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こぐまじゅんこさん

詩を書いたり童話を書いたりしている主婦です。 みなさん、よろしくお願いします。 MyISBN−デザインエッグ社さんから、絵本「おしえて!ねこばあちゃん」を出版しました。 アマゾンでも取り扱っていますので、よかったら みてくださいね。 ブログ「こぐまのノート」も書いています。

性別 女性
将来の夢 自分の書いた童話を孫に読んで聞かせたいです。
座右の銘 しあわせはいつも自分の心がきめる

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新人ママさん

13/04/22 コンテスト(テーマ):第三十回 時空モノガタリ文学賞【新人】 コメント:4件 こぐまじゅんこ 閲覧数:1707

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 私、橋田みえは、ただ今、初めての育児に奮闘中。
 新人ママなのだ。

 私は、ひとりっ子だから、弟や妹の世話をしたこともなければ、お姉さんの赤ちゃんを抱っこするなんてことも、絶対にあるはずもなく、本当に自分で産んだ我が子を抱っこしたのが、赤ちゃん初抱っこのときだったのだ。

 四月の末、無事、出産したけれど、その後の赤ちゃんの扱いに慣れなくて、いつまでも
おっかなびっくりだった。
 小さな手に小さな足、小さな体に似合わない泣き声の大きさに、驚きながら、赤ちゃんを抱っこする。
 産院で、授乳の時間がくると、授乳する部屋にみんな集まって、おっぱいをあげる。
 他のお母さんは、余裕でおっぱいをあげている。私も、ほんわかと香る赤ちゃんの匂いに癒されながら、やさしい気持ちで、抱っこしておっぱいをあげるんだけど、なんかうまく抱っこできない。産着でくるんでいるはずなのに、なぜか、産着が脱げてきている。

 私だけだ・・・。私だけなのだ。
 こんなに赤ちゃんの扱いが下手くそなのは。

 沐浴の仕方も、看護師さんが教えてくれるけど、片手で頭を支えて、ゆらゆら湯船に浮かべるなんて、こわい、こわすぎる。
 耳にお湯がはいりそう。ドキドキしながら、決死の覚悟で、我が子をお風呂に入れる。
 ふぅ、なんとか成功!

 一週間たって、退院した。

 家に帰ってからも、悪戦苦闘は続いた。

 おむつを替えようと、はずしたとたん、おしっこをピューッと飛ばされたり・・・。(男の子なので、ほんとに顔にかかるかと思った。)

 夜泣きがひどくて、一晩中ずっと、おんぶしていたり・・・。

 今、やっと一歳半になった。

 よちよち歩くようになり、カタコトのことばも話すようになったから、新人ママの研修期間も、もうそろそろ終わりかなぁ・・・と思う。

 研修期間中の、赤ちゃんのわけのわからない夜泣きや、社会から取り残されてしまいそうな焦りは、これからの、ママ人生の覚悟をさせてくれる大切な期間だったと思う。

 これから、ママとして、子どもがいろいろな困難にぶつかっても、あのときの、研修で味わったことを心の糧にがんばれると思うのだ。
 


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このストーリーに関するコメント

13/04/22 泡沫恋歌

こぐまじゅんこ さま。

拝読しました。

私も子育て、無我夢中でやってきて、何んとか子供を成人させました。
子育ては子どもと一緒に親も成長していきますね。

これほど、難しく楽しいミッションはないと思います。

13/04/22 こぐまじゅんこ

泡沫恋歌さま。

コメント、ありがとうございました。
これ、私の育児体験です。
なんで、あんなにてこずったんだろうと今なら思えますが、
当時は、本当に必死でした。

13/04/28 光石七

拝読しました。
赤ちゃんの世話をしたことのある人なら、誰でも共感すると思います。
こういうママたちがいる限り世の中は大丈夫って思えますね。

13/04/29 こぐまじゅんこ

光石七さま。

コメントありがとうございます。
世の中のママを応援したいです。

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