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こぐまじゅんこさん

詩を書いたり童話を書いたりしている主婦です。 みなさん、よろしくお願いします。 MyISBN−デザインエッグ社さんから、絵本「おしえて!ねこばあちゃん」を出版しました。 アマゾンでも取り扱っていますので、よかったら みてくださいね。 ブログ「こぐまのノート」も書いています。

性別 女性
将来の夢 自分の書いた童話を孫に読んで聞かせたいです。
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占いとぼく

13/02/06 コンテスト(テーマ):第一回 【 自由投稿スペース 】 コメント:3件 こぐまじゅんこ 閲覧数:1635

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 ぼくは、小学2年生。
 毎朝、学校に行く前にテレビをみている。トーストを食べながら、テレビの占いをチェックするのが、ぼくの日課なのだ。
 今日も、いつもと同じように、ぼくは、占いをみていた。
 十月生まれの、てんびん座。わくわくしながらみていたら、今日はなんと、ビリだった。
(えーっ、いやだなぁ。)
 テレビでは、
「でも、大丈夫。てんびん座の人は牛肉を食べると運気がアップするよ。」
と言っている。
 ぼくは、
(まぁ、どうせ占いだから、気にしない、気にしない。)
と思って、学校に行く準備をしていた。
 制服に着替えていると、上着のボタンが、ひとつポロッと落ちた。
(えーっ、もう時間ないよ。)
 ぼくは、しかたなくボタンをひとつはずしたまま学校に行く。

(なんだか、ついてないなぁ・・・。)

 学校についたら、友だちのかずまが休んでいた。いつも、休み時間は、かずまと遊ぶのを楽しみにしていたのに。

(やっぱり、ついてないなぁ・・・。)

 三時間目の体育の授業は、苦手なかけっこ。
 ぼくは、必死に走ったけど、結局ビリになって、みんなに笑われた。

(なんて、ついてないんだ!)

 学校が終わって、通学路を歩いて帰っていると、なんだか靴が道にはりつく気がする。
 なんだろう、と思って、靴のうらをみてみると、ガムがくっついていた。

(あーあ、さいあくだ!)

 そして、家に帰って夕ご飯を食べる時間になった。
 食卓につくと、スキヤキができあがっていた。おかあさんが、
「今日、テレビの占いで、牛肉を食べるといいって言ってたから、スキヤキにしたんだよ。」
と、笑っていた。
 あまからい牛肉を、たまごにつけて食べるとほんとうにおいしい。
 
 ぼくは、今日あったいやなことを、すっかり忘れてしまうほど、スキヤキをばくばく食べた。
 おなかいっぱいになったころ、おとうさんが帰ってきた。手になにかもっている。
「それ、なに?」
と聞くと、
「会社の人が、ハワイに旅行に行っていて、おみやげをくれたんだよ。」
「わぁ!なんだろう。」

 はこをあけてみると、それは、マカデミアナッツチョコレートだった。

 牛肉の力はすごいぞ。
 スキヤキを食べたら、ほんとうにラッキーなことがおこった。

 占いって信じすぎるのは、よくないと思うけど、いいということをやってみる価値はあるなぁ、と思った。


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このストーリーに関するコメント

13/02/06 こぐまじゅんこ

趣味で書いている童話です。
         こぐま

13/02/09 泡沫恋歌

こぐまじゅんこ 様。

拝読しました。

子供の視線で書かれた可愛らしい童話ですね。
私も実はメルヘン2編くらい書いてますが、結構、難しいものですね。

心温まるお話ありがとう♪

13/02/09 こぐまじゅんこ

泡沫恋歌さま。

コメントありがとうございます。
童話教室に昨年の10月から通っています。
めっちゃ楽しいです。

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