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みるこさん

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私にとっての映画

16/03/28 コンテスト(テーマ):第104回 時空モノガタリ文学賞 【 映画 】 コメント:0件 みるこ 閲覧数:611

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夏になると毎年、友達の家でホラー映画を見ていた。
気になる作品をレンタル店で何本か借りてきた。
定番だったりマイナーだったりいろいろ。
そのときの気分で見たいものは変わる。
ときには制作国の異なる映画をいくつか借りて、あの国のはあーだこの国のはあーだと好き勝手に評価してみたりする。

「夏といったらホラーでしょ」
そう意気込んではみたけれど、見たあとの後悔の気持ちといったら大きい。
なんでこんなの見ちゃったんだろう...
来年はもうやめよう。
そんなふうに固く誓うのだけれど、すぐに忘れてしまってまた一年後に見るのだ。

映画は好きだ。
しかし、好きと言ってるわりにはそんなに映画館に行くわけでもなし、DVDをたくさん借りるわけでもなし。
これからどんな映画が公開されるか、チェックはしているのだけれど。

私の人生を変えた!といっても過言ではない作品がひとつある。
だいぶ影響を受けたし、今でも見始めると真剣になってしまう。
ピーター・ジャクソン監督の『ロード・オブ・ザ・リング』だ。
映画館の大画面であの一作目を見たあと、すぐに原作にも手を伸ばした。
夢中になって毎日夜遅くまで読んだ。
次はどうなる?
次はどうなる?
続きを知っていてもわくわくした。
自分も物語の中の住人になった。
フロドたちと一緒に旅をした。
この映画が上映されたとき、私生活は暗闇だった。
まだ外の世界をよく知らない私には、学校というものは絶望の世界だった。
毎日が憂鬱。
学校にも人にも馴染めなかった。
どうしたらいいのかわからなくて、小さな世界でいっぱいいっぱい悩んでいた。
そんなときに出会ったのが、母に誘われて見に行ったこの映画だった。
たったひとつの指輪を捨てるためだけに、遠く長い旅をする。
穏やかな日常を捨てる。
困難ばかりの旅路。
ぼろぼろになって絶望しかないけれど、いつもどこかに少しの希望がある。
それは私の心にも届いて、道しるべになった。

声を大にして「趣味は映画鑑賞!」とは言えないけれど、生きるための勇気を映画はくれる。


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