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梨子田 歩未さん

ショートショート研究会所属。 【ブログ】http://nashida.hatenablog.com/ 【おしらせ】 2015/7 第5回マイナビeBooks作品コンテスト入賞。「姫とさとうしお」が電子書籍にて発売中。

性別 女性
将来の夢
座右の銘

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○○日和

17/05/28 コンテスト(テーマ):第135回 時空モノガタリ文学賞 【 休日 】 コメント:0件 梨子田 歩未 閲覧数:230

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 ここのところ仕事が忙しく、休日出勤していた男にとって、久々に自由にできる休日だった。
 男は二度寝から目を覚まし、ベッドの上でしばらくぼんやりしていた。  
 カーテンの隙間から注ぐあたたかな日差しが気持ちいい。伸びをしてベッドから立ち上がると、カーテンを開けた。
 雲一つない真っ青な快晴に目を細める。
 こんな日は散歩日和だと外に出た。
 
 日差しはあるが、風があるので、汗が出るほどの暑くもなく、心地よい。
 こんな日は洗濯日和だったなと溜めこんだ洗濯を片づけてから家を出ればよかったと男は少し後悔した。
 住宅街を散歩していると、ベランダに干された白い洗濯物が青い空によく映える。
 ひらひらと風にそよぐ洗濯物を見ていると、男は耐えがたい誘惑におそわれた。
 運のいいことに、いや悪いことになのか、周りには誰もいない。
 男はベランダに近づき、手すりに手をかけた。
 
 あとは、家に持って帰るだけだ。
 激しい胸の鼓動を抑えながら歩いていると、お巡りさんに呼び止められた。
「君、止まりなさい。そこの竿竹を持った君」


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