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重一さん

性別 男性
将来の夢
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オハヨウからオヤスミ

18/02/23 コンテスト(テーマ):第153回 時空モノガタリ文学賞 【 報酬 】 コメント:0件 重一 閲覧数:300

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オハヨウ。
太陽の光は最高に輝いている。私はそいつに挨拶をして、今日も学校へ向かう。

いつも見るあの学生は今日も寝癖を直さずに歩いてる。あのサラリーマンは見事にパリパリしてハキハキと仕事に打ち込みそうだ。またいつものように生意気な小学生があの子をからかってる。
電柱は年中立ちっぱなしのカカシ。カラスを大歓迎するから遠慮なくカラスは余らず皆乗っかかって私たちをまじまじと見る。
連なる山々は様々な個性を尊敬し肩を組む親友。雄々しく確かにそこにいるのに、不思議とコンピューターグラフィックスのように本当はないのではないかと錯覚を覚える。
雲はるろうしいつも自分だけのそれを魅せるパーソナル。いつの間にかにもういなくなったり、変わったりする。一期一会、皆に見える雲を教えて。

ランドセルを背負っていた小学生からもう9年か、まだ慣れない校舎にワクワクがおさまらない。皆が皆それぞれの時間が流れ、少し大人びてきた理由は自由が広がったから。田舎は都会へ憧れるのが定め、昔みたいに昨日見た夢の話とか、咲いていた花の話とか、まるでそんなの見ていないみたい。服と大学の話ばかりの苦痛で不通の喜怒哀楽。

「あいつまた意識がない。死に損ないの感情を失った無自覚な奴」
ギャハハハハ
あっはははは
「あいつ、昔からああなの?」
「昔はうるさい女だった。皆言った お前は皆と同じ時間を過ごせない、すごくない?普通は気付くよその行動とか言動。私達、あなたと違うみたい さっさと償えあの伝達はマジ迷惑」

たゆたう雲、あれは羽?どうして?あれは、顔みたい?どうしてそんなに。あれは…。
今日も図書館へ行こう。先生のオススメの本を聞こう。私の知らない楽しい物語。
きかない。

洪水注意報。自宅待機が吉。でももう外出てるし、鼻がつんとなったら危険です。眉間に力入れて耐えなくては、もうすぐどうすることもできなくなっちゃう。はやく黒板へ集中して、どうしてこう、こんな時は同じ時間に、しっかりといてしまう。

太陽にまた明日。オレンジ色に染まったら、次は月に挨拶を。
恋人たちは手慣れた身ぶりと手振り。
「ずっとお前と一緒にいるよ」
「一生懸命幸せにする」
「記念日は必ず二人でお祝いね」
各々の戦闘服を着た人たち、専用の基地へと帰還する。健闘を讃える。
「今日は早く帰れたよ」
「テスト100点?頑張った頑張った」
「お前が晩御飯つくったのか?凄いぞ。急いで帰らないと」
誰も彼も幸せに。
あ、寝癖なおしたんだ。
クタクタになってフラフラ歩いてる。
あの子達、照れくさそうに帰ってく。
さあ、私もご褒美のために、早く帰ろう。

今日も私は生きた、ぱっぱと明日はやってくる。支度を済ませて早く寝かせて。
一日頑張ったご褒美だ、少しここを離れます。ではそのための合言葉を最後に。
オヤスミ。


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