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こぐまじゅんこさん

詩を書いたり童話を書いたりしている主婦です。 みなさん、よろしくお願いします。 MyISBN−デザインエッグ社さんから、絵本「おしえて!ねこばあちゃん」を出版しました。 アマゾンでも取り扱っていますので、よかったら みてくださいね。 ブログ「こぐまのノート」も書いています。

性別 女性
将来の夢 自分の書いた童話を孫に読んで聞かせたいです。
座右の銘 しあわせはいつも自分の心がきめる

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犯人は だれ?

13/06/19 コンテスト(テーマ):第三十四回 時空モノガタリ文学賞【 探偵 】 コメント:8件 こぐまじゅんこ 閲覧数:1638

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 まくちゃんは、くまの男の子。
 まくちゃんは、おさんぽするときについてくる かげ が大好きなんです。
 かげは、いつも、まくちゃんにくっついてきます。かけると、すばやくついてきます。
 まくちゃんが止まると、かげもぴたっと止まります。

 まくちゃんは、今日も、かげといっしょにおさんぽしていました。

 ピューっと強い風が吹きました。

 ふと後ろをふりむくと、かげがいません。
 まくちゃんは、あわてました。かげが、誘拐されちゃった!
 まくちゃんは、探偵みたいに、かげをさがしだすことにしました。

 メモ帳とペンをもってきて、聞き取り調査です。

 近くにいた、うさぎのねねちゃんに、たずねました。
「ぼくのかげが誘拐されたんだけど、あやしい人をみなかった?」
 ねねちゃんは、
「うーん。」
と、考え込んでから、
「そういえば、今、知らないおじさんが森にいたよ。」
と言うのです。
 まくちゃんは、きっと、そのおじさんが犯人だと思いました。
「どんな、かっこうをしてた?」
と聞くと、
「なんだか、木を切るものをもった人間のおじさんだったよ。」

 まくちゃんは、ドキドキしながら、森の中にすすんでいきました。

 いました、いました。

 おじさんは、汗をふきふき、木を切りたおしていました。
(ぼくのかげは、どこにいるんだろう?)

 まくちゃんは、木のかげから、こっそりのぞきましたが、かげはいません。
「おじさんが犯人じゃなかったんだ。」

 まくちゃんは、ほっとしたような、残念なような気持ちで帰りかけました。

 すると、木の間から、ぱぁーっと明りがさしこんできました。
 雲にかくれていたおひさまが顔をだしたみたいです。

 ふと後ろをふりむくと、まくちゃんのかげがもどってきていました。

 まくちゃんは、
「どこに行ってたの?もう会えないかと思ったよ。」
と言うと、かげといっしょになかよくおうちに帰って行きました。

 おひさまが、しばらくわらっていました。


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このストーリーに関するコメント

13/06/19 yoshiki

読ませていただきました。

いやー、癒されます。ほっと暖かい溜め息まで出るようです。

絵本なんかにして小さい子供に見せたら喜びそうですネ(*^_^*)

13/06/20 こぐまじゅんこ

yoshikiさま。

コメント、ありがとうございます。

最高にうれしいお言葉です。

ありがとうございます。

13/06/20 光石七

拝読しました。
かわいいお話です。
絵本で読みたいですよ、本当に。

13/06/20 こぐまじゅんこ

光石七さま。

コメント、ありがとうございます。
絵本にしてみたいです。

13/06/21 泡沫恋歌

こぐまじゅんこ様、拝読しました。

くまのまくちゃんシリーズは可愛いお話ですね。

こういうほのぼのしたお話は挿絵と一緒に読むと
いっそう幸せな気分になれそうです。

絵本化目指して頑張ってください。

13/06/21 こぐまじゅんこ

泡沫恋歌さま。

手作りの絵本を作ろうと思っています。
コメント、ありがとうございました。

13/07/11 汐月夜空

かわいいお話ですね。本当に絵本みたいなテイストで、心がほっと温まる素敵なお話だと思います。
こういう作風もあるんだなあ、真似できない、と新鮮な気持ちで拝読いたしました。声に出して小さな子供に読み聞かせしてみたくなるお話でした。

13/07/18 こぐまじゅんこ

汐月夜空さま。

コメント、ありがとうございます。
とっても、うれしかったです。

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