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林一さん

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ゆっくり食べよう運動

17/11/23 コンテスト(テーマ):第149回 時空モノガタリ文学賞 【 弁当 】 コメント:0件 林一 閲覧数:319

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 現代人は、食べ物をあまり噛まずに、すぐに飲み込んでしまう傾向がある。そうすると、満腹感が得られにくくなり、ついつい食べすぎてしまう。これは肥満の原因にもつながり、深刻な健康被害を及ぼす恐れがあるのだ。
 それを防ぐために誕生したのが、ゆっくり食べよう運動である。
 この運動はその名の通り、ゆっくりとたくさん噛んで食事をしようという運動だ。
 時間をかけてたくさん咀嚼すると、満腹感が得られるようになり、食べ過ぎ防止につながる。また、消化の吸収を助ける効果があるため、消化管機能を維持することにもつながる。
 つまり、ゆっくり食べよう運動を実行することは、健康的な生活につながるのだ。

 ゆっくり食べよう運動協会の会長は、全国の学校を回って、精力的に講演活動をしていた。ゆっくり食べる習慣を、子供の頃からつけさせるためである。
 会長は今日も、ある小学校で講演をするため、控室で弁当を食べながら、講演の準備をしていた。
 すると突然、若い先生が慌てた様子で控室へとやってきた。
「会長さん、申し訳ございません。講演開始時間を三〇分間違えて連絡していました。もう生徒達が全員、体育館で待っています」
「わかりました。すぐに向かいます」
 会長は、食べかけの弁当を急いでかき込みお茶で流し込むと、急いで体育館へと向かった。


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