土佐 千里さん

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秘密

17/11/24 コンテスト(テーマ):第148回 時空モノガタリ文学賞 【 ホラー 】 コメント:0件 土佐 千里 閲覧数:166

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美華が誠と知り合ったのは大学の合コンだった。第一印象は落ち着いていて大人っぽく真面目でちょっとミステリアスな人だった。色白で眼鏡をかけていてインドア派の理系男子だった。
美華は今まで明るいチャラ男とばかり付き合っていて、浮気をされていたので、真面目なキャラクターに惹かれ、誠と付き合ってみることにした。
初デートのときは、アボカドオイル入りの化粧水をくれた。
「みかちゃん、この化粧水使ってみて。今でも綺麗だけど、此れを使うとお肌すべすべ、さらに、はりもでて赤ちゃん肌になるかもよ」
真面目すぎて女性とは縁がなかったようなイメージだったのでこのプレゼントと美容の知識にはびっくりした。
そしてデートのたびになにかいつも美容グッズをくれる。髪の毛にいいといって、ココナッツオイルとはちみつ入りのシャンプー、肌にいいからと泥パックやコラーゲン入りの乳液、体の内部からきれいになれるといってタンポポティーやルイボスティーをくれたこともあった。さらに今の肌状態にあったドクダミエキスやバナナ成分などの入ったクリームやオイルや香水などくれたこともあった。
おかげで美華は見違えるほどきれいになっていくのが実感でき、エステにいった気分だった。
一方、美華は誠の誕生日に何がほしいか聞くと決まって動物を言う。一年目はハムスター、二年目はインコ、三年目は犬、四年目は猫、そして今年は誠と付き合って5年目。しかし、気がかりなのはまだ誠の家に招待されたことがないことだ。
五月の私の誕生日には、ウエディングドレスをプレゼントされ、誠にプロポーズされた。なんと、5年かけて、誠がウエディングドレスを手作りしていたらしい。前から手先が器用なところもあり、そんなところも魅力の一つだった。
「誠さんの家にはいつ行けるの!?」
「もちろん、結婚したら毎日一緒にいれるさ」

結婚式が終わると、ウエディングドレスのまま、誠の家に案内された。
二階建ての豪華な一戸建てでソーラーパネルも庭もあり現代的な家だった。
しかし、誕生日のときに、あれだけ動物をあげたのに、声が聞こえない。
「ねぇ、私のあげたペットはまだ元気?」
すると誠は不気味な笑みを浮かべ、
「実は地下室があるんだ。今から案内するよ」といい、白衣に着替えた。
地下室をあけると部屋中ずらりと剥製があった。ハト、スズメ、カラス、鼠、そして美華のあげたペットたちも剥製になっていた。
美華は悲鳴をあげた。
「今まで秘密にしていたんだけど、俺は剥製が趣味でね。君も俺の美容グッズでちょうどいい状態になっている。今までで一番きれいなウエディングドレスのまま、もう俺のものだ」
美華は逃げる間もなく、誠は部屋に鍵をかけた。


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