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こぐまじゅんこさん

詩を書いたり童話を書いたりしている主婦です。 みなさん、よろしくお願いします。 MyISBN−デザインエッグ社さんから、絵本「おしえて!ねこばあちゃん」を出版しました。 アマゾンでも取り扱っていますので、よかったら みてくださいね。 ブログ「こぐまのノート」も書いています。

性別 女性
将来の夢 自分の書いた童話を孫に読んで聞かせたいです。
座右の銘 しあわせはいつも自分の心がきめる

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ねこばあちゃんのオレンジピール

13/09/10 コンテスト(テーマ):第十六回 【 自由投稿スペース 】 コメント:0件 こぐまじゅんこ 閲覧数:1355

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 ある夏の日、にゃんこ村のミケとクロは、遊んでいるうち、村のはずれまできてしまいました。
 ふと、われにかえり、あたりをみまわすと、なんとオレンジの木がたくさんあります。

 ミケとクロは、オレンジをひとつとって、かじってみました。
 オレンジは、とってもさわやかなあまさで、ひと口食べたミケとクロは、
「おいしい!」
と顔をみあわせました。

 ミケとクロは、村にもどると、みんなに知らせました。村のみんなは、オレンジの木のあるところに連れて行ってくれよ、とせがみます。

 そこで、ミケとクロが先頭にたって案内しました。
 オレンジの木にたどりついたみんなは、大喜びです。それぞれに、オレンジをちぎって食べると、
「これは、おいしい!」
と口々に言い合いました。みんなは、オレンジを、たらふく食べました。

 すると、オレンジの皮が、山積みになりました。

 ミケとクロは、オレンジの皮をながめて、ため息をつきました。
「こんなにたくさんの皮を、どうしよう。」


 そこへ、ねこばあちゃんが通りかかりました。ミケとクロは、ねこばあちゃんに、オレンジの皮がいっぱいできたことをいいました。
「皮は、捨てるしかないの?」

 ねこばあちゃんは、
「そんなことないよ。ばあちゃんにまかせといて。」

 ミケとクロは、オレンジの皮をかかえて、ねこばあちゃんについていきました。

 ねこばあちゃんは、オレンジの皮の白いところをとって、細く切って、お砂糖でぐつぐつ煮詰めていきました。
 オレンジの皮がつやつやしてきたところに、こまかいお砂糖をふりかけてまぶします。
 ねこばあちゃんは、できあがったオレンジピールをミケとクロにあげました。

 ミケとクロは、パクパク食べて、
「とっても、おいしい! お母さんにもあげようっと。」
 ミケとクロは、それぞれの家に向かってかけだしました。

 ミケがお母さんに渡します。
 ミケのお母さんが、ひとつ食べます。
「オレンジピールを入れて、むしパンを作ってみましょ。」

 ミケの家では、むしパンを作り始めました。

 クロがお母さんに渡します。
 クロのお母さんが、つまんで食べます。
「オレンジピールでパウンドケーキを作ってみようかしら。」

 クロの家では、パウンドケーキを作り始めました。

 できあがったむしパンとパウンドケーキで、にゃんこ村の子ねこたちと、ねこばあちゃんを招待して、オレンジパーティーをひらきました。

 子ねこたちは、ニャーニャー喜んで、とても楽しいパーティーになりました。

 ねこばあちゃんも、むしパンとパウンドケーキを、
「よくできてるねぇ。」
と、おいしそうにほおばると、
「オレンジの皮もおいしいだろう。」
と言って、ほほえみました。


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