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有屋春さん

初めまして。農家でダンサーの有屋春です。

性別 男性
将来の夢 自分の短編集をなるべく安い値段で出したいです。小説に興味ない人の読むきっかけになったらいいなと。
座右の銘 他力本願

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デートの本当の理由

17/10/28 コンテスト(テーマ):第146回 時空モノガタリ文学賞 【 デート 】 コメント:0件 有屋春 閲覧数:149

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私の旦那は医者で、働く時間帯はバラバラだし、勤務時間は長いしで一緒に暮らしているはずなのになかなか二人の時間というものがない
休みは休みで、次の勤務の為に足りない睡眠時間を補う為にひたすら眠る
そして起きるとまた仕事。
そんな旦那といて浮気するようになるのは必然というものではないだろうか?

今日も私は出会い系で知り合った男に会う予定だ
四角いメガネをかけた、細身でスーツが似合っている彼と。

浮気をしていて虚しくなることはないかといわれたらYESだ
楽しいとも思うし、気持ちいいとも思う
それでも大事なものは埋まらない。
そんなことは分かってる

それでもまだ27の私が男と何もない生活をこれからもずっと続けるなんてそれこそ虚しいではないか

そんな色んな気持ちの中、私は家を出る
待ち合わせには久しぶりに会う浮気相手が、休みにもかかわらずスーツ姿で待っていた。
私がスーツ姿が似合う男性が好きだと言ったのを覚えているのだろう
スーツを着てくれてることに嬉しくなる
そうだ、私のことをかまってくれない旦那なんか考えずに、私の為にスーツを着てくれる彼と、楽しめばいいんだ
そうやって無理に気持ちを切り替え、彼の腕に自分の腕を絡めて歩きだす

ふと、反対側の道路を見ると驚いたことに旦那が歩いていた
仕事から帰ってきて熟睡していたのに急な仕事が入ったのかいつもの格好で仕事場に向かって歩いていた
一瞬、目があった気がしたが旦那は何も気付かなかったようにまた前を向いて歩いていく
その横顔を見ながら気付かれずにすんだ安堵感より、気付いてほしかった気持ちのほうが大きいことに驚く。
ほんとは、男と何もない生活が嫌なんじゃない
旦那に、もっと私を見てほしいのかもしれない
そう思ったのは、、、
私はもう一度横を見る。
そこには、四角いメガネをかけた細身でスーツが似合う人がいた



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