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こぐまじゅんこさん

詩を書いたり童話を書いたりしている主婦です。 みなさん、よろしくお願いします。 MyISBN−デザインエッグ社さんから、絵本「おしえて!ねこばあちゃん」を出版しました。 アマゾンでも取り扱っていますので、よかったら みてくださいね。 ブログ「こぐまのノート」も書いています。

性別 女性
将来の夢 自分の書いた童話を孫に読んで聞かせたいです。
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ポンきちくんのおかあさん

13/03/18 コンテスト(テーマ):第四回 【 自由投稿スペース 】 コメント:4件 こぐまじゅんこ 閲覧数:1624

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 ポンきちくんのおうちは、森のはずれのみどりの屋根のおうちです。
 おとうさんとおかあさん、そして、おばあちゃんと妹のポンことの五人(いや、五匹)暮らしです。
 みんななかよしでしたが、ポンきちくんは、ひとつだけ不満がありました。
 ポンきちくんは、おかあさんが、ちょっと太めなのが気にいらないのです。
「おかあさんのおなか、なんでそんなに太鼓みたいに、ふくらんでるの?」
と言うと、おかさんは決まって、
「やさしさがいっぱいつまってるんだよ。」
と笑って言います。
 ポンきちくんは、(うそばっかり!)と思いました。なんとかして、おかあさんをやせさせようと思いました。
 ポンきちくんは、おかあさんが乗っている自転車のタイヤに穴をあけてパンクさせました。
 次の日、自転車に乗ろうとしたおかあさんは、
「まぁ、パンクしてるわ。」
と言うと、しかたなく歩いてコッコさんの家まで玉子を買いに行きました。
 ふぅふぅ言いながら帰ってくると、大好きなおまんじゅうをとりだしました。
 すると、なんと七味の粉がかかっていました。
「あれぇ。なんで七味がかかってるの?からいわぁ。」
と言いながら、しかたなく食べてしまいました。
 じつは、これもポンきちくんのしわざだったのです。
 とうがらしはダイエットにいいってうさぎのねねちゃんに聞いたのでした。

 ポンきちくんが、あの手この手で、おかあさんにダイエットをさせているのに、
おかあさんは、ちっともやせませんでした。
 ある日、ポンきちくんは、妹のポンことけんかして、腹が立って、ふてくされていました。
 おかあさんが、
「ポンきち、どうしたんだい?」
と言って、抱き寄せてくれました。

 おかあさんのおなかは、ふわふわして気持ちよくて、ポンきちは、ポンこに悪いことしたなぁ・・・と、すっかりやさしい気持ちになっていました。

(おかあさんのおなかは、本当にやさしさがいっぱいつまっているのかも・・・。)
と、ポンきちくんは思いました。
(今のままのおかあさんが、やっぱりいいや。)
と、ポンきちくんは、おかあさんに抱っこされながら思っていました。


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このストーリーに関するコメント

13/03/25 W・アーム・スープレックス

こんばんは。いつもそばで作品発表していますW・A・Sです。はじめまして。
母親おもいのポンきちくんの、涙ぐましい試みにも、あまり効果のでないお母さん。そのお母さんの、ありのままの姿を受け入れたとき、ポンきちくんはきっと、成長したのでは。タイヤをパンクさせ、おまんじゅうに七味の粉をかける。このおもいきったダイエット。それにしてもお母さんは、よっぽどメタボだったんですね。

13/03/25 こぐまじゅんこ

w・アーム・スープレックスさま。

コメント、ありがとうございます。
ポンきちくんのお母さん、ぽっちゃりさんですよ。小太りさんっていうか。
私もですけど。

これからも、よろしくお願いします。

13/03/30 名無

ポンきちくんの可愛らしい反発心といたずら、それを笑って受け入れるお母さんの優しさに、じんわりと暖かい気持ちになります。 とても素敵なお話しですね。

13/03/30 こぐまじゅんこ

名無さま。

コメントありがとうございます。
素敵なお話しと言っていただき、天にも昇る気分です。
これからも、よろしくお願いします。

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