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みやさん

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育児論

17/08/13 コンテスト(テーマ):第140回 時空モノガタリ文学賞 【 育児 】 コメント:0件 みや 閲覧数:203

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ー育児を自然界の様々なもので比喩する考察ー

*湖期(まだ産まれる前の胎児の頃)
胎児の身体が小さな羊水で守られている様に、心
も湖の様に深い愛情を持って育てる事が望ましい
。まだ産まれていない胎児だが、胎教と呼ばれ
る言葉がある様に育児は既に始まっている。

*空期(零歳から一歳の頃)
産まれたての赤ちゃんはまるでガラス細工のよう
に壊れやすい。抱っこをしていて誤って落とすな
どという事は絶対にあってはならない。授乳にお
むつ変えと、してあげなくてはならない事が沢山
だが、決してイライラせずに空の様に広い心を持
ち赤ちゃんに接してあげるべきである。

*森期(一歳から三歳の頃)
歩き始めて言葉を覚え始めた乳幼児は少し自我が
芽生え始める。イヤイヤ期とも呼ばれるこの時期
には乳幼児の気持ちを尊重しつつも、してはいけ
ない事、しないといけない事を教える森の様な大
らかな心が必要不可欠である。

*山期(幼稚園児の頃)
初めて幼稚園と呼ばれる社会との繋がりを持ち始
めた幼児は小さな身体と精神で、不安を感じてい
る。心配で幼児同士の世界に口を挟みたくなるが
我が子を信じ山の様な大きな心で幼児を見守るの
が妥当である考えられる。

*海期(小学生の頃)
小学校というますます大きな世界と繋がりを持ち
始める頃には、不安と少しの自信が芽生え始め、
なんでも自分の力でやってみたいと色々な事に興
味を持ち友人も増えて自分の世界を築き始める。
子供自身が悩みを抱えるこの頃は何かあれば両親
がいるという安心感を海の様に壮大な心で与える
事が望ましい。

*風期(中学生の頃)
更に自分の世界を広げ始めるこの時期は、様々な
壁にぶつかり始める。友人関係に学業にと悩みは
尽きないが、両親が敷いたレールに子供を乗せる
のではなく子供自身の自主性を尊重し、反抗期で
道を外れそうになった時にはそっと風の様に優し
く軌道修正してあげなくてはならない。

*華期(高校生の頃)
青春時代と呼ばれる人生で一番多感になるこの時
期は照れ臭さもあり両親とあまり口をきかなくな
る。大人への階段を登り始めた子供に色々な人生
論を説きたくなるが、それは今の子供の心にはま
だ響かない。それを子供が理解するのはまだずっ
と先の事となるので、今はただ華の様にひっそり
と見守る事が賢明である。

*光期(二十代の頃)
若さに溢れ、社会人となった我が子は希望や夢を
胸に抱きキラキラと眩しい程に光り輝いている。
友人や恋人と人生を謳歌し、人生の絶頂と言って
も過言ではないはず。そんな我が子が両親の事を
考えてくれる訳もない。けれど両親は我が子の事
を想う。我が子の眩しい程の輝きに負けないくら
いの光で我が子の人生を照らし続ける。

*星期(三十代の頃)
結婚し子供を授かる我が子も少なくはない。我が
子が親となる…以前の自分と同じ様に子供を育て
る我が子に感慨で胸がいっぱいになる事であろう
。自分の育児は終わった…と安堵と淋しさが押し
寄せる。我が子の家庭が幸せであります様にと願
いながら夜空の星の様に我が子の新しい家族を見
守り続ける事であろう。

ここまでで育児は終了だと思いきや、育児からの解放はまだまだ程遠い。孫の世話に翻弄され、様々な問題に関わっていかなければならない。それをそれぞれ何期と呼べば良いのだろうか?育児は自分が死ぬまで決して終わりを迎える事のない責任の重い仕事なのだからー


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