1. トップページ
  2. いじわるなコンすけくん

こぐまじゅんこさん

詩を書いたり童話を書いたりしている主婦です。 みなさん、よろしくお願いします。 MyISBN−デザインエッグ社さんから、絵本「おしえて!ねこばあちゃん」を出版しました。 アマゾンでも取り扱っていますので、よかったら みてくださいね。 ブログ「こぐまのノート」も書いています。

性別 女性
将来の夢 自分の書いた童話を孫に読んで聞かせたいです。
座右の銘 しあわせはいつも自分の心がきめる

投稿済みの作品

5

いじわるなコンすけくん

13/07/01 コンテスト(テーマ):第三十五回 時空モノガタリ文学賞【 無慈悲な人 】 コメント:5件 こぐまじゅんこ 閲覧数:1501

この作品を評価する

 まくちゃんは、くまの男の子。
 今日は、おひさまが、にこにこ顔をだし、さわやかな風がふきわたっていて、とても気持ちのいい日です。

 まくちゃんは、森のお友達の、きつねのコンすけくんと、うさぎのねねちゃん、たぬきのポンきちくんをさそって、森のおくのお花畑に遊びに行こうと思いました。
 お母さんが、昨日、夕ごはんを食べながら、
「森のおくは、一面のシロツメクサの花がさいていて、とってもすてきだったわよ。」
と言っていたからです。
 
 次の日、みんなをさそって、お母さんに聞いた道を歩いて行きました。
 途中、草むらがあったけど、かきわけかきわけ行きました。
 もう少しで、お花畑につくというころ、コンすけくんが、長い草の葉っぱを手にもったと思うと、まくちゃんめがけて、びしびしぶってきました。
 まくちゃんは、とてもおどろいて、
「何するの? いたいじゃないか。」
と言ったのですが、コンすけくんは、やめてくれません。
 こまったような顔をしたまま、
「えいっ、えいっ。」
と言ってぶってきます。
 まくちゃんは、悲しくなりました。(コンすけくんとは、なかよしのおともだちだと思っていたのに、なんてひどいことをするんだろう。)と、つらくてつらくてたまりません。

 ねねちゃんとポンきちくんは、ずっと前の方を歩いていて、ちっとも気がついてくれません。
 まくちゃんが、
「ひどいよー!」
と言いながら、かけていくと、ねねちゃんとポンきちくんが、びっくりしてふりむきました。
 まくちゃんが、
「コンすけくんに、ぶたれた。」
と言うと、ねねちゃんが、まくちゃんの背中をみて、
「うわぁ。」
と、おどろきの声をあげました。
 まくちゃんの背中には、くっつき虫が十個ばかりくっついていました。
  
 あとからきたコンすけくんが、
「まくちゃん、ごめんよ。つい、夢中になって、くっつき虫をとろうと思って草の葉っぱでたたいちゃったんだ。」
と、もうしわけなさそうに言いました。
「なぁんだ。そうだったの。」
と、まくちゃんは、ほっと胸をなでおろしました。

 シロツメクサの花畑の中で、みんなは、まくちゃんの、くっつき虫をとってあげました。

 シロツメクサが、そんなみんなを、やさしくつつんでくれていました。


コメント・評価を投稿する

コメントの投稿するにはログインしてください。
コメントを入力してください。

このストーリーに関するコメント

13/07/01 泡沫恋歌

こぐまじゅんこさま、拝読しました。

ああそうか、くっつき虫ですか。
よく草むらを歩くとくっつくんですよ。

いつもほのぼのとした「まくちゃんシリーズ」楽しみに読んでいます。
絵本になったら絶対に買いたいo(〃^▽^〃)o

13/07/01 こぐまじゅんこ

泡沫恋歌さま。

コメント、ありがとうございます。
手作りの童話冊子を作って雑貨屋さんで販売してもらっています。
一冊150円。
住所がわかれば、お送りするのになぁ・・・。
いつもありがとうございます。

13/07/05 草愛やし美

こぐまじゅんこさん、拝読しました。
ああ、そうだったんですね。こぐまさんの世界は、とてもほのぼのしますね、童話好きです。私は、童話から創作を始めた人なので、凄く親しみあります。
今回も、とても楽しいお話でしたね、ありがとうございました。

13/07/05 こぐまじゅんこ

草藍さま。

コメント、ありがとうございました。
童話教室で勉強中です。
楽しく勉強しています。

これからも、よろしくお願いします。

13/07/28 こぐまじゅんこ

凪沙薫さま。

コメントありがとうございます。
優しい子たちばかりです。
可愛い話といってくださって、うれしいです。

ログイン