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あずみの白馬さん

成人済 アイコンは天乃ゆうりさん作成(無断転載を禁じます) 自分なりの優しい世界観を出せるように頑張ります。 好きな作家は飯田雪子先生です。若輩者ですが、よろしくお願いします。 Twitter:@Hakuba_Azumino

性別 男性
将来の夢 旅立つときには、ひとりでも多くの人に見送られたい。
座右の銘 「これでいいのだ」

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「これでいいのだ」〜込められた優しさ

16/12/29 コンテスト(テーマ):第125回時空モノガタリ文学賞【優しさ】 コメント:2件 あずみの白馬 閲覧数:970

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「これでいいのだ」

 赤塚不二夫作「天才バカボン」の主人公、バカボンのパパの名言。

 私は、この言葉ほど優しさにあふれた言葉は無いのではないかと思う。

 ギャグ漫画に登場する言葉に、どれほどの優しさが込められているのだろうか?

 人間は、時に過去にこだわってしまう。私などは特にそうだが、あの時こうしておけば良かったとか、こうだったら良かったのにとか。多かれ少なかれそう思うことがあるだろう。

 現在と言うのは過去が積み重なった結果なのだから、当然と言えば当然だが、現在のことを思い悩む時、未来まで悲観してしまうものだ。過去に失敗してしまったんだ、だからきっと未来もうまくいかないだろうと、心の中で堂々巡りを繰り返してしまう。

 そんな時、呪文のように「これでいいのだ」と、私は唱える。

 すると、過去と未来の関係から自分の心が離れ、今まで悩んでいたのはなんだろうと、ふと心が軽くなり、あるがままの自分を受け入れ、また前に進んでみようかと思えるのだ。



 過去を反省するのは悪いことでは無いが、それに引っ張られてばかりでもいけない。
 世の中は様々な人々の想いが交錯し、うまく行くはずはない。
 しかし、過去のことにこだわるよりも、今をあるがままに受け入れて、前に向かって生きていく方がずっと楽しいじゃないか。

 こんな優しさが「これでいいのだ」の一言に込められている。


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このストーリーに関するコメント

16/12/29 葵 ひとみ

拝読させて頂きました。

実は偶然なんですが……
私もとある病気の入院中に看護師の方からこの言葉を頂きました。
『バカボンのパパになりなさい「これでいいのだ」』と、
私の場合、その入院で人生が大きく良い方向に転換しました。
素晴らしい方達にもそこで出会えました。

人生を過去→現在→未来と1本の線で考えると確かに非常に気が重くなりますよね。
例えばですが、私の尊敬する20年間無敗の雀鬼の桜井章一さんは、人生は「円」でとらえると上手くいくそうです。

また、『「反省」しても「後悔」しない』とも言いますよね……

私も風に吹かれて雨に打たれた波乱の前人生があるから今があるのだと思います。

>世の中は様々な人々の想いが交錯し、うまく行くはずはない。

そうなんですよね、当たり前のことなんですが、世の中には様々な境遇の人達がいるのです。
当然のように、あずみの白馬 さま、もおそらく人生や生きる意味を考えられたことが
おありのようですね……

魔法の呪文「これでいいのだ」確かに素晴らしくなんと「優しさ」に溢れた言葉でしょう!!!

長くなりましたが、素晴らしい掌編を心からありがとうございます。

16/12/30 あずみの白馬

> 葵 ひとみ さま

>私もとある病気の入院中に看護師の方からこの言葉を頂きました。
>『バカボンのパパになりなさい「これでいいのだ」』と、
>私の場合、その入院で人生が大きく良い方向に転換しました。

私は、最初はこの言葉の意味がよくわからなかったのですが、
自分が疲れたときにはじめて、その意味を知ることが出来ました。
葵さん、色々大変なご経験をされているのですね。

>人生を過去→現在→未来と1本の線で考えると確かに非常に気が重くなりますよね。
>例えばですが、私の尊敬する20年間無敗の雀鬼の桜井章一さんは、人生は「円」でとらえると上手くいくそうです。

桜井さんは勝負の世界に生きた人ですね。
前の局のミスをイチイチくよくよしていたら次もミスしてしまうことをよく知っていて、そこから「円」で捉える発想に至ったのだと思います。

>当然のように、あずみの白馬 さま、もおそらく人生や生きる意味を考えられたことがおありのようですね……

ありますね。それに捕らわれ過ぎてしまうのが欠点ではありますが。

>魔法の呪文「これでいいのだ」確かに素晴らしくなんと「優しさ」に溢れた言葉でしょう!!!

私もそう思います。素敵な感想をありがとうございました。

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