1. トップページ
  2. ひみつの飲物

こぐまじゅんこさん

詩を書いたり童話を書いたりしている主婦です。 みなさん、よろしくお願いします。 MyISBN−デザインエッグ社さんから、絵本「おしえて!ねこばあちゃん」を出版しました。 アマゾンでも取り扱っていますので、よかったら みてくださいね。 ブログ「こぐまのノート」も書いています。

性別 女性
将来の夢 自分の書いた童話を孫に読んで聞かせたいです。
座右の銘 しあわせはいつも自分の心がきめる

投稿済みの作品

2

ひみつの飲物

14/09/22 コンテスト(テーマ):第六十七回 時空モノガタリ文学賞【 秘密 】  コメント:2件 こぐまじゅんこ 閲覧数:1088

この作品を評価する

 やすくんは、三才です。
 毎日、保育園に行っています。
 保育園では、ゆみ先生や、おともだちとなかよくあそびます。
 ときどき、おもちゃのとりあいになったり、砂場でころんだりします。
 保育園はたのしいけど、保育園がおやすみの日は、もっとたのしいです。

 おとうさんと、おかあさんが、やすくんをデパートにつれて行ってくれたり、ゆうえんちにつれて行ってくれるからです。
 だから、土曜日と日曜日が、やすくんはだいすきです。

 ある、土曜日の夜、やすくんが、おしっこに起きたとき、やすくんは、みてしまったのです。
 おとうさんと、おかあさんが、ふたりだけで何かを飲んでいるところを・・・!

 おとうさんと、おかあさんは、たのしそうに何かを飲みながら、おしゃべりしています。
 やすくんが、ねむい目をこすりながら、
「おかあさん」
というと、おかあさんは、あわてて、やすくんをトイレにつれて行き、ふとんにねかせました。

 やすくんは、すーすーねてしまいました。

 日曜日の朝、やすくんが起きると、テーブルにはからのコップが2こ、おいてありました。

「あっ、そうだ! きのう、おとうさんと、おかあさんが、何かひみつの飲物を飲んでたんだった!」

 やすくんは、まだねているおかあさんを、おこしにいって、
「おかあさん、やすくんにないしょで、おいしいもの飲んだでしょ! ぼくにも、ちょうだい!」
と、大声でいいました。

 おかあさんは、
「あらあら」
と、ためいきをつくといいました。
「やすくんには、まだ飲めないのよ。」

「いやだー! ぼくも飲む!」

 やすくんは、どんどん大きな声をはりあげました。

 おかあさんは、しかたなく、コップに飲物をつくってくれました。

 真っ黒い、あったかな飲物です。

(なんだろう?)
 ひと口飲んで、やすくんは、
「うへぇ。」
と、口をしかめました。

「ほらね。これは、コーヒーっていって、おとなにならないと飲めないのよ。」

 おかあさんは、わらっていうと、やすくんにオレンジジュースをついでくれました。

 やすくんは、オレンジジュースをごくごく飲むと、(おとなって、まずいものがすきなんだなぁ、へんなの。)と思いました。


コメント・評価を投稿する

コメントの投稿するにはログインしてください。
コメントを入力してください。

このストーリーに関するコメント

14/09/22 泡沫恋歌

こぐまじゅんこ 様、拝読しました。

小さな子どもにコーヒーはまだ早い(笑)
この味は大人になったら、分かる味、だって大人の秘密の味だもの。

14/09/23 こぐまじゅんこ

泡沫恋歌さま。

コメントありがとうございます。
大人の秘密の味って、やっぱりコーヒーかな?と思いまして・・・。
読んでくださってありがとうございました。

ログイン