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こぐまじゅんこさん

詩を書いたり童話を書いたりしている主婦です。 みなさん、よろしくお願いします。 MyISBN−デザインエッグ社さんから、絵本「おしえて!ねこばあちゃん」を出版しました。 アマゾンでも取り扱っていますので、よかったら みてくださいね。 ブログ「こぐまのノート」も書いています。

性別 女性
将来の夢 自分の書いた童話を孫に読んで聞かせたいです。
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ばあばとはるくんのやくそく

17/09/01 コンテスト(テーマ):第143回 時空モノガタリ文学賞 【 約束 】 コメント:4件 こぐまじゅんこ 閲覧数:203

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 はるくんは、ばあばといっしょにくらしています。
 ねるときも、いつも、ばあばといっしょです。
 ばあばが、
「はるくん、きょうは、よるの九時にねようよ。やくそくしよう。」
と、小指をだしてきました。
 はるくんが、きょとんとしていると、ばあばは、はるくんの小指をそっとからめて、
「ゆびきりげんまん うそついたら はりせんぼんのーます ゆびきった」
と、うたいました。
「なあに?」
 はるくんが、ふしぎそうにききます。
 ばあばは、にっこりわらいます。
「これは、やくそくするときの歌だよ。」

 六時になりました。
 ばあばとはるくんは、晩ごはんを食べました。
 七時になりました。
 はるくんは、ばあばといっしょにおふろにはいりました。
 八時になりました。
 はるくんと、ばあばは、おふとんにねころがります。
 ばあばが、絵本をよんでくれます。
 はるくんは、うきうきしながら、きいています。
「もう一回!」
 読みおわると、はるくんが、大きな声で言いました。
 なんども絵本を読みました。
 それから、ふとんの上で、ころころころころ、ころがりっこをしました。
 はるくんが、右にころがると、ばあばがおっかけてきます。
 ばあばが、左にころがると、はるくんが、おっかけていきます。

 ころころころころ

 きゃらきゃら きゃらきゃら
 
 笑い声がはじけます。

「はるくん、もうすぐ九時がくるよ。やくそく、おぼえてる?」
 ばあばが、しずかになって、子守唄をうたいだしました。
 けれども、はるくんは、ちっともねむくなりません。
 ばあばは、おきあがって、台所にいきました。
 はるくんは、やくそくの歌をおもいだしました。
「はりせんぼんのーます」
って、なんだかこわいなぁ。

 はるくんは、ちょっとどきどきしてきました。
 ばあばが、コップをもってきます。
「さあ、これをのんで。」
 はるくんは、ぎくっとしました。
(はりせんぼん なのかも)
 おそるおそるコップのなかをみると、ミルクがはいっていました。
「あったかいミルクだよ。これをのんでねんねしようね。」
 ばあばが、やさしくほほえみます。
 はるくんは、ごくごくのみました。
 おなかが、ぽかぽかあったかくなりました。
 はるくんのまぶたが、おもたくなってきます。
 いつのまにか、はるくんは、すやすやねむってしまいました。

 ばあばは、時計をみました。
 ちょうど、九時になったところでした。


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このストーリーに関するコメント

17/09/02 文月めぐ

『ばあばとはるくんのやくそく』拝読いたしました。
ころころと転がっている描写、本当にかわいいです。
「やくそくの歌」は子供の頃、意味は分からなくても怖かったことを思い出しました。

17/09/02 こぐまじゅんこ

文月めぐさま。

コメントありがとうございます!
今日も、ころころころがって、ミルクを飲んで、はるくんは寝ました。
読んでくださって、ありがとうございました。

17/09/03 葵 ひとみ

こぐまじゅんこさま。

おひさしぶりです(^▽^*)
拝読させて頂きました。いつもポカポカとするばあばとはるくん心がホッコリと暖まりました(^▽^*)ありがとうございます(^▽^*)

17/09/03 こぐまじゅんこ

葵 ひとみさま。
コメントありがとうございます!
ホッコリ暖まると言って下さり、うれしいです。
ありがとうございました。

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