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こぐまじゅんこさん

詩を書いたり童話を書いたりしている主婦です。 みなさん、よろしくお願いします。 MyISBN−デザインエッグ社さんから、絵本「おしえて!ねこばあちゃん」を出版しました。 アマゾンでも取り扱っていますので、よかったら みてくださいね。 ブログ「こぐまのノート」も書いています。

性別 女性
将来の夢 自分の書いた童話を孫に読んで聞かせたいです。
座右の銘 しあわせはいつも自分の心がきめる

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ねこばあちゃんとブロッコリー

15/11/05 コンテスト(テーマ):第六十七回 【 自由投稿スペース 】 コメント:0件 こぐまじゅんこ 閲覧数:709

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 にゃんこ村は、ねこだけがすんでいる村です。
 みけねこのミケとくろねこのクロは、同じ年にうまれて、まるで兄弟のようになかよしでした。
 にゃんこ村には、お店が一軒だけあります。
 ねこばあちゃんのお店です。
 たべものなら、やさいでも、かんづめでも、なんでもうられています。

 今日は、クロのおかあさんが、シチューをつくるからといって、クロにおつかいをたのみました。
「クロ、ねこばあちゃんのお店で、おにくと、にんじん、じゃがいも、たまねぎ、ブロッコリーを買ってきてちょうだい。」
 クロは、
「そんなにたくさん、おぼえられないよ。かみにかいて。」
と、言います。
 おかあさんは、えんぴつで、かみにかいてわたしました。
 クロは、かみをもつと、ピューッとかけていきました。
 とちゅうで、ミケにあいました。
「どこに行ってるの?」
「ねこばあちゃんのお店。」
「じゃ、ぼくもついていく!」
 クロとミケは、なかよくかけていきました。

「ねこばあちゃん、おつかいをたのまれたんだ。このかみにかいてあるもの、ちょうだい。」
 ねこばあちゃんは、メガネをくいっともちあげて、かみをみています。
「えーと、おにくに、にんじん、じゃがいも・・・。」
 どんどん買い物かごに入れてくれます。
 クロがききます。
「ねこばあちゃん、ブロッコリーって、どんなもの?」
「おや、クロは、ブロッコリーをしらないのかい?」
 ねこばあちゃんは、お店のおくから、みどりいろのモコモコした、まるでちいさな木のようなものをもってきました。
「これが、ブロッコリーじゃよ。」
「へぇー、なんだかちっちゃい木みたいだね。」
「かわいいなぁ。」
 ミケも言います。

 ねこばあちゃんは、ブロッコリーも買い物かごにいれると、クロにわたしてくれました。
「はい、これでだいじょうぶ。」
 クロは、おかねをはらうと、ミケといっしょに、はなしながら、家に帰りました。

 おかあさんは、買い物かごのなかみを全部たしかめると、クロに笑顔でいいました。
「ありがとう。ごくろうさま。」
 おかあさんは、さっそくエプロンをして、シチューをつくりはじめました。
 へやじゅう、クリームのおいしそうなにおいがただよっています。
 クロは、おかあさんにききます。
「ブロッコリーって、どうやって食べるの?」
「ゆでて、シチューのさいごにいれるだけよ。」
 おかあさんは、くすっとわらいます。
「クロは、ブロッコリーを食べるの、はじめてだったわね。」
 トントントンとブロッコリーを小さくきりわけます。
 小さな木が、いっぱいできました。
「ゆですぎると、やわらかくなりすぎるからね。気をつけて。」
 おかあさんは、そう言いながら、しんちょうにブロッコリーをゆでていきます。
「できたよ。」
 おかあさんは、ブロッコリーをざるにあけました。
 みどりいろが、あざやかになっています。
 クロは、思わず言いました。
「わぁ、おいしそう!」

 つぎのしゅんかん、おかあさんが、ブロッコリーの太いくきをすてようとしています。
 クロは、あわてて言いました。
「えっ、それ、すてちゃうの? もったいないよ。ねこばあちゃんにきいてみる。」

 クロは、ブロッコリーのくきをもつと、ミケをさそって、また、ねこばあちゃんのところに行きました。
「ねこばあちゃん、こんなに太くて、きれいなブロッコリーのくき、すてるしかないの?」
 ねこばあちゃんは言います。
「クロちゃん、よく、もってきたね。きれいだものね。すてるなんて、もったいないよ。くふうしたら、きっと、食べれるよ。」

 そして、台所に行くと、ブロッコリーのくきを、うすく切りはじめました。
 トントントン
 それから、さとうとしょうゆ、おさけをほんの少し入れて、たれをつくりました。
 フライパンに、ごま油を入れて、火をつけます。
 そこに、ブロッコリーのくきを入れました。
 ジュワーッ
 いい音がします。
「よくいためてから、たれを入れるよ。」
 ねこばあちゃんは、そう言うと、たれをフライパンのなかに入れました。
 ジュー
 しばらくいためて、
「はい、できあがり!」
 こばちにだしてくれました。
「食べてごらん。」
 クロもミケも、ふはふは言いながら、ひと口食べてみました。
「あまからくて、シャキシャキしてて、おいしい!」
 ふたりとも、ぱくぱく食べたんだって。


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