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高木・E・慎哉さん

小説を書くのが好きです。 小説は読むより書く方が好きです。 よろしくお願いします!

性別 男性
将来の夢 ノーベル文学賞受賞
座右の銘 早く生きればいいことある

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それでも今日もめんそーれ

15/09/13 コンテスト(テーマ):第九十二回 時空モノガタリ文学賞 【 沖縄 】 コメント:2件 高木・E・慎哉 閲覧数:830

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染みついた赤い血潮を僕は拭き取っていた。
実は、沖縄で殺人事件があったのだ。

何ー?という展開である。
僕は、あまり記憶がなかった。
なぜ、今沖縄にいて、Tシャツにビッショリついた血を手で拭っていた。

こんなにも、沖縄の夏は暑かった。
それなのに、僕は背筋も凍るような殺人現場に直面していた。
「僕、何かしたかな?」

自分でも、いまいち方向性すらあいまいな状況でいた。
そこに横たわっているのは、女性の変死体。

「あなたは選ばれたのよ!」
ビックリして後ろを振り返ると、死んでいる女性の姿が、立っていた。
馬鹿な!?女性は確かに、ここに死んで横たわっている。

僕は自分が、幻を見ているのか、女性は幽霊なのかよく分からない状態で、頭が混乱しそうになっていた!

「ビックリしたでしょ?私はあなたに殺されて、霊魂となって、今この世に死んだのに存在しているのよ!」
僕には、信じられない話だった。

そんなありえないことがあるか?
僕が殺人を犯した。
しかも、こんな美人の女性を殺した!?
なぜ?
「私とあなたは付き合ってたの!でも、あなたは私との沖縄旅行で私を殺した。保険金殺人よ」
信じられなかった!
じゃあ、僕はお金目当てに人を殺したのか?
理屈が分からなかった。

「あなたは、実は浮気していたの!そして、邪魔になった私を保険金をかけて、殺害した!犯人はあなたよ」

まるで、僕はまるっきり悪者だった。
僕がそんな人殺しをするなんて!!!

「そして、あなたの運命は、もう警察が握っている。ここにすぐに、警察がたくさん押し寄せてくるわ!あなたは逃げられないのよ!」
そんな…、僕は捕まりたくない。

逃げ出そうとしたが、その時だった!
女性がぐっと僕の首を掴んで、離さなかった。

「やめろっ!」
女性の力は思ったより、強く僕はなぜか幽霊に殺されようとしていた。
「あなたは私と一緒にあの世にいくの!私からは、逃げられないわ!死ね」

そこに、浮気相手という女性がやってきた。
「離して!」
別の女性は、幽霊から手を振りほどかして、僕を助けた。

「ありがとう!助かったよ!」
「それより、早く沖縄を出ましょう!いずれここに、たくさんの妖怪がくるわ!妖怪大戦争になるのよ!」
僕は別の女性と逃げ出すことになった。

おかしかった。
こんなはずになるはずがない。
きっと、これは夢だ!

しかし、僕は石につまずいて、転げた。
これは、現実だ。
痛いという感覚がある。

僕は恐ろしくなった。
なんて、リアルだ!
僕が殺人者になるなんて!!?

「待てー」
たくさんの幽霊が追いかけてきた。

僕は恐ろしくて、急いで逃げた!
こわい!なぜ、こんな目に合うんだ?

僕はよく記憶を思い出した。

僕は確かに、死んだ女性と付き合っていて、いい加減、長年付き合って、マンネリ化していた。
そして、たまたまナンパした女性と、浮気をしていた。

僕はそんな悪者だったのか…?
皮肉にも、僕は相当悪いことをしていた。

「待って!自分だけ手を汚さずに逃げようというの?」
たくさんの妖怪が追いかけてきた。
もはや、沖縄所じゃない!
逃げないと殺される!

しかし、僕は足をガッと捕まれた。
そして、ズサーと足を引きずり込まれて、地獄に連れていかれた!
「いい?生きたまま、地獄に落ちると死ぬより辛い思いをするわ!あなたはそれだけの罪を償わないといけないの!」
死んだ女性は、あまりにも非情に僕を地獄に引きずり落とした。

「うわー!!」
僕はもはや抵抗することができなかった。

そして、僕は沖縄から地獄に落ちていった。
僕は今、地獄で死ぬほど辛い、苦悶に満ちた地獄を味わっている。

「嫌だー!ここから出してくれー」
僕の叫び声はむなしく、地獄で毎日死ぬような思いを抱いていた。

死んだ女性は全く助けてくれなくて、浮気した女性は他の男性とさっさと結婚していた。
こんな地獄があっていいのか?

沖縄に来たのに、とんだ地獄を味わうことになった。
沖縄の地獄は大変でしたという話でした。

世にも奇妙なその体験は、フィクションであるという枠をこえて、ゾッとさせるものだった。
しかし、浮気して、殺人を犯した男性が悪かったのか?

男は、永遠に地獄で罪を償うことになった。


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このストーリーに関するコメント

15/09/19 久我 伊庭間

沖縄から一転地獄へ、というスケールに度肝を抜かれました!
倒錯感を感じさせる展開も楽しかったです。
浮気して、殺人を犯してしまったことも悪いことですが、
何よりそれを忘れてしまったのが、彼の罪だったのかもしれませんね。

15/09/19 高木・E・慎哉

久我様、丁寧なコメントありがとうございます!
ご丁寧に読んで頂いたようで、凄く感謝します!
やはり大きなスケールで書いた方がいいですかね?
深い内容の小説を書くように心がけていますが、これからもよろしくお願い致します。
評価も頂いたようで、重ね重ねありがたいです。
これからも、立派な小説が書けるように誠意努力します!

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