下で繋がれていた。子供達はその渡り廊下をガタガタと音を立て・・・

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午後の再会

12/12/15 コメント:1件 マナーモード

 雪沢啓二は携帯電話のアラーム機能を目覚まし代わりにしている。朝になって前夜設定した時刻に好きな曲の再生が始まっても、大抵は目が覚めない。煩さに反応し、殆ど眠っている状態でなんとか音を止めようと思いながら手探りで音の源を掴んだ。
アラーム設定を解除すれば音楽もバイブレーションも止まるのだが、その作業は少し複雑なため、目が覚めていないとできない。半ば眠りながら、それをしようとしているうちにもっ・・・

1

論争 学校とは…

12/12/15 コメント:1件 綾瀬和也

「学校といえば何?」
 大輔のいきなりの質問に、目が点になる亮一。
「何だ急に?」
「いいから、学校といえば何?」
 あまりに大輔の表情が真剣だ。
「うーん、結構楽しかった」
 亮一の答えに、ため息をつく大輔。
「何だよ?質問に答えてやったのにその態度はなんだ」
「やっぱりお前はそういう奴だよ。全然答えになってねぇ!」
「意味がわからねぇ!」<・・・

9

縁結びの授業

12/12/14 コメント:7件 石蕗亮

 ここは神様予備軍の通う学校。
洋の東西を問わず様々な寺社仏閣神話の神様や悪魔や精霊などの卵達が集まっていた。

「はーい、みんな席に着いてー。」
黒いロングローブを纏った、金髪褐色肌の男が教室に入って声をあげた。
胸には「司書」のプレートを付けていた。
「はいはーい、よく聞いてくださいね。先生の名前はナイアーラと言います。先生の名前と姿は無限にありますが、ここ・・・

0

てんこうせい

12/12/13 コメント:1件 マナーモード


きよしくんががっこうへゆくと、たんにんのまつもとさやかせんせいがすばらしくかわいいおんなのこを、みんなにしょうかいしました。
「みなさん。きょうからあたらしいおともだちがてんにゅうしてきました。さいとうねねこちゃんです。みんなでなかよくしましょうね。ねねこちゃんがごあいさつしますよ。みんなしずかにしてください」
「さいとうねねこです。わからないことばかりなので、いろんなことをお・・・

1

二者面談

12/12/12 コメント:0件 ゆひ

「じゃぁ、最後に何か質問ある?」
 二者面談もこの生徒で最後。彼は、クラスでは特別目立つわけでも、脇役に徹するわけでもないような、どこかつかみどころない生徒だ。いつもはこんなこと聞かないのだけど、そのときはひと区切りしたかったのか、そう聞いていた。そして、その子がそんなことを聞いてくるとは思ってもいなかった。
「先生は、どうして不倫してるんですか」
 私は思わず「え?」と声を出し・・・

2

夜の学校

12/12/10 コメント:0件 W・アーム・スープレックス

 夏休みの三日間、敏樹たち小学生は、学校に宿泊することになっていた。
 林間学校の縮小版といったところで、昼間はプールでおよいだり、夜は校庭でキャンプファィヤがあったりして、生徒たちはこの学校行事をたのしみにしていた。教師たちも、遠く乗り物を使ってでかける旅行とはちがい、余裕をもって子供たちと行動をともにできた。
 最初の日、学校に集まるのは夕方だった。
 夕焼けもおわろうかとい・・・

8

北極星

12/12/10 コメント:8件 こぐまじゅんこ

「先生が死んだら、夜空に瞬く北極星になって、いつも河野をみているよ。
河野も先生に会いたくなったら、夜空を見上げて北極星をさがしてくれよ。」

北野先生と、最後に交わした約束だった。

小学校4年生のときの担任だった北野先生に再会したのは、ぼくが骨折して入院していた病院だった。
 ぼくは、中学3年生。野球部に入って最後の対抗試合のときだった。
ボールはバッ・・・

13

学生時代の追憶

12/12/10 コメント:9件 石蕗亮

小学生の頃
この時間は永遠に続くと思っていた
大人になるのなんて
とてもとても
遠い遠いことだと思っていた
いつしか後輩ができ
先輩が減っていき
自分が卒業するとき
この世界には二度と戻れないのだと気付き
涙が毀れた

中学時代
子供と大人の中間点
今までのような子供ではいられなかった
でも、大人になる自信もなかっ・・・

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