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暎架さん

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修学旅行

18/02/09 コンテスト(テーマ):第153回 時空モノガタリ文学賞 【 報酬 】 コメント:0件 暎架 閲覧数:91

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 異装届を先生に提出するために、職員室へ行った。

「やあ、島田さん」
明るく受け取ってくれた担当の先生は、こころのオアシス。

 思えばあの日。

入学式の日は一日雪で、車の送迎は渋滞で遅れてしまった。焦って正門を走っていくと、横目に入る一人の先生。

手には大きなスコップ。白のYシャツにスーツのズボン、そして薄手の手袋。

わたしが小学生だったら、親に怒鳴られるような服装だった。

「やばい、遅れる!」
「滑っから、気い付けなさい。歩け」

結構なまっていて、笑顔がおもしろかった。

 にこにこしながら教室へ戻る。

『ねえ、もうすぐディズニーじゃん』
『てか、その前に奈良だよね』
最高!!!

というような話を聞きながら、この上ない幸福感でいっぱいだった。

 しばらくした今、修学旅行の事後作文を書いている。

(まるTと一緒に行きたかったです)とか、
(せっちーが清水で捻挫してた)とか、他にもいろいろ書きたいことがあった。

結局、内容は「楽しかった」でまとめた。
 * * * * *
 文芸部での活動が再開した。

お題は『学校行事』。
1年生もいるから、限定しなかった。

もちろん、わたしたち2年が選んだ行事は修学旅行。

超短編を3作品が、今日のノルマになった。

「そろそろ、読み合わせしよっか」
「ゆきぽんは、まだ書き終わってないんじゃない?」
「あっごめん」

「ねえ、しま。好きな人いる?」
「えっ今聞くの」
「ゆきぽん、終わりました!」
「じゃあ、今日は時計回りで」

【いない…かも。(空)】

【空の作品は、ちょっと誇張が多い気がします。でも、全体的にまとまりがあり、読みやすいです。最後、ピエラたちが和解できたらしく、本当によかったです!(すっぱめレモン)】

【そっか。まるTだと思ってた】

この瞬間、付箋に火が付くと思うほど顔面温度上昇。

目に見えない報酬、日常の中の仲間たち、かけがえのない時間。そして、これからつくる過去。

「しま、浴衣ずっと着ててよ」
「えー、何で勝手に写真見てんの(笑)」
「楽しかったね」
「そうだね。気になるゆきぽんは、文化祭みたいだね」

「早くクラスTシャツが着たいです!」


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