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胡蝶陽夜子さん

性別 女性
将来の夢
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水と浮遊

18/05/07 コンテスト(テーマ):第156回 時空モノガタリ文学賞 【 浮遊 】 コメント:0件 胡蝶陽夜子 閲覧数:98

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嫌なことがあったとき
わたしはぼうっと宙を仰ぐ
何も見ていないような
何かを見ているような
だけど心はどこかへ行っていて
目の前のモノは透明になる

こんな時は
水に身体を投げ捨てて
すべてを委ねて
ゆらゆら
ふわふわ
たゆたっていたい
水の中の世界は
現実から切り離された
幻想をまとっていて
水の音がわたしを
癒やしてくれる
嫌なことなんて
水に溶けてしまえばいい

濁った紫色が
わたしから出ていく
まるで毒のよう
それはわたしの心の闇
これでわたしは綺麗になれた
嫌なことは
水にのまれて
消えていく

ああ
幻想は終わり
心がすっと
戻ってきた
目の前の世界が
ふわっと色付く
現実を進もうか


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