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ジェームズボンバークライシスさん

ジェームズボンバークライシスです。 好きな作家はドストエフスキーと、ゲーテと夏目漱石と芥川龍之介です。よろしく。

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輝け黄金キラキラ風水サイフ

17/10/12 コンテスト(テーマ):第145回 時空モノガタリ文学賞 【 財布 】 コメント:0件 ジェームズボンバークライシス 閲覧数:141

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僕は貯金が好きだし、金運だってあげたい。
お金があれば、大好きな女の子に対して格好をつけれるし、モテそうだからとにかく欲しい。
僕自身はあまり物欲もないし、性欲は、0に等しい。
でも、僕の過剰な自己顕示欲と承認欲求は、底なしだ。
ああ、そのためなら何円でも払おうと言いたいところだが、僕は何処かの社長でもなければ役職があるわけじゃない、平社員だ。
ああ、この話したくてたまらない衝動を僕は抑えたくないし、ありのままの私を知って欲しい!
もちろん、迎合が出来ないわけじゃないし、必要最低限の迎合はしているものの、虚しさがいつもある!
もちろん、会社では迎合するが、個人に対して迎合なんてしたくない。
何でもいい、何でもいいから何かしらの立場で優位に立ちたい。そのためなら何円でも払おう!

そんな僕は、夢を見た。
大金持ちになって、近くに女性アイドルやモデル並みの並みの美女がいるんだ、そして、ただ僕の長い話を聞いてくれる。
彼女たちの首には首輪がある。
そして、僕にへりくだるように接する。
なんて至福なんだ!
あまりハッキリは、見えないし少し霞んでるものの、その夢は何より美しかった。
そんな幸福に包まれた中、僕は、スマホのアラームで目覚めた。
「ああ、夢か」と、僕はスマホのアラームを止める。
僕は、食パンとスクランブルエッグと粉末のコーンポタージュを手にしニュースアプリを眺める。
そんな中、ある広告が気になった。
「これであなたも金持ちに!
金運キラキラ黄金長財布!」
送料込みで10000円だった。
普段は、こういった広告はスルーしているものの、今日の僕のテンションは夢見が良かったのか、高かった。
僕は注文確定ボタンをクリックした。
僕はこの金運キラキラ長財布に全ての夢を託した。

3日後、金運キラキラ長財布が家に届いた。
その日から僕はついてついてつきまくるようになった。
まず、僕は道端で財布を拾った。
交番に届けると落とし主が現金10万円をくれた。
僕はそのお金で宝くじを買う。
1等10億円の宝くじで、当たる確率は0に等しい。
まさか、当たるわけないよなと微笑を浮かべた。

1週間後
この財布が怖くなった。
僕は宝くじが当たっていた!しかも1等10億円!
なんてことだろうか!
しかし、僕は当たると同時にある恐怖が目覚めた、それは、いざ大金を手にして見ると自分の中身の薄っぺらさにビックリした。
僕は欲しいものが見つからない、金が欲しい理由は結局のところ誰かに認められたいからだ、しかしそれは、僕の所有物である「金」が認められてるわけであって、僕自身が認められてるわけではない!
そうだ、こんなものを手にしても集まる女どもは僕の自己顕示欲と承認欲求は満たせるどころか、僕自身も猜疑心で溢れる。

もちろん、自分が金持ちだと口外する気はないにしてもだ、あの人たちは、僕に「金」がないも見向きもしないだろう!
意味がないじゃないか!
僕は黄金キラキラ長財布を見つめた。
「でも、崇高になれるチャンスをあなたは、僕にくれた、さよなら世間!僕は低俗な凡人とは、一切関わりを持たなくてよくなる!
なんという気分のいいことだろうか!」
僕は一軒家を建てることにした。勿論、家自体が欲しいという目的ではなく、社会から縁を断つための地下室作りが目的だが、この家に5000万円はかけた。
こうして、僕は部屋から出ることはなく、ただただ地下室での生活を謳歌した。

これで僕の吐き気がするほどの劣等感から解放される!ありがとう!黄金キラキラ長財布よ!
そして、僕はこの地下室を「国」と呼び、マネキンを15体ほどAmazonで購入しマネキン達に「国民」と名付け、僕は「国王」と自称した。
痛い奴と嘲笑したまえ!君達の方がよほど、阿呆で低俗だと僕は笑い返すからな!


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