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黒みりんさん

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ゴミの自覚

18/04/06 コンテスト(テーマ):第155回 時空モノガタリ文学賞 【 ゴミ 】 コメント:0件 黒みりん 閲覧数:201

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 コツン コツン ・ ・ ・
 私は前へ、前へと、石を蹴り飛ばす。子供の時からの癖で、なぜか私は石を見ると蹴らずにはいられなかった。小さい石や大きい石、形の良い石、形の悪い石。いろいろな石があるけれど、私にとってはどれも同じ石で、特にこだわりは無かった。
 昔からこれが好きだったせいか、私が蹴った石はまっすぐに飛んでいく。いつも狙って蹴っているというわけでもないのだけれど。
 私は、石を蹴るのが好きだった。
 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
 私は、特に何をするわけでもなく、ただ歩いていた。周りには、大小さまざまな石が転がっている。小さい石や大きい石、形の良い石、形の悪い石。いろいろな石があるけれど、今の私は何も感じなかった。
 石が悪いというわけでは決してない。いつも歩けば、足元にはいつも同じ石があった。一つ一つ形が違うけれど、蹴ればまっすぐ飛んで行ってくれる石があった。何気ない事なのに私のあるく道をいつもまっすぐにしてくれる大好きな石。
 一つ深呼吸・・・
 コツン・・・ 昔のように、石はまっすぐに飛んでいく。私はあのころとは変わってしまったのに、石は変わらず飛んでいく。私の心の大きさや、形が変わっても、石は私の前をまっすぐに飛んで行った。
   
 石はまっすぐに飛んでいく。小さい人や大きい人、形の良い人、形の悪い人。いろいろな人がいるけれど、石にとってはどれも同じ人で、特にこだわりは無かった。
 今日も人に蹴られたが、特に気にすることも無くまっすぐに飛んで行った。人の前へ、前へと、進んでいく。そこには、特に何も感じるものなど無かった。

 


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