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nekonekoさん

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イメージ アバズレ

18/01/15 コンテスト(テーマ):第151回 時空モノガタリ文学賞 【 あばずれ 】 コメント:1件 nekoneko 閲覧数:420

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『すいません。貴女はアバズレさんですよね?ちょっとお話ししたいのですけど。』突上、蒸していたタバコの煙の中から可愛い感じの女子高生が顔をヌッと突き出して来た。目を合わせると、そいつの顔が満面の笑みになって返って来る。一瞬言葉に詰まりながら、『あんた補導員とか?』『いえ違いますけど。それがなにか?』『ちょっと待ってよ。いきなりアバズレさんですか。て聞いて来るあんたは』と言いかけて私は口をつぐむ
見た所頭がおかしいわけでもなさそうだし、お嬢様風な制服。私は、そいつの顔まじまじと見直して見た。『ジロジロ見てますけど私何か変ですか?』『うん、まぁ頭かな』『はっ、何ですか?』『いや、別に。所で何で私が、アバズレなのかな』『えっだって、高校生で駅の壁に寄り掛かって座り込み、タバコ吸っている女の人とて私のイメージでは何となくアバズレて言う感じで、オマケに堕落しない制服の着こなし方、これはもう間違えないと思いまして、コホ。コホ。』私は立ち上がると、そいつの顔に口に含んだタバコの煙を思い切り吹き掛けてやった。『御免なさい。私タバコの煙が苦手で』と噎せながら右手で口を覆う。どうしてやろうか、こいつと思いながら。笑みを浮かべた顔を睨み、投げ捨てたタバコを足で揉み消すともう一本タバコを口に加えた時にミカの大きな声がした。『ダメだ。あすこのコンビニ監視カメラが入ってたし、入ったら直ぐに定員も目を付けて来るし、で、この人誰?』『こんにちは。アバズレさんのお友達ですか』無邪気に答える姿にミカは一瞬たじろぎ『これてどいう生き物なの。頭おかしい人とか』『・・。分かんない。多分、頭はおかしく無いと思う。』『じゃあ、何、喧嘩を売ってるとか』ミカの目がきつくなった。『ウ〜ンそれも違うと思う。それより、あんたの名前まだ聴いて無かったんだけど?』『私、北川アリスと申します』と返って来る。『アリス。アリスか、不思議な国のアリスそれなら分からなくも無いか』私はその名前を聞いて妙に納得出来た。『どういう意味で?私にはわかんないだけど』ミカが呆れた様な声を出す。『だから、不思議な国のアリスと言えば妄想少女だからさ』『・・。全然分かんないだけど』『別に深い意味なんて無いよ。昔からアリスは妄想少女と決まっているの』ミカの顔がどうでもいいやという顔になった。
 『さて、行くか』『何処へ?』ミカの目が私をみる。『アリスの思い描くアバズレとは違うイメージのアバズレがいる所へとさ。行くかいアリスちゃん?』『はい。行きます』目を輝かすアリス。『それって、どちらですか?』『私のママの店だけど、ミカも行く?』ミカは首を左右に降った。私とアリスは連れ立って繁華街の方へと向かって行く。夕暮れ時ネオン街の灯りが所所で付き始め出す。それを待っていたかの様に客引きの夜の蝶が立ち始め出していた。『アリスてこう言う所来た事無いでしょう?』『はい。来た事ないです』興味津津に辺りを見渡すアリス。『こいう人達もアバズレて言うんですかね』『しぃ。黙ってな、アリスそんな事聴こえたら大変な目に遭うよ』私が睨むとアリスはそうですかねえと言う顔をする。これだから不思議な国のアリスは困るよ。と思いながら数珠玉の様な暖簾が垂れ下がった小さなお店へと入って行った。中では数人の客が宴を初めていた。私達を見咎めた客の一人が声を掛けて来る。『女将、ここいつからキャバクラになったんか若い娘が二人も入って来たで』促される様に女将の顔がこっちを向く。『なぁにあんたこんな可愛いお嬢ちゃんを連れて来て、あんたのお友達と言うワケではないよね』場違いなアリスを見て不審がる女将。すかさず、挨拶をしようとするアリスを止めて、『社会勉強。この子アバズレな女の人が見たいんだって、だから合わせようと思って連れて来たの』『私が、アバズレ』笑った女将の声が大きく響く。同時に店の中に笑い声が響き渡る。『そや、そや、女将は日本一のアバズレ女や』『こら。それ褒め言葉になってない』笑いながら女将が客に答える。『折角だから何か見せたろか』と言うなり一升瓶を口に咥えると一気飲みを始めた。『そらやれ、女将』囃立てる客にアリスが『叔父様方お囃子なさるのはお辞めください。叔母様も危ないですからお辞めになってください』『叔父様、叔母様やて』アリスの話し方に客が更に囃子立てる。『わし一片であんたのファンになったは。これからも通って来るから居てくれ』『そんな困ります・・。』と言って頬を染め恥ずかしがる素振りを見せながらも満更でもない表情をするアリス。それがまた、客の関心を更に引く。アリスあんた客の遇らい方が上手いは。私のイメージからすればアンタも相当のアバズレやと思いますが。


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このストーリーに関するコメント

18/01/15 凸山▲@感想を書きたい

拝読しました。
作品を着地させようという作者様のお気持ちを感じました。場面ごとの最低限の風景描写が必要だと感じられました。改行の省略や二重鍵括弧は効果的な表現だと思えませんでした。推敲をお勧めします。また、『不思議の国のアリス』(ルイス・キャロル作)を一読されることを強くお勧めします。

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