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吉岡 幸一さん

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ガラスのお姫様

16/11/08 コンテスト(テーマ):第93回 【 自由投稿スペース 】 コメント:0件 吉岡 幸一 閲覧数:462

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手のひらに乗るほどの小さなガラスのお姫様
隣りに並んでいるのはガラスでできた農夫の青年
お姫様と農夫の青年ではつり合わない、と父が云う
とっても二人はお似合いよ、と娘は首をふる
ガラスのお姫様はガラスの農夫が大好きで
ガラスの農夫もガラスのお姫様が大好きだ
私はあなたの隣りにずっと並んでいたいの、
僕は君のそばにいるだけで嬉しいんだ
ふたつのガラスのお人形は学習机のうえで幸せそう
ほら、こっちのほうがお似合いだよ、と父は手渡して
娘が受けとったのはガラスの王子様
青みがかったガラスの王子様 なんて綺麗なの
ガラスの農夫をつまんで持ちあげて
ガラスの王子様を隣りに並べてみれば
これこそお似合いのカップル誕生
こっちは玄関にでも置いておくよ、と父は云い
どうでもいいわ、と娘は見向きもしない
嫌だ嫌だと、農夫の青年はガラスの瞳から涙を流すけど
声は届かず部屋のそとへ
ガラスのお姫様はうっとりとガラスの王子様を見つめてる
 だけどガラスの王子様 そっぽを向いて知らんぷり


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