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石蕗亮さん

占師。および魔術師。 WEB幽にて怪談投稿してました。 弟子育成の経験や実体験を基にした不思議な話を中心に書いていきたいです。 沢山の方に読んで頂き、反論含めコメント頂けると幸いです。

性別 男性
将来の夢 作家、起業
座右の銘 人は言葉に置き換えれるものしか理解できない。置き換えた言葉でしか理解できない。

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カーナビの表示

13/02/20 コンテスト(テーマ):第一回 【 自由投稿スペース 】 コメント:1件 石蕗亮 閲覧数:1689

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山形から宮城に向かう途中「幽霊が出る」と有名なトンネルがある。
東根から以南は昔から道幅が狭く、また雪も多いし凍結も酷いので事故が多い。それがまた噂に拍車をかけているのだと思う。
 しかしひとつだけ他とは違う異質なトンネルがある。
「関山トンネル」
そこはトンネルだけでなくその近辺でも今まで様々な事件があった。
当然人死にもあり、過去の記録を紐解けば容易に誰でも知ることができる。
当然、地元の人達は常識となっている。
ここまでであればどの心霊現場でも聞く話だ。
『異質』と謂わしめるのは誰の目にも見えるある現象があるからだ。
大抵の心霊現象は見える人と見えない人がいる。
祟りや呪いというのも個人差がある。誰にでも平等ではない。
しかしこれは誰にでも見えてしまうのだ。

友人の車で移動した時のことだ。高速を使うのも勿体無いから下道(一般道)で行こうという話しになった。
途中お約束のように怪談話になった。
この道の先にあるトンネルの丁度真ん中の所で幽霊を見る、というものだった。
トンネルの真ん中の上には古い家屋があり、そこで自殺や殺人が何故か昔から多く、昨今では誰も住まなくなったという。
 そんなことを話しているうちに、ほどなくそのトンネルが見えてきた。
昼間だしそんなに怖くはないだろうと皆タカを括っていた。
トンネルに入り進んで行き、真ん中あたりで減速までしてみたが何も見えなかった。
「居ないねぇ。」なんて話した途端、運転手の友人が絶叫した。
諤々と痙攣を起こし顔面が蒼白になった。
「どうした?何があった?」と皆が問い詰めると震えながらカーナビを指差した。
その画面を見て皆が一瞬絶句した。
カーナビの現在地のところには『幽霊』という表示が出ていた。
 見た文字を理解した直後皆の口からは運転手の友人と同じく絶叫が飛び出した。
私は友人を後ろの席に移すと運転席に座り車を走らせた。
他の友人たちもみな一様に顔面蒼白で震えていた。
 

後日談だが、とあるカーナビメーカーが故意にそう表示のプログラムを組んだのだそうだ。
他にも有名な心霊スポットには『幽霊』と表示がでるそうだが、私はここ以外の話を聞いたことがない。
 


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13/02/20 石蕗亮

実話怪談9/100

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