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揉男さん

性別 男性
将来の夢
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女子高生とおっさん。3

14/07/28 コンテスト(テーマ):第三十五回 【 自由投稿スペース 】 コメント:0件 揉男 閲覧数:760

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【いらっしゃいませ〜♪揚げたてのファミチキはいかがですか〜♪】

おっさん「おい。」
JK「!?…なんですか?」

おっさん「こんな時間まで何してるんだ?コンビニの前に屯して。親は心配しないのか?」
JK「はぁ?おっさんに関係ないだろ。」
おっさん「関係ないとはないだろ。危ないんだから早く帰りなさい。」
JK「なんなんだよ?それを言いに来たのかよ?」

おっさん「違う!俺はおでんを買いに来た!あつあつのがんもどきを!」

JK「がんもどきみてぇな顔しやがって!お似合いだ!」

おっさん「馬鹿にしてんのか!?君はなんだ?ちくわか?」

JK「馬鹿にしてんのか!?大根だ!」

おっさん「うむ。いいね!私も好きだな。大根!」

JK「いいからどっか行けよ。」
おっさん「どっかに行ける訳ないだろ?近くのコンビニでこんな夜遅くに女子高生が屯していたら警察にすぐ補導されるぞ。親にも心配かけるし、友達と一緒に今すぐ帰りなさい。さぁ!」

JK「うるせーな!親なんて大嫌いなんだよ!友達といる方が十分楽しいし、私にとってこの時間は大切なんだ!ほっといてくれよ!あんたもこんな時間に何してんだよ?早く家帰りなよ?」
おっさん「俺のことはいいんだよ。」
JK「よくねーだろ!」
おっさん「!?…俺のことを心配してくれるのか?なんてできた女子高生だ!」
JK「おい!そういう意味じゃねぇよ!失せろって言ってんだよ!」
おっさん「君、大人になんて口の利き方だ!コラ!」
JK「しつけーよ!馬鹿!」

おっさん「馬鹿に馬鹿って言われたくねぇな!なら、こうしよう!君の友達にどっちが正しいか聞いてみよう。俺が言ったって仕方がないこともあるのは分かってる。友達からの方が聞く耳ももつだろう。なぁ!君達!この娘とおっさん、どっちが正しいかなぁ〜?」

JKのJK友達「おっさん!どっか行けよ!きもいんだよ!」

おっさん「ふっざけんな!ブスクソガキが!」

JK「…カッチーン。お節介童貞野朗が…。」

おっさん「おい。今何つった?」
JK「おせっかいどうていやろうって言ったんだよ!ハゲが!」
おっさん「更に…!貴様!訴えるぞ!」
JK「訴えたければ訴えればいい!うわべだけの下心丸見えなんだよ!友達もいねぇくせに偉そうにすんな!」

おっさん「たしかに…。」
JK「えぇ!?」
おっさん「歳をとると友達の作り方も忘れてしまう。同僚は出世すれば人が変わったかのように態度が豹変する。気付けば厄介な役職につき、上や下からの板挟みだ…。別に友人を作るために仕事をしている訳ではないが、入社したころのような熱い気持ちをもって同僚と仕事の話を肴にして飲みに耽る…そんな若かりし頃が、今ではもう霞んで見える…!」

JK「はぁ…あまり興味ねぇなー…。」
おっさん「私は!君たちが羨ましい!怖いもの知らずで様々なことに臆することなく飛び込んでいける!躓いたら助けてくれる友がいる!なんて美しいんだ!」

JK「なんでだよ!?」
おっさん「?」
JK「大人になると友達は作れないのか?100人友達できるかな?は子どもだけの専売特許なのか!?違うだろ!友達を作るって自然なことじゃん!敷居を高くしてるのっておっさん自身じゃん!」

おっさん「敷居が…高い…か。たしかにそうかもな。友達をつくるってなんか照れくさいっていうか、歳をとればとるほど恥ずかしいものなのかもな。素直になれないからな。結局こうやっておでんを一人で食うってのも寂しいもんだな。友達と食べたいよ。」

JK「…さっきはすみませんでした。」

おっさん「いや、いいんだ。友達をいつまでも大切にしなさい。」
JK「はい!」

おっさん「ところで、君の親は何歳かね?」

JK「!?」

おっさん「何歳かねと聞いているんだ!答えなさい。」
JK「ふざけんなよ!私の親と友達になる気か?」
おっさん「君が私に助け舟を出したんだ。さらに船を出してくれるとありがたい。」
JK「嫌だわ!年下に助けを請うって情けなくないのか?」
おっさん「わーはっはっは!今の私にプライドなんてものはない!ここで会ったのも何かの縁!縁から導かれるのは『友』だ!」
JK「気持ち悪いんだよ!」
おっさん「君はさきほど親が大嫌いだと言ったじゃないか!?だから気張ることはないだろう!それともなにか?大嫌いだが心配しているのか?私と友達同士になるのがそんなに心配か?ツンデレのマザコンファザコンなのか?なぁ!」

JK「違う!そんなんじゃない!」

おっさん「素直になれっ!胸の内を告白しろ!ブスが!」

JK「!?」

おっさん「君は大好きなんだ。親が。心配されるのは嫌いだが心配はしちゃうんだ。君の方こそお節介焼きなんだよ。でもな、友達ももちろんだがそれ以上に親も君のことが心配でお節介焼きなんだ。お節介ってそんなに悪い意味じゃないと思うがな…。それだけは理解してやれ。」
JK「!」
おっさん「さぁ帰りな。あつあつのおでんを食おうじゃないか!」
JK「分かりました!帰って謝る!友達も誘って家でごはん食べる!」
おっさん「うむ。」
JK「ありがとうございました!」

おっさん「友達だー!友達だー!この歳で友達ができるぞぉー!」

JK「待てよ!つーか、てめぇ!さっき何気にブスって言ったな!ついてくんなよ!ハゲが!」


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