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こぐまじゅんこさん

詩を書いたり童話を書いたりしている主婦です。 みなさん、よろしくお願いします。 MyISBN−デザインエッグ社さんから、絵本「おしえて!ねこばあちゃん」を出版しました。 アマゾンでも取り扱っていますので、よかったら みてくださいね。 ブログ「こぐまのノート」も書いています。

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野菊のバラバラじけん

17/09/12 コンテスト(テーマ):第144回 時空モノガタリ文学賞 【 事件 】 コメント:0件 こぐまじゅんこ 閲覧数:188

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 秋になりました。
 森の小道に、白い野菊がさいています。
 うさぎさんは、野菊がだいすき。
 かわいい花をみて、たのしんでいます。

 今朝は、朝から雨がパラパラふっています。
「あめふりかぁ。早くやまないかなぁ。」
 うさぎさんは、空をみあげました。
 空は、どんよりくもっています。
 しばらくまっていたら、だんだん空が明るくなってきました。
 雨は、いつのまにかやんだみたいです。
 うさぎさんは、ピョンッとはねると、森の小道におさんぽにいきます。
 かわいい野菊に会いに行くのです。
 たくさんの白い野菊がまっていてくれました。
 でも、一輪の野菊の花びらが、バラバラと道ばたにちらばっているではありませんか。
「あれ、一本だけ、花びらがバラバラになってる!」
 うさぎさんは、びっくり。
「バラバラじけんだわ。」
 うさぎさんは、小さくつぶやくと、はんにんをさがしはじめました。

 空をとんでいる赤トンボにききます。
「あなたが、バラバラにしたの?」
 赤トンボは、
「ぼく、しらないよ。」
というと、スイーッと、とんでいきました。
 うさぎさんは、風がはんにんかもしれないとおもいました。
「風さん、風さん、バラバラにしたのは、あなたね。」
 風さんは、
「わたしは、そんなひどいことしませんよ。」
と、ささやくと、さやさやと吹きぬけていきました。
「ほんとに、だれがしたのかしら?」
 うさぎさんは、くびをひねりながらかえっていきました。

 森のはずれの一軒家に、ゆめちゃんは、すんでいます。
 ゆめちゃんは、野菊をいっぱいつんで帰っていました。
 野菊の花びらを、一枚、一枚ちぎっては、ぶつぶつ言っています。
「すき、きらい、すき、きらい……。」

 そうです。
 はんにんは、ゆめちゃんだったのです。
 おかあさんに、花占いのしかたを教えてもらったゆめちゃんは、花占いが、たのしくてしかたがないのでした。


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