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Aミさん

ど素人です。山と動物と草木が好きです。朝顔を愛しています。生き物好きをこじらせてバイオテクノロジーなど学んでいました。文鳥とメダカ飼ってます。この秋にネコを拾ったので飼いはじめました。

性別 女性
将来の夢 動物保護活動のスポンサーになれるくらいの金持ちになりたい。
座右の銘 技術は見て盗め(とあるバイオ技術者から教わった、受け身では何も身に付かないという教訓)

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水族館がやってきて…

12/07/29 コンテスト(テーマ):【 水族館 】 コメント:0件 Aミ 閲覧数:1355

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 今年、京都に新しい水族館がオープンした。
 それは僕がいつも昼休みを過ごすことにしていた大きな公園の中に作られた。水族館が出来て、大きく変わったことが二つある。
 一つは公園に設置されていたゴミ箱がなくなったこと。来客が増えてゴミの回収が追いつかなくなるからいっそ撤去してしまおうという事だと思う。それとも運営組織が変わったとかそういう事情もあるのかもしれない。いずれにしても、セコい。というか困る。今まで僕は、コンビニで買った昼ごはんを公園で食べてゴミは公園のゴミ箱に捨てさせてもらっていたのに。ゴミ箱がなくなってしまって不便である。
 もう一つは、公園で暮らしている「地域猫」たちの待遇が良くなった。今までも動物愛護会が主導で世話をしていたのだが、水族館が出来るにあたって、公園の運営側と愛護会とで、地域猫の餌やりや去勢避妊なんかに関するルールが正式に取り決められた。公園の地域猫が公認されたのだ。これは愛護会にささやかながら寄付したりしている僕にとっても嬉しい事だった。最初、水族館を作る計画が決まった時に真っ先に心配になったのは、公園で暮らしているたくさんの猫たちの事だったから。行き場を失って捕殺されるんじゃないかと怖かったけど、愛護会の人たちが懸命になって護ってくれた。これは本当に良かったと思う。

 そうして、今日も僕は公園のベンチに腰掛けて、膝に登ってきたいつもの縞模様の猫を撫でて、午後からの仕事のために元気を充電している。ゴミは会社のゴミ箱まで持ち帰ることにした。

 水族館が出来て公園の利用者はとても増えたけど、猫たちも僕も平和なままだ。この町には、心のある人がいる。そのことに心から感謝してる。きっと猫たちも。





(ここまで読んでくださってありがとうございます。見聞きした事実をもとにこれを書きましたが、私の主観ですので誤りがあるかもしれないことを書き添えておきます。)


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