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こぐまじゅんこさん

詩を書いたり童話を書いたりしている主婦です。 みなさん、よろしくお願いします。 MyISBN−デザインエッグ社さんから、絵本「おしえて!ねこばあちゃん」を出版しました。 アマゾンでも取り扱っていますので、よかったら みてくださいね。 ブログ「こぐまのノート」も書いています。

性別 女性
将来の夢 自分の書いた童話を孫に読んで聞かせたいです。
座右の銘 しあわせはいつも自分の心がきめる

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ちっちゃな空

17/08/10 コンテスト(テーマ):第141回 時空モノガタリ文学賞 【 黒板 】 コメント:0件 こぐまじゅんこ 閲覧数:228

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 ここは、わくわく森。
 木の切り株の上に、みどりいろの板と、白いぼうきれと、ふかふかした四角いものがおいてありました。
 くまさんが、やってきました。
「なんだろう?」
 みどりいろの板をたたいてみます。
 コツコツ音がしただけです。
 白いぼうきれをなめてみました。
 何の味もしません。
 四角いものをおしてみます。
 ゆびが、ぐーっとうもれていきました。
「ふしぎ ふしぎ」
 くまさんは、くびをかしげます。

 そこへ、きつねくんがやってきました。
「これ、何だと思う?」
 くまさんに聞かれて、きつねくんは、みどりいろの板をみました。
「あっ、これ、しってる。一度、人間に化けて村に行ったとき、村の学校にあったよ。この白いぼうきれで、なにかやってたなぁ。」
 きつねくんは、とおい目をして、いっしょうけんめい思い出そうとしています。
 きつねくんは、はっとひらめきました。
 白いぼうきれを、みどりいろの板の上で、左から右に、しゅーっとひっぱりました。

「あっ」
「あれっ」
 きつねくんとくまさんは、顔をみあわせました。
 みどりいろの板に、まっ白いひこうきぐもが、できました。
「この板、ちっちゃな空かもしれない!」
「みどりいろの、ちっちゃな空だ!」
 くまさんときつねくんは、いつまでも黒板に書かれた白い線をながめていました。


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